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特定のファイルをローカル環境でのみgit管理対象から外す

2024/03/19に公開

はじめに

プロジェクトを進めていると、自分のローカル環境でのみ利用するファイルを作成したい場合がある。例えば、VSCode の拡張機能の設定ファイルなどがそれに当たる。

このようなファイルは、他の開発者には影響を与えないようにしたい。しかし、.gitignore で管理対象から外すと、.gitignore自体も git で管理されているため、他の開発者に影響を与える可能性がある。

そこで、この記事では、特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法についてまとめる。

解決策

特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法は、.git/info/excludeを使用する方法がある。

.git/info/excludeは、.gitignoreと同様に git 管理対象から外すファイルを指定するためのファイルである。.git/info/excludeに記述したファイルは、ローカル環境でのみ git 管理対象から外される。

以下に、.git/info/excludeを使用した特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法を記載する。

1. .git/info/excludeを作成する

まずは、.git/info/excludeを作成する。

2. .git/info/excludeにファイルを記述する

次に、.git/info/excludeにローカル環境でのみ git 管理対象から外したいファイルを記述する。

例えば、VSCode の拡張機能の設定ファイルであれば、以下のように記述する。

.git/info/exclude
.vscode/cSpell.json

上記の例では、.vscode/cSpell.jsonをローカル環境でのみ git 管理対象から外している。

まとめ

この記事では、特定のファイルをローカル環境でのみ git 管理対象から外す方法についてまとめた。

.git/info/excludeを使用することで、.gitignoreを使用することなく、ローカル環境でのみ git 管理対象から外すことができるため、開発者に影響を与えることなくファイルを作成することができる。

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