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数学専攻のChatGPT4の使い方

2023/11/11に公開

はじめに

これから紹介する方法はChatGPTに課金しないと使えないです。
使いたい方はまず課金しましょう。月20ドルで使えるので安いです。

TeXに一瞬で変換する

数学科の方なら、texを使う機会も多いのではないでしょうか?
これが最も数学専攻として応用すべきところだと思っています。
というのもGPT4では画像を認識できるようになりました。そのため、数式の画像を貼り付けて「texに直して」というだけでその画像のTeX形式のものが出力されます。

つまり使う応用例として

  • 手書きの数式が書かれたレポートとTeXになおしてPDFのレポートとして提出できる。

出力はこんな感じです。

\mathcal{X}_i \sim \mathcal{N}(0, 1) \quad (i = 1, \ldots, n)
y = \mathbf{x}\beta + \varepsilon, \quad \varepsilon \sim \mathcal{N}(0, 1)

若干精度が悪いですがまあ自分でTexで書くよりは楽です。

  • 数式をコピーしたい時に普通だとうまくコピーできないので画像からTeXに直してつかう。

出力はこんな感じです。
x \sim \mathcal{N}_d(0, I_d) とする。d \to \infty のとき、次が成り立つ。

\| x \| = \sqrt{d} + O_p(1) \tag{1}

これも僅かに認識できていない部分がありますが、ちょっと修正するくらいのレベルです。

数学の英語の論文を一瞬で翻訳できる

これは大学院生向けの使い方かもしれませんが、数式が入っている場合コピーがうまくいかないためコピーして翻訳機にかけるのが難しいです。しかし、GPT4を使えば画像のまま渡して翻訳してもらうことができます。論文読むのがマジで楽になりました。
違う翻訳のさせかたとして、TeXに変換してから翻訳でもいいと思います。

最後に

数学科の人は割と紙とペンというイメージが強いですが、数学もPC上でできる時代が来ています。数学科の人はめんどくさがりやが多いと思うので課金して楽しちゃいましょう。

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