自分で自分を過度に追い込んでしまうエンジニアに読んでほしい「反応しない練習」をまとめてみた
はじめに
TRUSTARTでエンジニアをしているふみです!2024年12月入社なので入社して約半年になります。
簡単に私の自己紹介をさせていただきます!
- 2017年~2018年11月まで法人営業
- 2018年12月~2022年3月まで音楽制作会社にて勤務
- 2022年4月よりエンジニア
弊社のエンジニアにはエンジニア一筋の人が多い中で、私は複数職種を経験してきました。まだまだ成長しなければいけないと感じる日々です。
今回はエンジニアとして業務に取り組む上で、マインド面で苦しんでいた自分を救ってくれた本「反応しない練習」を紹介します!
反応しない練習とは?
簡単にいうと、草薙龍瞬さんという方が、仏教の考えを元に現代社会で悩める人たちに向けた本です。
オリラジのあっちゃんも要約動画を上げています。この本のターゲット
- 自分で自分を追い込んでしまう人
- 必要以上に脳が疲れてしまっていると思っている人
- 他人の目を気にしすぎてしまう人
読もうと思ったキッカケ
自分で自分を追い込んでおり、このマインドでは長続きしないと感じた為です😓
前提として、当社でのシステム開発チームはとても働きやすい環境です!(気軽に相談できる環境も整っており、この本を読む必要もないくらい)
ただ私は入社して間も無かったこともあり、「できると思われないと」「失望されたらどうしよう」といった不安が大きく、環境を活かせていないと思いました。先程も述べましたが、このマインドでは長く持たないと思い色々漁って出会ったのがこの本でした。
特に印象に残ったフレーズ
「人生には悩み・問題がつきものなのだ」という現実を、最初に受け入れてしまう
この言葉を聞いた時、漠然と浮き上がる不安が嘘のように、心がスッと落ち着くような感覚になりました。シチュエーションは異なりますが、タスクが多い時に箇条書きにすると、気持ち的に楽になるのと同じですね。
まずは問題を受け入れる(認識する)->じゃあどう解決するかという思考に一歩進めることになります。
私はこの言葉で、エンジニアとして実力不足な自分を受け入れることが出来た気がします。受け入れたことで、変な焦りがなくなり落ち着いて業務にも取り組めるようになりました。
「わたしには悩みがある。未解決の問題がある」と、はっきり自覚します。「でも、きっと解決できる」と考えます。
この本で一番好きなフレーズです。「でも、きっと解決できる」というのが、楽観的で好きです笑
エンジニアは常に正解がない職業だと思っており、私自身はそれが楽しさでもありプレッシャーでもあると思います。
加えて、今は昔と比べ物にならないくらいAIで便利になりました。エンジニアはそれを味方につけつつ、「解決できない問題はない、きっとうまくいくさ」くらいのマインドで取り組むのが良いと思いました。
未知のタスクに取り掛かるときこそ、出来ないではなく出来る前提で取り組もうと改めて思いました。
妄想という「脳のデタラメ」を真に受けない
ここでいう妄想とは、仕事でいうと「職場でどう評価されているのか」「嫌われたのではないだろうか」「今回の件で信用を失ってしまったのではないだろうか」みたいなものです。
私自身、入社後暫くはこの考えがありました。結果的に、脳が必要以上に疲れてパフォーマンスが落ちていました。
これに対する具体的なアクションプランがあったので一部抜粋です!
- 目を閉じる
- 何かに触れれば反応してしまう。雑念を溜めないために外を見ない
- 目を閉じたまま、「心の状態」を見る
- 今感じている不安・ストレス等全てを認める
- 何分でも良いから、時間を決めて行う
- 目をパッチリ開いて、目の前の作業に取り組む
- 勢いをつけて無心でやることが大事
(ちなみにこれはブッダが教える〝八正道〟の日常生活版らしいです)
- 勢いをつけて無心でやることが大事
試しにやってみたらかなり効果がありました。目を開いた時に妄想が全て消え去るようなイメージです。
集中して行わないといけない実装の前などは、これをやるようにしています。
「自分を否定しない」どんなときも。
できるできないが目に見えてわかる瞬間ってあると思います。
エンジニアは基本はPCと向き合う業務なので、仮に負のループにハマったら抜け出しにくい印象です。
(※私の営業職の経験談としては、外回りもあったので無意識にリセットされる感覚がありました)
自己否定をすると負のループに入ってしまうのでメリットがないです。こちらもアクションプランがあったので一部抜粋です!
- 一歩、一歩と外を歩く
- 五感で全てを感じ取る
- 閉ざされた心に、新鮮な空気を取り込む
- 景色を見渡す
- 自己否定という「一点だけ」を見つめている自分を解放させる
- わたしはわたしを肯定する
- 世の中でいうポジティブシンキングとは違う。これは理想と現実の乖離が大きくなると効かなくなってしまう
- 良いときも悪いときも肯定する=受け入れる
「実装で行き詰まったら、散歩や気分転換をすると良い」というのは、紐解いていくとこういう理由があるからなのだと思いました。
「自分の役割は他にある」という可能性
もし、かつて自分が目指した成功や勝利を手にしている人を見かけたら、「よく頑張ったんだな」と認めてあげましょう。
誰かに劣っていると自覚した時、それは苦しみになるものだ
私自身TRUSTARTに入社してからは、先輩エンジニアと比較し実装・設計での実力差を痛感したり、年下なのに頭の回転が早いメンバーがいたりなど、他人と比較しては自信を無くすという機会が多かったです。ですがこの言葉を見て、心が救われた気持ちになりました。
まずは他人を称える。その後、自分だからこそ出来る役割を探し、そこで貢献しようという気持ちになりました。
実際、エンジニアにも様々なロールがあります。
私自身、今後どうなりたいか明確なものはありませんが、他人と比較して落ち込むのではなく、違う場所で輝くという考えを元に成長していければと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
読んだ感想としては、誰しもが悩む点を具体的にどうすれば良いかまで言語化されているのでとても読みやすく腑に落ちる言葉が多かったです。
個人的なイメージとしては、エンジニアは特に競争(成長)が重要視される雰囲気があると思います。それが故に、人と比べて落ち込んでしまう場面も多いのではないでしょうか。
そんな方の考えが少しでも変わるきっかけになれば幸いです!
最後に
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