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2022 ACCELERATE State of DevOps Report

2024/06/29に公開

ソフトウェアデリバリーのパフォーマンス

2019年の調査レポートで示された4つの主要な指標 - Four Keys

  • デプロイ頻度
  • 変更のリードタイム
  • 変更時の障害率
  • サービス復旧時間

Deployment Frequency(デプロイ頻度)

How often an organization successfully releases to production

本番環境へのリリースを成功させる頻度

Lead Time for Changes(変更のリードタイム)

The amount of time it takes a commit to get into production

本番環境へコードが反映されるまでにかかる時間

Time to Restore Service(サービス復旧にかかる時間)

How long it takes an organization to recover from a failure in production

本番環境で障害を発生させたデプロイメントから復元させるのにかかる時間

Change Failure Rate(変更による失敗率)

The percentage of deployments causing a failure in production

本番環境で障害を発生させたデプロイメントの割合

運用パフォーマンス

5つ目の重要な指標として追加された。

  • 信頼

Reliability(信頼性)

SRE - Site Reliability Enginerring

Google社が提唱、実践しているシステム管理とサービス運用の方法論である。サイト信頼性エンジニアリングと訳される。[1]

組織パフォーマンス

組織がパフォーマンスと収益性の目標をどの程度達成しているか。

NISTの定義するクラウドの5つの特性[2]

  • 広範なネットワークアクセス
  • 迅速な拡張性
  • オンデマンドセルフサービス
  • 測定サービス
  • リソースプール

DevOpsのパフォーマンスが高い組織

  • バージョン管理をしている
  • 継続的インテグレーションを実践している
  • 継続的デリバリーを実践している
  • 疎結合アーキテクチャベースのシステムである

継続的インテグレーション(CI、Continuous Integration)

メインブランチにコードをマージすること。コードをメインにマージして自動で単体テストを行うことで早期にバグが発見できる。

継続的デリバリー(CD、Continuous Delivery)

継続的インテグレーションを拡張し、いつでも本番にリリースできる状態にすること。テスト環境やステージング環境までリリースし、統合テストなどを行い、本番環境へリリースできる状態にする。本番環境へのリリースまでは行わない。自動で本番環境へリリースまで行うのは継続的デプロイとなる。

引用

DORA 2022 度版 State of DevOps Report

Google re:Work - チーム

エリート DevOps チームであることを Four Keys プロジェクトで確認する | Google Cloud 公式ブログ

質とスピード(2022春版、質疑応答用資料付き) / Quality and Speed 2022 Spring Edition - Speaker Deck

Four Keys 〜自分たちの開発レベルを定量化してイケてる DevOps チームになろう〜

脚注
  1. https://ja.wikipedia.org/wiki/サイトリライアビリティエンジニアリング ↩︎

  2. https://csrc.nist.gov/publications/detail/sp/800-145/final ↩︎

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