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Webの基礎知識 キャッシュ、クッキー、セッション
Web 開発をしていて、よく使う 3 つの仕組みをざっくり概要をまとめました。
キャッシュ(cache)
- ページの表示速度を高速化する仕組み
- 一度アクセスしたウェブページの画像や JS, CSS などのデータを保存して、次回以降同じページにアクセスしたときに再度読み込む必要がなくなり、ページの表示速度が速くなる。
クッキー
-
サイトへアクセスした訪問者ごとにデータを保存する仕組み
-
保存されるデータ
- パスワード
- id
- サイトを訪れた日時
- 訪問回数
- etc...
使用例
- EC サイト
ログインもしていないのに、ショッピングカードに商品を入れたら、カートに中身が残る。 - 広告
別のサイトで検索した内容の広告が表示される。
セッション
- サイトへアクセした訪問者の活動に関連するデータをサーバーへ保存する仕組み
クッキーとセッションの違い
クッキー | セッション | |
---|---|---|
保存内容 | 訪問者の情報 | 訪問者の活動に関連する情報 |
保存先 | ブラウザ | サーバー |
保存形式 | ファイル | メモリー |
保存期間 | 設定した有効期限 | ブラウザと閉じたとき、初期設定 30 分 |
クッキーを使用したセッション管理
- サイトへアクセスすると、セッション ID が生成され、サーバーへ保存される。
- ブラウザにはセッション ID を含むクッキーを保存する。
- 2 回目以降にサイトへアクセスすると、ブラウザに保存しているクッキーのセッション ID をサーバーへ送信する。
- このセッション ID から、サーバーへ保存されているセッション ID を参照して、セッション内容を取り出す。
まとめ
キャッシュは、ページの表示速度を高速化する仕組み。クッキーとセッションが訪問者に関する情報を保存する仕組み。クッキーとセッションはセットで考えると理解しやすいですね。
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