Webサイトにおけるコピーライトの正しい書き方
コピーライト表記は必要?
Webサイトにおけるコピーライトとは、Webサイトという著作物に関わる諸権利が誰にある、またはないことを示す表記のこと。
© 2021 △△△△△△ All rights reserved.
みたいなやつです。
通常はfooterにあって、<small></small>
内に表記しなければいけません。
日本は「無方式主義」という、創作物には著作権表記なしに著作権が発生するというスタンスを取っているベルヌ条約に加盟しているため、コピーライトなしでも著作権は発生します。
しかし、個人的にはきちんとコピーライト表記はした方がいいと考えています。
スーパーの商品棚に「監視カメラ作動中」とポップアップが立てられていたら万引きしにくいのと同じように、コピーライトを明示しておくことである程度の抑止力になりうるからです。
また、きちんとしているという印象を与えることができるし、実際に裁判を起こすとなった時に有利になりやすいです。
コピーライト表記に必要な要素
コピーライト表記には次の3つの要素が必要です。
コピーライト記号
「Copyright」または「©」
©はHTMLで表記する場合、©
と書きます。
発行年
著作物の「発行年」を記します。
製作年ではなく発行年ですので、例えば2000年に作ったものを2021年に世に出す場合、2021と表記します。
「2015-2020」のような書き方をしているものもありますが、これは2015年に発行し2020年にその更新が止まっていることを表します。
権利者の名前
権利者の名前を書きます。
著作者ではなくて著作権者であることに注意が必要です。
なくても良い要素
権利の内容
著作物についてどの程度権利を保持するのかを記します。これはブエノスアイレス条約に基づく記述ですが、日本においてはベルヌ条約が優先されるためなくても問題ありません。
この項には次の3つのうち当てはまるものを記します。
All Rights Reserved・・・全ての権利を保持している
Some Rights Reserved・・・一部の権利を保持している
No Rights Reserved・・・全ての権利を譲渡できる
コピーライト表記の書き方
上記の要素を①記号②発行年③権利者の名前④権利の内容 の順で表記します。
例) © 2021 TARO TANAKA All Rights Reserved.
webサイトに表記する場合、<small></small>
内に書きます。
参考
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