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【Mac向け】シェルのショートカットキーまとめ

2024/08/14に公開

はじめに

シェルで頻繁に使用するショートカットキーをまとめます。ショートカットキーを使うことで、コマンドライン操作を効率化し、作業効率を向上させることができます。本記事では、Mac でのシェル操作における基本的なショートカットキーを紹介します。

カーソル移動

シェル内でのカーソル操作は、長いコマンドラインを素早く編集するために非常に重要です。

キー 説明 使用例
Ctrl + a 行頭に移動 開始位置にすぐ移動して、コマンドを修正する時に便利です。
Ctrl + e 行末に移動 コマンドを入力した後、オプションを追加したい場合に役立ちます。
Ctrl + f 1 文字右に移動 カーソルを移動させる時に使用します。
Ctrl + b 1 文字左に移動 カーソルを移動させる時に使用します。
Option(メタキー) + f または Esc + f 1 単語右に移動 長いパスやコマンドを編集する時に使えます。
Option(メタキー) + b または Esc + b 1 単語左に移動 長いパスやコマンドを編集する時に使えます。

テキスト編集

テキストの削除や入れ替えをシェルで素早く行えると、間違えたコマンドの修正が楽になります。

キー 説明 使用例
Ctrl + d カーソル位置の文字を削除 タイプミスを素早く修正する際に便利です。
Ctrl + h カーソル位置の前の文字を削除 タイプミスを後ろに戻って修正する際に有用です。
Ctrl + k カーソル位置から行末まで削除 余分な部分を一気に消すときに活躍します。
Ctrl + u カーソル位置から行頭まで削除 コマンド全体をリセットする際に使えます。
Ctrl + w カーソル位置の前の単語を削除 間違った引数やオプションを削除する際に便利です。
Ctrl + y 最後に削除した文字列を挿入 直前に削除した内容を復元する際に有用です。
Ctrl + t カーソル位置の文字と前の文字を入れ替え タイプミスで文字が入れ替わってしまった場合にすぐ修正できます。
Option(メタキー) + d または Esc + d カーソル位置の後の単語を削除 間違った引数やオプションを削除する際に便利です。
Option(メタキー) + u または Esc + u カーソル位置から単語の末尾まで大文字化 大文字に変換したい時に使えます。
Option(メタキー) + l または Esc + l カーソル位置から単語の末尾まで小文字化 小文字に変換したい時に使えます。

ヒストリ(履歴)

履歴を効果的に使うことで、過去のコマンドを再利用して作業を効率化できます。

キー 説明 使用例
Ctrl + r ヒストリ検索 以前使ったコマンドを素早く呼び出すことができます。
Ctrl + p または 前のコマンドを表示 直前のコマンドを再実行する際に便利です。
Ctrl + n または 次のコマンドを表示 次のコマンドに移動したい時に使えます。

ヒストリ検索(Ctrl + r)

ヒストリ検索モード中に使用できるキーを以下に示します。特に長い履歴から特定のコマンドを素早く見つけたい時に役立ちます。

キー 説明
テキスト入力 ヒストリを検索
Ctrl + r 1 つ前の検索結果を表示
Ctrl + g ヒストリ検索を終了
Enter 選択したコマンドを実行
Esc 検索結果を表示したままシェルに戻る

その他

最後に、シェル操作で頻繁に使われるその他のショートカットを紹介します。これらを覚えておくことで、さらに作業効率が向上します。

キー 説明 使用例
Tab 補完 コマンドやパスを自動補完する際に便利です。
Ctrl + l 画面をクリア 画面をリセットして整理したい時に使えます。
Ctrl + c 実行中のプロセスを終了 誤って実行したプロセスをすぐに停止することができます。
Ctrl + z 実行中のプロセスを停止 プロセスを一時停止し、後で再開したい時に便利です。

まとめ

ショートカットキーを覚えることは、シェル作業の効率化に直結します。まずは本記事で紹介したキーを実際に使ってみて、徐々に自分の作業スタイルに組み込んでいきましょう。習得したショートカットキーで、Mac 上でのシェル操作をさらに快適にしていってください。

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