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母平均の信頼区間

2023/10/12に公開

母平均の信頼区間

一般的に信頼区間を求める場合、中心極限定理を使って求めます。母分散は既知とします。

中心極限定理
平均 μ\mu , 分散 σ2\sigma^2 に従う母集団からn個の標本を抽出した時、

標本平均をxˉ=i=1nxi\bar x = \sum_{i=1}^n x_iとすると

xˉ˙N(μ,σ2/n) \bar x \hspace{5pt}\dot{\sim}\hspace{5pt} N(\mu , \sigma^2/n)

つまり、nが十分大きければ、標本平均は母平均に収束します。

この性質を使って標準化すると

1.96xˉμσ2/n1.96 -1.96 \le \frac{\bar x - \mu }{\sqrt{\sigma^2/n}} \le 1.96

母平均 μ\mu の95%信頼区間は次のように求められる。

xˉ1.96σ2nμxˉ+1.96σ2n \bar x -1.96 \sqrt{\frac{\sigma^2}{n}} \le \mu \le \bar x + 1.96 \sqrt{\frac{\sigma^2}{n}}

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