Sigma × PODB :恵比寿新店マップをSigmaで可視化 〜PODB飲食店データ活用事例〜
はじめに
街を歩いていて「こんなところに新しいお店が!」と気づくことありませんか?店舗の出退店が直接ビジネスチャンスにつながる業態の方も多くいると思います。
特に飲食店の入れ替わりは激しく、キャッチアップするのも一苦労。
そこで今回は、Snowflake上で弊社 truestarが公開している 「PODB」飲食店データを利用して、 BIツールの Sigma (Sigma Computing)で「恵比寿の新店マップ」を作成してみようと思います。
今回の記事でも利用していますが、記事公開の本日2025年9月1日 弊社 truestarが公開するクリーニング済みオープンデータサービス、Prepper Open Data Bank(PODB)はより細かい粒度・詳細なデータを提供する有償版「PODB Plus」を新たにリリースいたしました。
ご興味のあるかたは是非弊社までお問い合わせください
PODBとは?
PODB(Point of Dining Business)は、オープンデータや有料データを誰もがすぐ分析に活用できる形で提供したデータベースです。
今回はそのうち全国飲食店データを利用します。
- 高鮮度データ:最新の店舗情報
- 多様な属性:住所、業態、電話番号、オープン日など詳細な項目を収録
- Snowflakeで配信:即時クエリ可能、分析やアプリ連携に最適
公式サイト:https://snowflake.re-view.jp/
参考プレスリリース:PR TIMESの記事はこちら
PODB Plus:より精細なデータのご紹介はこちら
可視化の目的
今回は、PODBを使ってこんな課題にアプローチしました。
- 直近オープンした店舗を素早く把握したい
- ジャンルや立地で絞り込み、営業活動やマーケティングに活かしたい
- 地図ベースで直感的に見られる形にしたい
Sigmaで可視化するための大きな手順
Sigma上の操作は大きく以下の4つのポイント。画面上で完結するのはもちろんですが、
Sigmaの特徴でもある表形式で実際のデータを見ながら作れるので、「どんなデータがあるのかな?」という試行錯誤の過程がとても考えやすい印象がありました。
-
データ準備
Snowflakeに公開されているPODBスキーマから、恵比寿エリアの店舗データを抽出します。
オープン日の日付をフィルターし「過去3か月以内」にオープンした店舗に限定。 -
ジャンル分類
業態カラムを使い、バー、カフェ、居酒屋、ラーメンなどに色分け。 -
地図表示
Sigmaの地図機能を利用して、データにある緯度経度をそのままプロット。ただそれだけ -
インタラクティブフィルター
ジャンルや店舗名、画面上で絞り込みたいフィルターを画面上に設置。
出来上がったマップ
ポイント
- カラーポイントで業態別に識別可能
- クリックで住所・電話番号・建物名など詳細表示
- 下部テーブルで全店舗リストも確認可能
活用の広がり
店舗データを使って、以下のようなビジネスへの転用も可能ですよね
- 営業活動:新規出店に合わせた商品・サービス提案
- 市場調査:競合店舗やトレンド業態の分析
- マーケティング:出店エリアの人流や周辺施設との組み合わせ分析
まとめ
PODBの飲食店データとSigmaを組み合わせることで、
「最新の街の変化」を即座に把握できるダッシュボードが作れました。
データの鮮度・粒度・使いやすさの3拍子が揃っているので、
飲食業界はもちろん、マーケティング、立地選定、営業戦略など幅広い領域での活用が見込めます。
📌 全国飲食店データに興味がある方へ
詳細は公式サイトをご覧ください。
またtruestarではデータを利活用するためのコンサルティングも承っていますので、お気軽にお問い合わせください。