iPadで開発をしようとして断念した
はじめに
最近、MacBook Pro Mid 2019のバッテリーが限界を迎えてきたので、新しいPC買わないといけないのか・・・と葛藤していました。
そこで、持っているiPadで開発ができれば、新しいPCを買う必要はないのではと思い立ち、試してみました。
iPadでの開発いい感じです!という記事を書きたかったですが、想定外のところでうまくいきませんでした。
環境
断念していますが一応その時の環境はこちらです。
iPad:iPad Air 第4世代(iPadOS 18.1.1、この時の最新)
開発環境:Github Codespaces(VSCodeのインターフェースをブラウザで利用できる)
キーボード:自作分割キーボード(USB-Cケーブルで接続)
料金
結論としては、今回使った分は無料でした(30分ほどしか使っていませんが)。
Codespacesでは、開発環境のスペックを2コア〜32コアまで5種類から選ぶことができます。
その コア数 x 使った時間 x 単価
で料金が決まる仕組みとなっていますが、一定時間までは無料枠がありました。
その無料枠がGithub Freeプランだと120コア時間/月で、コア時間というのが コア数 x 使った時間
の部分です。
2コアでは60時間まで使えることになります。
詳しくは公式サイトに記載されています。
いざ利用開始
Githubリポジトリの Code
ボタンにCodespacesのメニューがあり、既存リポジトリで簡単に始めることができました。
本当にVSCodeそのもので、快適に開発ができそうだと興奮しました。(今は昔)
問題点1
ソースコードを開いてすぐ、気づいた部分がありました。
マウスかトラックパッドを接続していないと、ソースコード上のエラーメッセージを表示できない。
通常カーソルホバーで表示できる、この赤線のエラーです。
(以下の画像は yarn install
していない段階で、根本的なエラーが出てます)
長押ししてみたり色々試しましたが無理そうでした。
トラックパッドを接続するともちろん確認することができましたが、荷物がひとつ増えてしまうなあと思っていました。
問題点2
これもハード的な問題ですが、ソースコード上でキーボードが反応しない時がありました。
何のキーを押しても反応せず、試しにChromeのURLバーで試したところ普通に入力されました。
他のアプリではキーボードが問題なく使えていたので、たまに反応しなくなるというCodespaces側の不具合なのか。
問題点3
断念の決定打はこれでした。
コードやターミナルにカーソルを当てると、画面最下部にグレーのバーが表示されました。
ターミナルで入力行がウィンドウ最下部にある場合、そこがバーで覆われて見えず。
バー上には非表示するためのボタンもなく、同じようなことで困っている方のコメントを探してみたり、OSの設定でそれらしき項目をOFFにしてみたりもしましたが、消すことはできませんでした。
入力部が見えなくても、想像で入力することはできますが・・・
なんか嫌だと思い、ここで断念してしまいました。
おわりに
iPadサイズで開発ができたらと5年くらい夢見ていましたが、まだ夢は叶いませんでした。
そもそも、無料では月60時間しか利用できないので、完全にノートPCに置き換えて使うには足りないという問題点もありました。持ち歩く時だけ使うにはよさそうです。
チャレンジしようとされている方に事前に参考になれば幸いです。
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