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Blazor WASMをRaspberry PiでWebアプリとして動作することを確認
はじめに
前回の記事でBlazor Web Appを試しましたが、ついでにBlazor WASM(WebAssembly)プロジェクトを発行し、Raspberry PiのWWWフォルダに静的サイトとして動作できるかどうかを確認しました。
開発環境
この記事で使用した開発環境は以下の通りです。
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Raspberry Pi
- Raspberry Pi 4 Model B (4GB RAM)
- OS: Ubuntu Server 24.10(64-bit)
- nginx/1.26.0 (Ubuntu)
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開発PC
- OS: Windows 11 Pro
- 開発ツール: Visual Studio 2022 (Windows)
- .NET SDK: .NET 8.0
プロジェクトの作成
Visual StudioでBlazor WebAssemblyスタンドアロンアプリプロジェクトを作成します。
発行設定
発行の仕方はBlazor Web Appと同じです。
Raspberry Piへ転送
発行されたファイルをRaspberry Piに転送します。以下のコマンドをWindowsターミナルやPowerShellで実行してください。
nginxのhtmlフォルダに権限があるので、一旦HOMEにコピーします。
scp -prC ./wwwroot lmjs@raspberrypi.local:~/
続いて、sshでRaspberry Piにログインし、nginxのhtmlフォルダーにコピーします。
sudo cp .wwwroot/* /var/www/html/
Nginxの設定
静的サイトを表示するため、Nginxは初期設定でOKです。
アプリケーションの起動
静的サイトなので必要ありません。
ブラウザで動作確認
ブラウザでhttp://<Raspberry PiのIPアドレスまたはホスト名>
にアクセスし、アプリケーションが表示されることを確認します。
まとめ
Blazor WASM (WebAssembly) をRaspberry Piで表示できることが確認できました。Blazor WASMは静的サイトとして動作するため、nginxに任せるだけでアプリの起動が不要です。また、サーバーやAPIと通信しなければ、簡単にサイトを作成することができます。これにより、低コストで手軽にWebアプリケーションを運用することが可能です。
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