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未踏ジュニアの振り返り

2023/12/14に公開

今年未踏ジュニアでプロジェクト「Stask」で採択された丹下稔大です。
今日は2023年12月14日、未踏ジュニアアドベントカレンダーの14日目の記事となります。一昨日は安川さんの未踏ジュニアのプロジェクト検索ページ ( https://jr.mitou.org/search ) などで使われている JSON データが壊れたら、自動で検知してイイ感じにレポートしてくれるテストを書きました (GitHub - mitou/jr.mitou.org#158 )でした。

今年は約半年間未踏ジュニア採択者としてプロジェクトを進めて修了したのでこの記事では未踏ジュニアの振り返りをしていきたいと思います。

What is 未踏ジュニア

https://www.youtube.com/watch?v=Eu42E-FXBME&t=22s
さまざまな分野での「〇〇をしたい」をサポートしてくれるプログラムです。
ウェブサイトに掲載されているような支援の上で自分と似たような分野で活躍している同期やOBの方々とも深く関わることができます(本当にコミュニティが親密で楽しい空間となっています)。

Staskとは?

Staskは多くの宿題が科されながらも、それらの管理をうまくできていない学生を対象とした課題管理アプリです。宿題を管理できない人でもどの課題から始めれば良いかすぐわかる見た目になっているため課題を始めるハードルが低くなっている上、同じ課題を学校から課されている友達と課題の進捗を競争することで課題に早めのうちから取り組みやすくなっています。

こんな感じのアプリです!
実際にこちらから使うことができるので学校の友達とかを誘って使ってみてください😎

未踏ジュニア期間について

未踏ジュニア期間中では以下のようなロードマップ(開発 + 宿題の多く出るタイミングでのユーザーテストを繰り返す)で開発を行なっていて、これを時系列順に追って話そうと思います。成果報告会と被る内容も幾つかあるかもしれませんがお許しください。

また、Stask自体は未踏ジュニア期間以前から開発していたのですが、その期間に関しては割愛させていただきます。

6月 (開発)

採択されて初めてメンターや同期の方々と対面する「ブースト合宿」に参加してました。

また、この時のStaskの機能は以上のようになっており、ユーザーテストを行いながらもメインとしては「今後追加していく機能」を1つずつ追加していく、というような思いで開発を行なっていました。
そして、7月には1学期期末のユーザーテストも控えていたためそれに向けてグループ機能を主に開発を行い(、ユーザーテストの10日前にギリギリ完成させ)ました。

7・8月 (1学期期末考査ユーザーテスト & たくさん開発 & 夏休みユーザーテスト)

そしてドキドキのユーザーテストを行いました!!
ユーザーテストをするのは人生で初めてで結構手探りな形だった上、(プロジェクトの特性上仕方ないですが)テスト期間と丸かぶりしていたので問題が起きてもすぐに直せない状況で相当難航しましたが、無事終えることができました。
そして、ユーザーテストの結果を集計して継続的に使用したユーザー数を見てみると、、、「8人中1人」!!!
自分の中では同じような課題を多く出されている人ならみんな欲しがるだろう、というレベルで思っていたのでなかなか衝撃的な結果でした、、
そこで改めてユーザーテストの結果を見てみるとStaskを使用するユーザーと使用しないユーザーの中で多くの違いがあることがわかり、そのことを踏まえて改めて方向性を決め直し、アプリの作り直しから機能の削減まで行いました。
他にもユーザーテストでより多くの情報を得られるようにGoogle Analyticsを設定し、ユーザーの動きを取得できるようにするなどの改善も加えました。
そして夏休みでのユーザーテストを夏休み最後の1週間で行いました。
その結果「8人中3人」と使用したユーザー数も増えた上前回に比べてより多くの人に使ってもらえた上、1学期期末のユーザーテストに比べて使用率はとても高まりました。

9月 (2学期期末考査に向けての開発)

そして2学期に入ってからもたくさん開発しました!!、としたかったところですが9月前半は実はあんまり開発できませんでした。そうです文化祭です。この文化祭に向けてウェブサイト開発とか動画製作とか色々していたら1ヶ月半しかない2学期中間考査ユーザーテストまでの期間のうち2週間が過ぎていました。
そこでペーパープロトタイピングを用いてユーザーの意見を聞きながら改良を加える、ということを行い「課題の重要度を伝えやすくする」という点に集中して開発を行いました

10月 (2学期期末のユーザーテスト)

10月に入るとすぐに2学期の中間考査に入ります。そして2学期中間考査でのユーザーテストを行いました。結果は「9人中6人」!!!その上で夏休みのユーザーテストの時に比べて使用率が一気に上昇しました!この時は本当に嬉しかったです。

最後に

未踏ジュニアを振り返ると最初は「僕自身が使ってて好きなアプリ」を「僕の考えたロードマップ」に則って開発を行なっていたプロジェクトだったのが未踏ジュニアの期間でユーザーテストを行い、それを開発に活かす方法を学べたことで「何人かに使ってもらえるアプリ」を「ユーザーが使いたいと思うアプリにする」という開発を期間の間でできるようになったと思います。
最初は本当にユーザーテストの結果が思うようにいかず諦めかけることも何回かありましたがその後のユーザーテストの結果や関メンターの支えのおかげで最後まで期間をやり抜くことができました。
これからもこの経験を活かして本当に欲しいと思えるようなアプリを開発していくので未踏ジュニアでの発表などをきっかけに知っていただいた方はこれからもよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうござました。

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