特定のファイルをローカル環境でのみgit管理対象から外す
はじめに
プロジェクトを進めていると、自分のローカル環境でのみ利用するファイルを作成したい場合がある。例えば、VSCode の拡張機能の設定ファイルなどがそれに当たる。
このようなファイルは、他の開発者には影響を与えないようにしたい。しかし、.gitignore で管理対象から外すと、.gitignore自体も git で管理されているため、他の開発者に影響を与える可能性がある。
そこで、この記事では、特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法についてまとめる。
解決策
特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法は、.git/info/excludeを使用する方法がある。
.git/info/excludeは、.gitignoreと同様に git 管理対象から外すファイルを指定するためのファイルである。.git/info/excludeに記述したファイルは、ローカル環境でのみ git 管理対象から外される。
以下に、.git/info/excludeを使用した特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法を記載する。
1. .git/info/excludeを作成する
まずは、.git/info/excludeを作成する。
2. .git/info/excludeにファイルを記述する
次に、.git/info/excludeにローカル環境でのみ git 管理対象から外したいファイルを記述する。
例えば、VSCode の拡張機能の設定ファイルであれば、以下のように記述する。
.vscode/cSpell.json
上記の例では、.vscode/cSpell.jsonをローカル環境でのみ git 管理対象から外している。
まとめ
この記事では、特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法についてまとめた。
.git/info/excludeを使用することで、.gitignoreを使用することなく、ローカル環境でのみ git 管理対象から外すことができるため、開発者に影響を与えることなくファイルを作成することができる。
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