📘
誰でも分かる HTTP の基本と確認方法
はじめに
最近、情シスの方から問い合わせを受けることが多いのですが、必要な情報が不足していることが多いため、この記事を作成しました。
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)は、ウェブ上でデータをやり取りするためのプロトコルです。エンジニアが情シスからの問い合わせに対応する際、以下の情報が重要です。
欲しい情報
URL
URL(Uniform Resource Locator)は、リクエストを送る先のアドレスです。例えば、https://example.com/api/resource のような形式です。
メソッド
HTTP メソッドは、リクエストがどのようなアクションを行うかを指定します。一般的なメソッドには以下があります:
- GET: データの取得
- POST: 新しいデータの作成
- PUT: 既存データの更新
- DELETE: データの削除
リクエストボディ
リクエストボディは、POST や PUT メソッドの際にサーバーに送信するデータです。通常、JSON 形式や XML 形式で送信されます。例:
{
"name": "John Doe",
"email": "john@example.com"
}
レスポンスコード
レスポンスコードは、サーバーからのレスポンスのステータスを示します。よく使われるコードは以下の通りです:
- 200 OK: リクエストが成功した
- 201 Created: 新しいリソースが作成された
- 400 Bad Request: リクエストが不正である
- 401 Unauthorized: 認証が必要である
- 404 Not Found: リクエストしたリソースが見つからない
- 500 Internal Server Error: サーバー側のエラー
レスポンスボディ
レスポンスボディは、サーバーから返されるデータです。これも通常は JSON や XML 形式です。例:
{
"id": 123,
"name": "John Doe",
"email": "john@example.com"
}
確認する方法
- ブラウザの開発者ツールを使用する
- Chrome や Firefox などのブラウザには開発者ツールが内蔵されています。これを使用して、ネットワークタブから HTTP リクエストとレスポンスを確認できます。
- 開発者ツールを開くには、F12 キーを押すか、右クリックして「検証」を選びます。
- cURL を使用する
- cURL はコマンドラインから HTTP リクエストを送信するためのツールです。以下のように使用します:
curl -X GET https://example.com/api/resource
curl -X POST https://example.com/api/resource -d '{"name":"John Doe"}' -H "Content-Type: application/json"
- Postman を使用する
- Postman(https://www.postman.com/) は GUI ベースの HTTP クライアントで、複雑なリクエストを簡単に作成し、レスポンスを確認できます。
これらの情報と方法を使用すれば、エンジニアは HTTP リクエストとレスポンスの詳細を迅速かつ正確に確認できます。
報告のフォーマット例
以下の内容でメールをくれるとありがたいです。
- 操作方法
- URL
- メソッド
- リクエストボディ
- レスポンスボディ
- レスポンスコード
まとめ
以上の内容を意識してエンジニアに情報を提供していただければ、エンジニアはスムーズに対応することができます。適切な情報を提供することで、迅速かつ正確な問題解決が可能となりますので、どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
Discussion