Open2

研究お役立ちまとめ(数式関連編)

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Latex 環境

overleaf

オンラインでtex fileをコンパイルすることができるツール。JournalやConferenceによってはテンプレートがある。ただし、無料版ではコラボレーターの数に制限があるため、複数人での執筆やコメント作業・修正を行うには有料版へのアップグレードが必要。Student Planだと年間89$(大学メールアドレス必須)。
tex commandそのもののドキュメントも充実しており、便利。

https://ja.overleaf.com/learn

MacTeX

Macの場合はMacTeXをインストールすることで、texのコンパイルがローカルで可能になる。brew installが可能なため導入方法は比較的容易だが、最初にインストールする際は時間がかかることがある(場合によっては数時間単位)。
インストール手順例の参考記事

Pages / Keynote

macに最初から入っている文書作成&スライド作成ツールである両者だが、実はデフォルトでtexを打つことができる。ちょっとしたものを作成する際は、これらで作ってpdfにして共有するのが良いかもしれない。
※ ここではwordの数式機能はあまりオススメしない。wordのバージョンによっては数式機能が使えないのと、シンプルに美しくないからである。(手軽ではあるが)

klatexformula

powerpointには数式を記載する機能が存在しない。かといってKeynoteで作成すると他の人と共有しにくい。全部markdownで書いたりするのもだるい。だが、klatexformulaをセットアップしておけばtexで数式部分を作成し、画像として出力することができる。MacTexを事前にインストールしておくことが必要な他、自分でパスを通す必要があるため、相対的に導入難易度は高めかもしれないが結構便利なヤツである。ローカル実行ではなくオンラインで完結するような別ツールもあるが、個人的にはこちらの方が好み。

数式の記法について

正しい数式の書き方に関するレクチャーを受けたことがある人は少ないかもしれない。出身が理工情報系でない場合はなおさらである。
まずは以下のgithub上にあるpdfを読むとよくあるミスを防ぐことができる。

https://github.com/mti-lab/math_writing?tab=readme-ov-file

また、実際に論文を執筆する際に、美しいテーブルやpseudo codeを書きたい時は以下のリンク先にあるスライドたちが非常に参考になる(英語)。

https://non-research-tips.github.io/2024