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Web制作会社のコーダーが自社開発企業(事業会社)のフロントエンドエンジニアに転職するまで

2022/11/20に公開約4,600字

はじめに

株式会社LCLでフロントエンドエンジニアとして働いている「おとの」と申します。入社してから約3ヶ月が経ちました。短かくもあり長くもありの濃厚な時間を過ごせた気がしています。

今回は、Web制作会社でコーダーとして働いていたわたしが、自社開発のフロントエンドエンジニアに転職した理由や経緯について紹介します。今では心の底から「転職してよかった!」と感じています。Web制作に携わっている方のキャリア形成に参考になればと思います。

前職のWeb制作会社での経験

前職はWeb制作会社のコーダー(マークアップエンジニア)として、約3年間勤めていました。

主な業務内容は以下になります。

  • HTML、CSS、PHP、JavaScript(jQuery)等を使ったWebサイトのコーディング
  • WordPress等を用いたCMS構築

その他、軽微なディレクションを行ったり、ガワアプリをつくってGoogle PlayApp Storeにリリースするまでを担当したり、社内でコーディングを進める上で基盤となり得るテンプレートを作成したりと、社員が少ないこともあって色々してました。

後で語りますが、毎日忙しく働いていました。ただ、Web制作未経験の自分に多くの経験と裁量を与えていただき、人間関係も良好だったことから、充実した日々を過ごせていたと思っています。

転職理由

そんなわたしが今回、転職したいと思った理由は以下の2つです。

フロントエンドエンジニアとしてのキャリアを歩みたい

前提として、自分はWebサイトの制作が好きです。

様々なWebサイトのコーディングを担当する中で、どんなデザインで、どのようなアニメーションを付与するか、クライアントやディレクター、デザイナーの方とコミュニーケーションを取り、試行錯誤を進めながら、双方で納得できる表現を実装できた時の喜びは強いものがありました。

また、社内全体でWebサイトの制作効率を上げるための基盤となり得るコーディングテンプレートを実装し、日々アップデートしていくことが好きでした。画面の動きを実装するJavaScriptだけでなく、内部のロジックを実装するJavaScriptにも興味を持ち始めていました。

当初はGulpwebpackをベースに、CSS設計はFLOCSS、テンプレートエンジンはEJSもしくはPugを各々の好みに応じて使えるように実装し、SASSSCSS)やJavaScriptjQuery)を扱ってコーディングを爆速で進められるような基盤を作って、社内に浸透させていました。

また、直近ではCore Web Vitalsの重要性が高まってきたのもあり、Next.jsを用いた静的サイトジェネレーターを作成し、Tailwind CSSを導入してCSSのスリム化や制作効率向上を図っていました。

ということから、画面のコーディングやアニメーションの実装はもちろん、Webサイト制作の効率化や最適化、モダンなJavaScriptフレームワークを用いたアプリケーション開発にも興味を持ったことを理由に、次はフロントエンドエンジニアとしてスキルアップしたいと思った次第です。

(雇用条件等を含めて)将来を見据えた働き方をしたい

もう1つの転職理由として、やはり将来を見据えた働き方をしたいという思いが強くありました。

前職のWeb制作会社ではクライアントとの直接取引は少なく、広告代理店を通して複数の仕事を同時に請け負うことが多く、納期に追われ毎日夜遅くまで残業するのが当たり前。

終電で帰る日も少なくありませんでした。

コロナ禍で在宅勤務が認められたものの、仕事とプライベートの区別がなくなって深夜までWebサイトのコーディングに明け暮れる日々。納期に間に合わなくなるのを恐れて、土日もよく仕事していました。賞与額がこなした案件数と比例する体系だったため、いっぱい稼ぐためには残業を避けられず、1ヶ月の残業時間が60時間を下回ることが少なかったです。

コーディングが好きで、会社のメンバーとの人間関係も良好だったために働き続けていましたが、この働き方だと心体共に不健康になるだろうし、業務を通じてフロントエンドの主流となっている技術(ReactVue.jsなど)を扱う機会が少なく、働き続けてもエンジニアとして市場価値の高いスキルの習得が難しかったため、将来を見据えて速やかに転職しようと思ったわけです。

会社選びの軸

今回の転職活動において、会社選びの軸は3点ありました。

フロントエンドエンジニアとして成長できるかどうか

わたしの中でこれが一番大きなポイントでした。

エンジニアとしての単価を上げるために、Webサイトのコーディングだけでなく、JavaScriptのフレームワーク等を使った開発経験を積むことができる仕事を探していました。

共感&今後可能性を感じる自社サービスを持っているかどうか

前職のWeb制作会社だとプロダクトに主体的に携わることが難しく、代理店から言われたことをやるだけの作業になってしまいがちでした。受託開発がメインだったため、制作が完了した時点で手離れする案件も多かったです。

そんな背景から、自社プロダクトを社員メンバーと協力してより良くしていく、良くするために何をするかを考え、それを開発〜運用するまでの流れを経験したい思いが強くありました。エンジニアとして、いずれはそれだけじゃない関わり方で自社サービスを大きくする過程に主体的に携わりたいと考えていました。

長く働けるような働き方を実現できるかどうか

結婚予定のパートナーと家庭を築き、末永く過ごしていくために、有給や育休が取りやすいか、在宅勤務が可能で、フレックスタイムで働けるかなど、ワークライフバランスの整っているかどうかも重要だと考えていました。

最近の傾向として、1つの会社で長く働くよりも、短い間隔で転職を繰り返してエンジニアとしての単価を上げていくキャリア形成が良いと巷で言われていたりしますが、自分が気に入った会社でエンジニアとしてだけではない部分で成長したいという思いから、長く働きたいと思えるかどうかを常に意識して転職活動をしていました。

こちらに関しては人それぞれの考え方だと思いますし、自分自身も数年後には考え方が変わるかもしれませんが、わたし的には重要なポイントの1つでした。

約1ヶ月間半の転職活動

転職活動を始めて、最終的に望んだ企業に内定を頂けたのは約1ヶ月半後のことでした。

最初の2週間

  • 転職エージェントに登録(2社)
  • 履歴書や職務経歴書の作成
  • 転職サイトのフロントエンドエンジニアの求人をざっとチェック(Green/Wantedly)
  • ポートフォリオの作成(今まで制作したWebサイト/アプリケーションも含めて整理)

最初に転職エージェントに登録してみました。コーダーからフロントエンドエンジニアにキャリアップする上で心配な点を相談させていただいたり、履歴書や職務経歴書の添削もお願いしました。

また、自分でも転職サイトでフロントエンドエンジニアの求人をチェックし、どんな技術が求められているのかを事前に調べた上で学習を深めたり、今まで制作した中で比較的こだわったサイトをポートフォリオとしてリストアップした上で、Next.jsを用いて作成した成果物も加えました。

その後の2週間

  • エージェント経由で通った企業の面接参加
  • 転職サイトで気になった企業のカジュアル面談/応募/1次面接

次に面談や面接に参加しました。実際に採用担当の方やフロントエンドエンジニアの方と話す機会を得ることによって、どんなスキルや人材が求められているのか、より明確になってきました。

カジュアル面談を受けたのは6社程度、そのうち応募して面接を行ったのは3社程度で、エージェント経由で書類選考が通り、実際に面接を受けたのは3社程度。合計6社ほど選考に進みました。

最後の2週間

  • 志望度が高い企業の2次面接/最終面接参加

オンライン面接中心だったため、スムーズに選考が進みました。志望度が高い企業との面接では、実際に一緒に働くエンジニアとお話できる時間をいただいたことも、入社後のギャップが少ない大きな理由に繋がりました。

選考に進んだ6社のうち、志望度が高い3社以外の会社には自分から選考辞退 or 採用見送りの連絡が来たので、自分のモチベーションの高さが顔や声色に出ていたのだろうかと今は思います🤧

転職活動の結果は・・・

最終的に3社の内定をいただきました!!!

結果的には、すべてエージェント経由ではなく転職サイトで応募した3社になりました。

Web制作会社でコーダーとして働いていたわたしが自社開発のフロントエンドエンジニアとして転職するのは相当難航を極めそうだと覚悟を決めていたので、とても嬉しかったです。

内定を頂いた3社とも共感できる自社サービスを持っている事業会社で、在宅勤務やフレックスタイムで働けるなど勤務条件も良く、フロントエンドエンジニアとして成長できそうという共通点があり、どの会社を選ぶか非常に悩みました。

その中で最終判断の大きな理由は、カジュアル面談や選考面接を担当いただいたエンジニアメンバーや上司である部長の人柄や雰囲気でした。一緒に働く人が本当に大事ということを、心温かく頼れる仲間に恵まれ、心理的安全性の高い今の会社に転職してから、改めて思いました。

入社後のギャップがほぼ無く、ワークライフバランスの優れている会社で残業もほぼ無く、様々な技術のキャッチアップを行う時間も取りやすく、向上心の高いメンバーと共に挑戦しやすい環境だと感じています。

今回の記事は以上になります。

当時の自分のように、今後のキャリアに悩むコーダーが前に進むための後押しになれれば嬉しいです。読んでいただき、誠にありがとうございました🙏🏻

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