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プロダクトのデータ分析から推薦アルゴリズム・APIの実装までを完遂。トラストハブのサマーインターン第2期生にインタビュー

2024/08/26に公開

この記事は、2024年度 トラストハブ サマーインターンシップ 機械学習コースに参加した Q.Q. さんの体験をインタビューしたものです。

まずは自己紹介をお願いします。

早稲田大学大学院 基幹理工研究科 情報理工・情報通信専攻に所属している Q.Q. と申します。出身は中国で、日本に来て6年目になります。普段は大学院に所属しながら、別の企業と生成AI関連の共同研究をしています。最近取り組んでいるテーマはファッション画像の自動生成に関する研究です。

これまでのプログラミング経験としては、主に大学の授業でプログラミングの基礎を学びました。C言語、Java、Python などの基本的なプログラミング言語を学び、研究では主に Python の、特に PyTorch などの機械学習に関連するライブラリを使用しています。

トラストハブのサマーインターンシップに参加した経緯について教えてください。

自分は留学生で日本の就職についてあまり詳しくなかったのですが、「魔法のスプレッドシート」というエンジニア向けのインターン情報をまとめたスプレッドシートが Web で公開されていて、それを活用してインターンを探していました。その中でトラストハブのインターンを見つけたのですが、まず最初に3週間で40万円という高待遇に惹かれて、会社に興味を持ちました。

その後、トラストハブのホームページを見て、ポケモンカードの販売やオリパというガチャサービスなど、ユニークなサービスを提供している点に興味を持ちました。自分はポケモンカードの経験はあまりないものの、このような特徴的なサービスを提供する会社にすごい興味を持ち、チャレンジの気持ちでサマーインターンシップへの応募を決意しました。

インターンシップでは、どのような業務に取り組みましたか?

インターンシップでは、Clove オリパ における商品(オリパ)の並び順最適化に取り組みました。まず、FastAPI の基本事項を学び、バックエンドの一部機能を開発しました。次に、SQL を使用して実際のデータを分析し、既存ユーザーと新規ユーザーのそれぞれで商品の購入傾向に違いがあるかどうかを統計的に調べました。すると、ある特徴量の違いで行動パターンに変化が出ることが分かったので、その特徴量を活用した並び順アルゴリズムを考案し、新旧実装の効果を比較するための A/B テスト計画書を作成しました。また、考案したソートアルゴリズムはバックエンドの方で実際に実装しました。

この過程で、実際のデータに基づいてアルゴリズムを考案することの重要性を学びました。最新で複雑なアルゴリズムではなく、実際のデータに最適化されたアルゴリズムを選択することの大切さを実感しました。

インターンシップ中に感じたこと、得た経験を教えてください。

まず、大学での学びとは異なる実践的な開発経験を積むことができました。実際のユーザーに影響を与える開発の責任感を感じながら、実務スキルを獲得しました。次に、チーム開発の重要性を学びました。GitHub を使用したプルリクエストとコードレビューの経験は、初めは複雑に感じましたが、コードの品質を保つためには非常に大事なことなのだと実感しました。また、メンターからの適切なサポートや質問しやすい環境など、充実したサポート体制のおかげで効率的に業務が進められました。さらに、会社の雰囲気がオープンで自由であり、社員との協働を通じて多くの学びの機会を得られたことも大きな収穫でした。

サマーインターンがキャリア設計にどう影響しましたか?

このインターンシップ経験を通じて、実際のサービス開発に携わることの魅力を強く感じました。自分の考案したアルゴリズムや変更したプログラムが、直接ユーザーやサービスに影響を与えるという実感は、大きなやりがいにつながりました。

将来のキャリアについてはまだ迷っている段階ですが、もし就職する場合は、今回のような実サービスに密接に関わる開発業務に携わりたいと考えるようになりました。ユーザーや実際の社会に直接的な影響を与えられる仕事にやりがいを感じられることが分かったのは大きかったです。

最後に

トラストハブのインターンシップは、わずか3週間という短い期間でしたが、毎日新しいことを学び、自分の成長を実感できる非常に濃密な経験でした。現役エンジニアと共に働くことで、プログラミングスキルだけでなく、実務での考え方も大きく向上しました。

将来エンジニアを目指している方々には、ぜひこの機会を通じて実際の開発現場の雰囲気を体験し、キャリアに活かせる貴重な経験を積んでほしいと思います。トラストハブのインターンシップは、技術力の向上はもちろん、エンジニアとしての将来を具体的にイメージする絶好の機会になるはずです。

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