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vSphere ClientとWebブラウザの関係
vSphere ClientとWebブラウザの関係
現状では、管理用ツールとしての「vSphere Client」は、基本的にWebブラウザでアクセスするGUIを指します。以前はWindowsにインストールする専用のクライアントアプリケーション(C#クライアント)もありましたが、現在はサポートが終了しており、HTML5ベースのWebクライアントが主流です。
WebブラウザからアクセスするGUIは、接続先によってその名称と役割が変わります。
ESXiホストに直接接続: ESXiホストのIPアドレスにWebブラウザでアクセスすると、VMware Host ClientというGUIが表示されます。これはそのホスト単体だけを管理するためのインターフェースです。
vCenter Serverに接続: vCenter ServerのIPアドレスにWebブラウザでアクセスすると、vSphere ClientというGUIが表示されます。これは、vCenter Serverが管理する複数のESXiホストやその上の仮想マシンを一元管理するためのインターフェースです。
どちらも見た目は似ていますが、提供される機能や管理範囲が異なります。ESXiに直接接続する際は「Host Client」と呼ばれ、vCenter Server経由で接続する際に「vSphere Client」と呼ばれることが一般的です。しかし、広義ではどちらも「vSphere Client」という総称で呼ばれることもあります。