GA4の指標の見方について

Google Analytics 4 (GA4) の指標について

1. 離脱率 (Bounce Rate)

意味:公式

閲覧開始数

あるページやスクリーンで 1 セッションの最初のイベントが発生した回数を示します。閲覧開始率は、あるページやスクリーンで始まったセッションの割合です。この割合は、閲覧開始数をセッション数で割った値になります。

離脱数

あるページやスクリーンで 1 セッションの最後のイベントが発生した回数を示します。離脱率は、あるページやスクリーンで終わったセッションの割合です。この割合は、離脱数をセッション数で割った値になります。

例）

お客様のサイトで 1 回のセッションを毎日行ったユーザーの場合:

月曜日: 閲覧開始 > ページ B > ページ A > ページ C > 離脱
火曜日: 閲覧開始 > ページ B > 離脱
水曜日: 閲覧開始 > ページ A > ページ C > ページ B > 離脱
木曜日: 閲覧開始 > ページ C > 離脱
金曜日: 閲覧開始 > ページ B > ページ C > ページ A > 離脱

閲覧開始率:

ページ A: 33%（ページ A を含むセッションが 3 回、ページ A から閲覧を開始したセッションが 1 回）
ページ B: 75%（ページ B を含むセッションが 4 回、ページ B から閲覧を開始したセッションが 3 回）
ページ C: 25%（ページ C を含むセッションが 4 回、ページ C から閲覧を開始したセッションが 1 回）

離脱率

ページ A: 33%（ページ A を含むセッションが 3 回、ページ A から離脱したセッションが 1 回）
ページ B: 50%（ページ B を含むセッションが 4 回、ページ B から離脱したセッションが 2 回）
ページ C: 50%（ページ C を含むセッションが 4 回、ページ C から離脱したセッションが 2 回）

使用目的:

離脱率は、特定のページやランディングページが訪問者の関心を引き続けるのにどれだけ効果的であるかを評価するために使用されます。高い離脱率は、ページの内容やデザインが訪問者の期待に合っていない可能性があることを示唆しています。

2. エンゲージメント率と直帰率 (Engagement Rate)

意味:公式

セッションとは、ユーザーがウェブサイトまたはアプリを操作している間のことです。
エンゲージメント セッションとは、10 秒を超えて継続したセッション、コンバージョン イベントが発生したセッション、または 2 回以上のページビューもしくはスクリーン ビューが発生したセッションです。
エンゲージメント率は、ウェブサイトまたはモバイルアプリにおけるエンゲージメント セッションの割合です。その反対が直帰率で、エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合です。

つまりエンゲージメント率を使用すると、ウェブサイトまたはアプリへのアクセスのうち、なんらかの形で有意義なエンゲージメントに結び付いたものの割合を測定できます。

使用目的:

エンゲージメント率は、コンテンツや機能がユーザーに受け入れられているかどうかを測定するために使用されます。エンゲージメントが高いと、ユーザーがコンテンツに興味を持ち、積極的にサイトと対話していることを示します。

直帰率は、ランディングページが初めての訪問者を引きつけて保持する効果を測定するために使用されます。高い直帰率は、ページが訪問者の期待に応えていない、または訪問者が求めている情報が見つからないことを示している可能性があります。

探索レポートでの使用
これらの指標を探索レポートで使用することで、マーケティングキャンペーンやコンテンツ戦略の効果を深く理解し、改善点を見つけることができます。例えば、特定のキャンペーンが高いエンゲージメント率を示している場合、その戦略を他のキャンペーンにも応用することが考えられます。また、高い直帰率を示すページは、コンテンツの見直しやユーザーインターフェースの改善が必要かもしれません。

エンゲージのあったセッション数（1ユーザーあたり）

一人のユーザーが特定の期間内に行ったエンゲージメントのあるセッションの平均数を示します。エンゲージメントのあるセッションとは、ユーザーがサイトやアプリで有意義なインタラクション（例えば、10秒以上の滞在、複数のページビュー、または特定のイベントのトリガー）を行ったセッションのことです。
この指標は、ユーザーがどれだけ頻繁にサイトに戻ってきて積極的に関わっているかを測定するのに役立ちます。例えば、この数値が高い場合、ユーザーがサイトのコンテンツや機能に高い関心を持っていることを示しています。逆に低い場合は、ユーザーのエンゲージメントを高めるための改善が必要かもしれません。