古いVAIOでFedoraを使う
インストールメディアの作成とインストールは公式からUSBメディアを作成すればできそうなので、先に別のOSをインストールするときにやっておくべきクリーンアップについて調べる。
ハードウェア等
- VAIO VJS132
- OS Windows 10 Home
- プロセッサ Intel Core i5-7200U
- RAM 8GB
実施予定手順
1. Dドライブに分割しているドライブをCに統合する
参考:https://qa.elecom.co.jp/faq_detail.html?id=5126
- ディスクマネージャーから統合したいパーティション(今回の場合Dドライブ)を選択
→ [右クリック]>[ボリュームの削除] を実行する。
→ ※休眠PCだったため余計なファイルのバックアップ等は不要。 - [未割り当て]であることを確認し、統合先のドライブ(今回の場合はCドライブ)を選択
→ [右クリック]>[ボリュームの拡張] を実行する - ウィザードに従い、削除した領域の容量を設定してウィザードを完了する。
- Cドライブが[正常]かつ容量が拡張されていれば作業は完了。
2. インストールメディアの作成
参考:How to Install Fedora 40 Using the Fedora Media Writer YouTubeより
-
Fedoraの公式Webサイトのダウンロードページから
Fedora Media Writer
を選択する。 - githubの「FedoraQt/MediaWriter」リリースページに遷移するので(2024/11/19時点)、Windows向けのexeをダウンロードする。
- ダウンロードした
FedoraMediaWriter
をWindows上で実行してWindowsにインストールする。- このインストールはMediaWriterのインストールなのでWindowsにインストールで合っている。
-
Fedora Media Writer
を起動し、「イメージソースを選択する」画面で「ダウンロードが自動的に行われます」を選択して次へ -
Official Editions
かつFedora Workstation
を選択して次へ。 - 書き込みオプションを任意のものに設定し次へ
- ここで、インストールメディアとして使用するUSBドライブを指定する。
3. Liveモードで Fedoraを起動・動作確認し、本体にインストールする
- VAIOが「VAIO」と画面に表示されているタイミングでF2を数回押して起動デバイスを選択する
→ 参考:起動デバイスを変更する | | VAIO 電子マニュアル | ソニー - Live起動したFedoraで最低限(インターネット接続/音声再生等)の動作確認を行う
- Fedora環境上で Disksアプリケーションを起動してWindows用に割り当てられていたパーティションを削除する
- 初回ここを飛ばしていて選択できるパーティションがなくてその先のインストール先選択で進めなくなった。
- 今回はWindowsを完全に削除するため、リカバリ領域等も全て消去した。
- [インストール作業の言語設定]+[地域設定]+[インストール先の選択]を行いインストールを開始する。
以上で再起動し、アカウント名などを決めたらインストール作業は完了。
インストール後にすること
Linuxを普段使いするのは初めてなので、インストール後によくやることを調べる。
日本語で検索してもぱっと新しいブログや記事はヒットしなかった。
日本だとUbuntuとArch Linuxが人気なんかな?って雰囲気を感じるから仕方ないのかも。
なら一通り作った後、この部分は記事にすれば価値はあるかも?
チェック予定
- https://github.com/devangshekhawat/Fedora-40-Post-Install-Guide
- https://itsfoss.com/things-to-do-after-installing-fedora/
- https://fosspost.org/things-to-do-after-installing-fedora
- https://medium.com/@KarolDanisz/things-to-do-after-installing-fedora-39-workstation-cc8eb4090dd1
YouTube
先にツール類をインストールする
Fedoraの環境設定時にハマったポイントなどをFedora上でメモしたり調査したりして作業を行いたかったので、先に使い慣れたツール類をインストールする。
インストールしたアプリ
※基本的にFedora標準の「ソフトウェア」アプリからアプリ名を検索して「インストール」するだけ。
ターミナルからdnf
でインストールしなくても大丈夫だった。
- VSCodium:プログラミング用エディタ
- Obsidian:メモ用エディタ
- Google Chrome:youtube PWA用
- Youtube(PWA) ※ハマり有
- Flatseal:上記ハマり対応でインストール
- Misskey.io(PWA)
- Zenn.dev(PWA)
- Youtube(PWA) ※ハマり有
- Vivaldi:検索用ブラウザ
- Tweaks for GNOME:capslockをctrl化するために使用
- mozc:Google日本語入力 ※ハマり有
- GNOME Extension Manager
- Dash to dock:画面下のDockをマウスが近づいたときに自動でフローティングさせる
- Errands:Todoアプリ
- Neovide:codeより起動の早いプログラミング用エディタとして
別途ターミナルからdnf
でClamAVをインストールした。
ランチャアプリも追々調べる予定ではあるが、基本的にはSuper(Winキー)
→[アプリ名入力] で快適にアプリの起動はできることがわかった。
ツール類インストール時のハマり
Google ChromeでのYoutubeのPWAインストールに失敗する
参考:PWAs: This Flatpak does not have write access to
見出しの通りの問題。
YoutubeはどうしてもGoogle Chromeを使ったほうがPCのファンが静かなのでChromeからYoutubeをPWAインストールしようとした。
しかし、上記参考サイトのように「Flatpakが~/.local/share/applications
と~/.local/share/icons
に書き込み権限がなくてインストールに失敗したからFlatsealなどを使って権限を与えろ(意訳)」とエラーメッセージが表示され、インストールに失敗した。
スレッドの記述を追うと「Flatseal(Flatpakの設定をGUIで表示するアプリ)で設定してもうまく機能しない。ターミナルからflatpak
コマンドを実行してcom.google.Chrome
に権限を付与したらうまく動作する(雑意訳要約)」といった内容だったので、最終的な結論として示されていたコマンドを実行し、Flatsealから設定ができているかを確認した。
Google Chromeにローカルのディレクトリに書き込む権限を与えるFlatpakの設定コマンド
flatpak override --user --filesystem=~/.local/share/applications:create --filesystem=~/.local/share/icons:create com.google.Chrome
上記設定を追記した上で、Google ChromeからYoutubeのPWAアプリインストールを再試行するとエラーなくインストールに成功した。(ただ、Linux版のYoutubeのアイコンは見慣れた赤いやつではないみたい?)
入力ソースをmozc(Google日本語入力)だけにするとJIS配列設定が消える
Fedoraインストール直後の入力ソースには「日本語」と「日本語(Anthy)」というものが設定されており、これがどういった関係にあるか理解していなかった。そこを理解しないままmozcをインストールし、それ以外の「日本語」「日本語(Anthy)」を削除したため、この問題が起こってしまった。
原因は無印の「日本語」入力ソースを削除すると、キーボードレイアウトがUS配列になる仕様(不具合かどうかは判断がつかない)を理解していなかったため。
再度無印の「日本語」を入力ソースに追加すればJIS配列のキーボードで日本語入力ができるようになる。
入力ソースの並び順は特に問題にはならない模様。
VivaldiでPWA化したアプリは「マウスジェスチャが使えない」「キーボードショートカットが使えない」ということが判明したのでChromeのPWAに移行。