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GitHub Copilot ブラウザ版が便利だと気が付いた
はじめに
私は約 1 年前から GitHub Copilot を利用していますが、当初はブラウザ版に「Web検索機能がなく制約が多いので実用性に乏しい」と感じていました。
そのためこれまで
- ブラウザでの AI チャットには
ChatGPT
- コーディングにはエディター内の
GitHub Copilot
と使い分けてきました。
ところが最近、エディター内チャットが使えない環境で作業する機会があったため、試しにブラウザ版 GitHub Copilot を使ってみたところ、予想以上に便利だと気づきました。
アクセス方法
以下の URL から Copilot ブラウザ版にアクセスできます。
エディター版と同じように、複数のモデルが選択可能です。
・ブラウザ版で選べるモデル
・VSCode で選べるモデル
設定の確認
GitHub Copilot で Web 検索機能や最新モデルへのアクセスを利用するには、設定ページで該当オプションを Enabled
に切り替える必要があります。
使い勝手
以下は、ChatGPT ブラウザ版との比較に基づく個人的な感想です。
良い点
- メール添削や記事要約など、コーディング以外の用途にも対応可能
- 複数の最新モデルを選択でき、アイデア出しで多彩な提案を得られる
- Claude 3.7 Sonnet Thinking といった高性能モデルをブラウザ上で利用可能
- わざわざ VSCode を起動せずにすぐにアクセスでき、手軽に使える
微妙な点
- Web 検索機能はモデルによって記事取得精度にばらつきがあり、使い勝手にクセを感じる
- 画像以外のファイル(コード、Excel、PDFなど)は直接添付できず、GitHub リポジトリ経由での共有が必要で手間がかかる
- UI/UX 面で未対応の機能
- チャット履歴のグルーピング
- チャット履歴のワード検索
- 一時チャット(履歴を残さないモード)
- メモリ機能(過去のやり取りを記憶)
- 画像生成や Deep Research のような独自機能も搭載されていない
以上の点から、ChatGPT ブラウザ版と比べるとチャット履歴周りの利便性に一歩及ばない印象です。
UI/UX 面で未対応の機能
で挙げた要素が実装されれば、より使いやすくなるのに...と感じました。
おわりに
ChatGPT の方がブラウザ版としての完成度は高いですが、GitHub Copilot は Claude、Gemini といった多様なモデルを使えるのがとても良いです。
多少の荒に目をつむれば、GitHub Copilot ブラウザ版は実用に足ると思いました。
GitHub Copilot = エディター専用 という考えをお持ちの方は、一度ブラウザ版を試してみてはいかがでしょうか。
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