GitHub Actions ubuntu-slim で Claude Code Action のコスト削減
ごきげんよう🙋♀️あっきー(@kuronekopunk)です。
2025年10月28日、GitHub Actionsの新しい軽量ランナー ubuntu-slim がパブリックプレビューとして公開されました。このランナーは、従来のubuntu-latestよりも低コストで、軽量な処理に最適化されています。
今回、PRがOpen時に自動レビューのために動かしているClaude Code Actionをubuntu-latestからubuntu-slimに移行し、コストと実行時間にどのような影響があったかを検証しました。
Claude Code Actionの移行
変更内容
Claude Code Actionのワークフローファイルで、ランナーの指定を変更するだけで移行できます。
jobs:
claude-code:
- runs-on: ubuntu-latest
+ runs-on: ubuntu-slim
コスト比較
ubuntu-latestとubuntu-slimの比較
ubuntu-slim は$0.002/分で、ubuntu-latestの$0.008/分と比較して1/4の料金です。
実行時間制限と、メモリが落ちることでの処理時間の増加を考慮すればコスト削減が見込めます。
| 項目 | ubuntu-latest | ubuntu-slim |
|---|---|---|
| ランナー名 | ubuntu-latest |
ubuntu-slim |
| OS | Linux 2-core | Linux 1-core |
| メモリ | 7GB | 5GB |
| ストレージ | 14GB | 14GB |
| 料金(1分あたり) | $0.008 | $0.002 |
| 実行時間制限 | 6時間 | 15分 |
| 実行環境 | VM | コンテナ |
*出典
GitHub Actions runner pricing
Standard GitHub-hosted runners for private repositories
具体的な削減結果
現在PRがOpenになった際にClaude Code Actionでの自動レビューを行っています。
ubuntu-latestを利用していたときは、1分50秒〜2分30秒、ubuntu-slimに置き換えたところ、2分30秒〜3分30秒という結果になりました。
GitHub Actionsは1分ごとの繰り上げで課金されるため、約1分の増加ということになります。
時間は1.5倍ほど長くなりますが、時間単価が1/4になるため最終的なコストは66%削減できたことになります。
まとめ
GitHub Actionsのubuntu-slimランナーを使用することで、大幅なコスト削減ができました。
15分の実行時間制限やメモリの制限があるためタスクは選びますが、基本的にはslimを選択して、実行時間や速度に問題がある場合に最適化していくのが良いと思いました。
実行速度の観点ではレビュー結果をより早くエンジニアが受け取れることも大事になるためこの分のコストを見込んででもlatestや上位モデルを選択する可能性もあると感じています。
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