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【Power Automate】Teamsの特定スレッドに毎月リマインド通知を投稿するフローを作ってみました
はじめに
毎月月末に行うべき申請を忘れてしまうことが何度かあり、Power Automateを使って申請リマインドを仕組み化しましたので、その方法をご共有します。
teamsで無駄にスレッドを増やさないよう、特定のスレッドに返信する形でリマインドを投稿する方法を今回は採用しています。
さらに、teamsで作成したタグを活用してメンションが届くようにしてみました。
1. トリガーの設定
- Power Automateにアクセスし、「作成」から「スケジュール済みクラウド フロー」を選択します。
- 繰り返し設定で以下のように指定します
- フロー名:任意
- 開始日:任意の日付を指定
- 時間:通知したい時間
- 繰り返し間隔:1カ月
その後、右下の「作成」をクリックして毎月末に実行するフローが作成されます。
2. Teamsのタグ情報取得
- フロー内の「+」を押して、「Microsoft Teams – タグの @mention トークンを取得する」 を選択します。
- フロー内にアクションが追加されるので、タグ情報の取得先を指定します。
3. Teamsへのメッセージ投稿設定
- 先と同様に新しいアクションを追加していきます。「Microsoft Teams – チャネル内のメッセージで応答する」 を選択します。
- 設定すべきパラメータは以下の通りです:
- Post as(投稿者):今回は「Flow bot」を選択(「ユーザー」を選択しても構いません)
- Post in(投稿先):「チャネル」を選択
- メッセージID:下記注意点を参照
- チーム:メッセージ投稿先のチームを選択
- チャネル:メッセージ投稿先のチャネルを選択
特定スレッドに投稿する場合の注意点
対象のスレッド(親メッセージ)のIDが必要です。
Teamsから親スレッドのメッセージリンクを取得し、その中の MessageId(リンクの「MessageId=」の後の数字の部分) をコピペしてください。
4. 投稿内容のカスタマイズ
メッセージ欄右側の⚡マークをクリックすると、タグ情報(「2. Teamsのタグ情報取得」の項目で取得したもの)が表示されるので、それを選択することでメッセージ内にタグを挿入できます。
また、メッセージ内の任意の文字にリンクを挿入することもできるので、SharePointに保存しているExcelのリンクなどに遷移させることも可能です。
ここまで作ったPowerAutomateフローを実行してみると、問題なく投稿がされました!
まとめ
以上Power AutomateでTeamsの特定スレッドにリマインド通知を投稿するフローの作成方法でした。
Microsoft365ライセンスを会社で契約していれば、PowerAutomateは追加費用なしで使えるので、みなさんもぜひ実践してみてください!