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UnityでつくったAndroidアプリを、Google Playの16KBページサイズ対応にしてアップデートしました

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Google Play から「16KB 対応してください」というメールが届きました。
色々と調べながら無事アップデートできました。
この記事では、実際にやったこと(Unity バージョン確認 → Burst 更新 → エラー解消 → リリース)をまとめています。

背景

2025年8月、Google Play Supportからこのようなメールが届きました。

「Google Play の 16 KB ページサイズ要件の影響を受けるアプリがあります
Google Play では、Android の最新バージョンでアプリが正しく動作するように、Android 15 以降を対象とするすべてのアプリで 16 KB メモリのページサイズをサポートすることを義務付けています。
2025/11/01 より、16 KB メモリのページサイズをサポートしていないアプリのアップデートについてはリリースできなくなります。」

以下は、16KBに対応してアップデートするまでの記録になります。


対応方法

1. Unityバージョン確認

まずは Unity 本体のバージョンを確認します。
16KB ページサイズ対応は Unity 2022 LTS / 2023 LTS / Unity 6 以降で公式にサポートされているため、古い 2021 系などでは対応が不十分な場合があるとのこと。
可能であれば最新の LTS または Unity 6.x を利用するのが安全なようです。
今回のアプリは2022.3.60f1で開発していました。このバージョンは問題ないみたいです。

2. Burst パッケージを最新版へ更新

Unity がビルド時に生成する lib_burst_generated.so が 16KB ページサイズに対応していないことが今回のメールの原因だったようです。
これを解決するには、Burst パッケージを 1.8.24 以降に更新する必要があります。

Burst更新手順

  1. Unity メニューから Window > Package Manager を開く
  2. Burst を選択
  3. Version History を選択
  4. 1.8.24 以降(執筆時点の最新)を選択しUpdate
  5. Unity を再起動

3. エラー対応(発生したもの)

これでビルドしたらエラーが出ました。
Burstの古いキャッシュが原因のようです。

対処法

  1. Unity のメニューから
    Jobs > Burst > Reset Native Code Cache を実行
    (古い Burst のキャッシュを削除)

  2. 続けて
    Jobs > Burst > Rebuild All を実行
    (新しい Burst で再コンパイル)

これでエラーは消えました!


4. リリース準備

ユーザー向けには内部的な変更なので、リリースノートは「安定性と互換性を改善」としました。


まとめ

  • Google Play での 16KB 要件は、Burst 更新で対応できた

✍️ Unity✖️Android アプリ開発者の方で同じような事例に遭遇したら、ぜひ参考にしてみてください!

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