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GitHub管理のドキュメントをPDF化する

2023/07/01に公開

GitHubで管理しているドキュメント類をPDF化するために、vscode拡張の「Markdown PDF」を使用した際のメモ。

Markdown PDFの特徴

  • vscodeの拡張機能なので、vscodeのエディタ上だけでPDF化が完結。
  • コマンド一つで生成されるので楽。
  • PDF化に関する設定を、.vscode/settings.jsonで管理すればチームで共有しやすい。
  • etc.

基本的な使い方

基本的な使い方は、vscodeの拡張機能のインストールして、.mdファイルに対して実行するだけ。

  1. vscodeの拡張機能から「Markdown PDF」をインストール。
  2. .mdファイル開いて、「Shift + Cmd + P」でコマンドパレットを開く。
  3. 「Markdown PDF: Export (pdf)」を選択すると、PDFが出力される。

【デフォルト設定での出力結果】

各種オプション設定

「拡張機能の設定」から、pdf出力の設定を変更することも可能。
設定がデフォルト値から変更されたものは、.vscode/settings.jsonに記載される。

【headerを無効+footer部分の設定修正での出力結果】

設定できるプロパティは沢山あるので以下に一覧を記載。
各種プロパティの詳細はGitHubのドキュメント参照。

【プロパティ一覧】

Option Description
markdown-pdf.type 出力フォーマットを指定。pdf, html, png, jpegが選択可能。デフォルトはpdf。
markdown-pdf.convertOnSave 保存時に自動変換を有効にするかどうかを指定。デフォルトはfalse。
markdown-pdf.convertOnSaveExclude convertOnSaveオプションの除外ファイル名を指定。
markdown-pdf.outputDirectory 出力ディレクトリを指定。
markdown-pdf.outputDirectoryRelativePathFile markdown-pdf.outputDirectoryで設定した相対パスがファイルからの相対パスとして解釈されるかどうかを指定。デフォルトはfalse。
markdown-pdf.styles markdown-pdfで使用するスタイルシートのパスを指定。
markdown-pdf.stylesRelativePathFile markdown-pdf.stylesで設定した相対パスがファイルからの相対パスとして解釈されるかどうかを指定。デフォルトはfalse。
markdown-pdf.includeDefaultStyles デフォルトのスタイルシートを有効にするかどうかを指定。デフォルトはtrue。
markdown-pdf.highlight Syntax highlightingを有効にするかどうかを指定。デフォルトはtrue。
markdown-pdf.highlightStyle スタイルシートのファイル名を指定。
markdown-pdf.breaks 改行を有効にするかどうかを指定。デフォルトはfalse。
markdown-pdf.emoji 絵文字を有効にするかどうかを指定。デフォルトはtrue。
markdown-pdf.executablePath バンドルされたChromiumの代わりに実行するChromiumまたはChromeのパスを指定。
markdown-pdf.scale ページレンダリングのスケールを指定。デフォルトは1。
markdown-pdf.displayHeaderFooter ヘッダーとフッター表示を有効にするかどうかを指定。デフォルトはtrue。
markdown-pdf.headerTemplate, markdown-pdf.footerTemplate ヘッダーとフッターを出力するためのHTMLテンプレートを指定。
markdown-pdf.printBackground 背景のグラフィックを出力するかどうかを指定。デフォルトはtrue。
markdown-pdf.orientation ページの向きを指定。portrait(縦向き)またはlandscape(横向き)が選択可能。デフォルトはportrait。
markdown-pdf.pageRanges 出力するページ範囲を指定。デフォルトは全ページ。
markdown-pdf.format 用紙のフォーマットを指定。Letter, Legal, Tabloid, Ledger, A0, A1, A2, A3, A4, A5, A6が選択可能。デフォルトはA4。
markdown-pdf.width, markdown-pdf.height 用紙の幅/高さを指定。単位はmm, cm, in, px。
markdown-pdf.margin.top, markdown-pdf.margin.bottom, markdown-pdf.margin.right, markdown-pdf.margin.left 用紙の余白を指定。単位はmm, cm, in, px。
markdown-pdf.quality jpegのみ。イメージの品質を0-100の範囲で指定。
markdown-pdf.clip.x, markdown-pdf.clip.y, markdown-pdf.clip.width, markdown-pdf.clip.height ページの切り抜き領域を指定。
markdown-pdf.omitBackground デフォルトの白い背景ではなく、透過によるスクリーンショットのキャプチャーを有効に。デフォルトはfalse。
markdown-pdf.plantumlOpenMarker, markdown-pdf.plantumlCloseMarker plantumlパーサーの開始/終了区切り文字を指定。デフォルトは@startumlと@enduml。
markdown-pdf.plantumlServer Plantuml serverを指定。デフォルトはhttp://www.plantuml.com/plantuml。
markdown-pdf.markdown-it-include.enable markdown-it-includeを有効に。デフォルトはtrue。
markdown-pdf.mermaidServer mermaid serverを指定。デフォルトはhttps://unpkg.com/mermaid/dist/mermaid.min.js。

PDFのstyle設定

以下の記事のように、cssファイルを読み込んで、全体的なstyleを変えることも可能。
参考:VScodeのMarkdown PDFでGithub StyleのCSSを適用する
【css適用後の出力結果】

プレビュー設定

.mdファイルを作成中は、「Shift + Cmd + P」→「Markdown: Open Preview to the Side」でのプレビュー表示がマスト。
プレビューに関する拡張機能を以下に記載。

  • Markdown Preview Mermaid Support
    Mermaidを使用している場合は、これを入れないとプレビューに図が反映されないので注意。

  • Markdown Preview Github Styling
    プレビュー画面が、Githubのスタイルで表示される。
    【デフォルトのプレビュー画面】

    【拡張機能適用後のプレビュー画面】

Markdown設定

「PDF化とは少し異なる」&「これだけで1記事になる」の内容のため、別途記事参照。
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