『RPGツクールMZ』のロンチプラグインを調べてみた
ロンチプラグインとは
前に書いた『RPGツクールMZ』の基礎プラグインを調べてみた の記事に引き続き本体付属のプラグインを見ていこうと思います。
アプリ本体の隣にある dlc/BasicResources/plugins/launch にロンチプラグインと言われるプラグインが入ってます。
ロンチというのは「ソフト発売時に用意された」ぐらいの意味です。
具体的にはサンプルゲームで使われているプラグインを取り出したものです。
ロンチプラグイン一覧
プラグイン | 作者 | ライセンス | 説明 |
---|---|---|---|
AddAutoToActorCommand | 神無月サスケ | MIT | 戦闘のアクターコマンドに[おまかせ]を追加 |
AdjustPictureGraphical | トリアコンタン | MIT | テスト時にピクチャをドラッグで配置 |
AltMenuScreen2MZ | 神無月サスケ, ムノクラ | MIT | メニューレイアウト変更強化版 |
AnimationMv | トリアコンタン | MIT | MV式のアニメをMZ式と併用 |
BattleVoiceMZ | 神無月サスケ | MIT | 戦闘行動に音声を設定 |
ChangeEquipOnBattleMZ | 神無月サスケ | MIT | 戦闘コマンドに[装備]を追加 |
ChangeSelectItemWindowMZ | 神無月サスケ | MIT | [アイテム選択の処理]の強化 |
CommonEventStepRegion | 神無月サスケ | MIT | リージョンにコモンイベントを割り当てる |
CommonMoveRouteMZ | 神無月サスケ | MIT | [移動ルート]でコモンイベントを呼ぶ |
DevToolsManage | トリアコンタン | MIT | 開発に便利な機能詰め合わせ |
EffekseerForRPGMakerMZ_Ex | Effekseer | MIT | Effekseer オブジェクト数の設定 |
EventEffects | 神無月サスケ | MIT | [移動ルート]の機能強化 |
EventMovableLimitation | トリアコンタン | MIT | イベントの移動範囲制限 |
EventReSpawn | トリアコンタン | MIT | イベントをコピーして指定条件で配置 |
Foreground | 神無月サスケ | MIT | 霧・さし込み光などの近景表示 |
HPConsumeSkill | 神無月サスケ | MIT | HP消費技 |
ItemCombineScene | 神無月サスケ | MIT | アイテム合成メニュー |
ItemNameMsg | 神無月サスケ | MIT | [文章の表示]でアイテム名を制御文字で指定 |
Levelupstate | ゆわか | ツクール規約 | SVにレベルアップアニメ追加 |
MenuSubMembersMZ | 神無月サスケ | MIT | 戦闘に参加しない同行者を作る |
MessageWindowPopup | トリアコンタン | MIT | [文章の表示]をフキダシ方式に |
Minimum_encount | ゆわか | 自由 | ランダムエンカウントの調整 |
NoGameover | ゆわか | ツクール規約 | 戦闘で全滅してもゲームオーバーにならない |
NoGameover2 | ゆわか | ツクール規約 | 全滅してもゲームオーバーにならない |
Nostepacting | ゆわか | ツクール規約 | SVで行動時に一歩前に出ない |
NumbState | 神無月サスケ | MIT | 一定確率で動けない「痺れ」状態 |
OverpassTileEventAttach | トリアコンタン | MIT | [イベント]を立体交差扱いに |
OverpassTileVehicleAttach | トリアコンタン | MIT | 立体交差での[乗り物]の挙動を自然に |
PictureAnimation | トリアコンタン | MIT | [ピクチャの表示]をアニメーション |
PlayMsgWndCharSeMZ | 神無月サスケ | MIT | [文章の表示]で文字と一緒に音を出す |
PluginBaseFunction | トリアコンタン | MIT | プラグイン用のメソッド集 |
ScreenZoom | 神無月サスケ | MIT | 画面をズームアップ |
SetFieldSkillIdMZ | 神無月サスケ | MIT | 戦闘スキルにマップで別効果 |
ShakeOnDamage | トリアコンタン | MIT | 戦闘ダメージで画面を揺らす |
ShakingChange | ゆわか | 自由 | 揺れ方向の縦横の設定 |
SimpleMsgSideViewMZ | 神無月サスケ | MIT | 戦闘ログにスキル・アイテムの名前のみ表示 |
SimplePassiveSkillMZ | 神無月サスケ | MIT | パッシブスキルを追加 |
SmartAutoBattle | 神無月サスケ | MIT | 自動戦闘の行動を調整 |
SmoothTouchMove | 神無月サスケ | MIT | タッチでウエイトなどのない[イベント]を通過する |
StartTPBactorcommand | ゆわか | なし | タイムプログレス戦闘でアクターコマンドから開始 |
StateAutoBattle | ゆわか | ツクール規約 | パーティーコマンドに[オート]を追加す |
SubMembersAttendBattle | 神無月サスケ | MIT | 戦闘に参加する同行者を作る |
SVActorPositionMZ | 神無月サスケ | MIT | サイドビュー先頭のアクターの位置を調整 |
TemplateEvent | トリアコンタン | MIT | [イベント]をテンプレートにして使い回す |
TinyGetInfoWndMZ | 神無月サスケ | MIT | アイテム入手時に簡易メッセージを表示 |
TouchMoveForSymbolEncount | 湿度ケイ | MIT | シンボルエンカウント対応タッチ移動 |
wasdKeyMZ | 湿度ケイ | なし | WASDキーを移動に対応 |
WeatherOnBattle | 神無月サスケ | MIT | 戦闘シーンにも天候を適用 |
Yami_8DirEx | 神無月サスケ, Yami | MIT | 8方向移動に対応 |
一部ライセンスが[なし]のものがありますが、本体付属なので [ツクール規約]と同様にヘルプの 使用許諾契約書 にある『第2条(弊社素材の取扱い)』に記載の内容に沿って扱えばいいと思います。
ざっくり言えば「ツクールシリーズでの利用、改変しての利用、及び配布が可能で、改変した素材のツクールユーザに対する配布も可」と言う感じ。
ロンチプラグイン解説
では! ざっと使った感想や、プラグインを自作する際に参考にできそうなところを書いていきます。
AddAutoToActorCommand
戦闘のアクターコマンドにオートコマンド(規定値:おまかせ)が追加される。
コマンドメニューにコマンドを追加する方法が分かります。
メモ欄の値の取得方法なんかも分かります。
AdjustPictureGraphical
ピクチャの位置をドラッグで決められるようになる。
ただし情報はタイトルバーに出るのをメモってコマンドに設定し直す必要がある。
テストの時だけ動作する、制作補助系のプラグイン。
MacだとCtrlではなく option キーで操作。
100行あたりに次の行を突っ込んでおくと⌘でいける。
Input.keyMapper[ 91 ] = "control"; // ⌘(キーコード: 91)をCtrl だと嘘をつく
ただこのへんの機種の差は、コアスクリプトで吸収しておいて欲しい。
そもそも画像の位置ぐらいは、標準でドラッグ指定できるようにしておいて欲しい。
AltMenuScreen2MZ
AltMenuScreen の機能強化版。
キャラ表示に大きなサイズの画像を設定できたり、表示キャラ数やコマンド数の変更、メニュー背景のカスタマイズ、現在地の表示ウィンドウの追加など。
メニュー改造に必要な知識は、これを解析すればだいたい身につく…かな?
AnimationMv
『RPGツクールMV』のアニメーションを輸入して使うためのプラグイン。
通常はMVのデータベースにまるっと入れ替えて使うが、このプラグインを使えばMV・MZ両方の方式を使い分けられる。
できればMV方式のエディタも残しておいて欲しかったところではあるものの「無理」ではなく「手間だけどできる」とは言える。
ちょっとフォルダやファイルの配置がややこしいが、公式フォーラムで質問と回答があったので、うまくいかない場合は参考にして欲しい。
[2023-05-10]追記 : バージョン1.4.0 でMVのアニメーション編集は標準機能になりました。
BattleVoiceMZ
戦闘時にアクターごとの音声を追加できる。
データベースのアクターのメモ欄にタグで設定。
<Up1.5.0>
ChangeEquipOnBattleMZ
戦闘シーンに装備変更コマンドを追加する。
本体機能として装備し、ON/OFFできるようにして欲しい。
ChangeSelectItemWindowMZ
これ、MZで廃止されたメソッドをcallしようとしてエラーで止まる(2021年3月現在)
公式フォーラムに作者の神無月サスケさんによる修正版と利用方法紹介『
【プラグイン】「アイテム選択の処理」ウィンドウのカスタマイズ』がある。
<Up1.4.0>
CommonEventStepRegion
リージョンIDに応じてコモンイベントを起動するプラグイン…って、RegionBase と機能被ってるよねぇ。
開発中はプラグインが揃ってるわけじゃないから、被っちゃうのもやむなしだけど、lounch に入れる必要はない気がする。
<Delete1.5.0>削除され RegionBase.js に一本化されました。
CommonMoveRouteMZ
[移動ルート]は[実行内容]と違って[コモンイベント]コマンドがない。
このプラグインを使うと[スクリプト]から[コモンイベント]を指定できる。
かなり複雑なことができそうな感じで、変なバグも産みそうな感じ(笑)
PluginCommonBase の $gameMap.setupDynamicCommon(commonEventId);
と被ってる気もする。
DevToolsManage
タイトル飛ばして前保存したセーブデータで開始とか、あらかじめデベロッパツール開いておくとか、地味だけど有用。
ツクール開発に必須のプラグインといっても過言ではなく、なんでofficialの方に入れてないか疑問。
というかツクール本体機能に欲しい。
EffekseerForRPGMakerMZ_Ex
Effekseer のオブジェクト表示量の設定を調整するやつ。
これ必要になったとして、それがスムースに動く環境がかなり限定されそう。
ただこれ、本体の[システム2]設定に入れておけばよかったんではないだろうか。
<Up1.5.0>
EventEffects
[移動ルート]に、[スクリプト]で呼び出せる機能を追加。
- 回転や上下反転
- 表示位置(オフセット)と表示矩形範囲(マスク)の指定
- フェード付きの不透明度・色合い・画像の変更
- フキダシアイコン表示
- 重ね順(プライオリティ)
標準コマンドにあっていいくらいだと思う。
EventMovableLimitation
単に[ランダム]で配置すると通路を塞いでしまったり、ありえない場所まで遠出ししてしまったりしがち。
これを使えば住民もエンカウント用のシンボルも、移動範囲を適切に配置でる。
これも本体機能についてて欲しい。
EventReSpawn
[イベント]をコピーしてマップ上の指定された条件の場所に配置。
これもシンボルエンカウント作成には便利。
Foreground
霧とか斜めに差し込む光とか、マップ手前に画像を表示する。
これも本体機能に欲しい。
公式の『遠景/近景用素材セット』があるので、まずこれ使ってみては。
素材規格的にも権利的にもMZでも使えます。
HPConsumeSkill
カプコンのメガクラッシュ的なHPを消費する技が作れる。
ItemCombineScene
アイテム合成(クラフト)システムを追加する。
メモ欄にタグ書いて設定する。
二つに分かれたアイテム(例: 電池と懐中電灯)を合体するぐらいの使い方だと、メニューが増えるのは大げさな気もする。
ItemNameMsg
[文章の表示]でアイテム名を制御文字で指定できる。
例えば、場合によってアイテム名が変化させたい場合
\ITEM[0,\V[1]]
と二重に制御文字を使って書くことで実現できる。
Levelupstate
レベルアップ時に[ステート]の[[SV]重ね合わせ]を表示することでアニメーションを追加する。
適用できるのは当然サイドビュー戦闘のみ。
また[[SV]重ね合わせ]の数が固定なので適当なものを転用するか、別プラグインで追加する必要がある。
MenuSubMembersMZ
戦闘に参加しない同行者を作る。
隊列にも表示されるので、妖精だとかNPCなんかを登録するといいんじゃないだろうか。
MessageWindowPopup
[文章の表示]をフキダシ方式にする。
個人的にはフキダシ大好きなので、大変嬉しい。
オプション、コマンドで細かい調整・指定もできる。
Minimum_encount
ランダムエンカウントの最低歩数の調整、および出現式の設定が行える。
本体機能に欲しいというより、なぜないのか疑問なレベル。
ランダムエンカウントを採用する場合は、これか類似のプラグイン導入は必須。
NoGameover
全滅してもゲームオーバーにならないようにするには、標準だと[戦闘の処理]ごとに全滅処理を書かなきゃいけない。
これは、画面をフェードアウトして指定スイッチをONにする。
そのスイッチをチェックしているコモンイベントがあれば起動するという方式。
NoGameover2
NoGameover と違い、戦闘以外のマップ上での全滅にも対応する。
その違いを判断するために、起動するスイッチはふたつになっている。
Nostepacting
サイドビュー戦闘で行動時に一歩前に出ないようにする。
演出やレイアウトの都合上、動かれると困るときに。
NumbState
一定確率で動けない「痺れ」状態を製作可能にする。
標準の[睡眠]などの状態は、全く動けないので挙動が異なる。
OverpassTileEventAttach
[イベント]を立体交差扱いにする。
OverpassTileVehicleAttach
立体交差での[乗り物]の挙動を自然にする。
船は立体交差の上に行かなかったり、上から乗れなかったり。
飛行船は常に上だったり。
PictureAnimation
[ピクチャの表示]で表示する画像をアニメーションさせるプラグインコマンドセットです。
連続で表示するだけでなく単体の指定もできるので、色々と使い道がありそうです。
PlayMsgWndCharSeMZ
[文章の表示]コマンドで文字と一緒に音を出す。
いわゆる「メッセージのポポポ表示」が可能。
2種類の音が設定でき、ピッチの設定もできるので、音の高低で男女差を出したりもできる。
2種類と言わず、いくらでも追加できるようにしても良かったのではないか、という気もする。
PluginBaseFunction
プラグインでよく使いそうなメソッドを提供するプラグイン。
例えば、データベースからキーに対応する値を取り出す、など。
これを直接使うより、プラグインを作るときに処理の参考にするみたいな使い方が便利そう。
ScreenZoom
[プレイヤー]か指定[イベント]を中心に画面をズームアップ。
歩行キャラ画像を使った演出はチマチマして見づらく迫力がない画面になりがち。
でもこのプラグインで拡大すれば、キャラの動きもよくわかる。
画面スクロールに対処する処理は入ってないので、マップ端だと、プレイヤーがいなくなってしまう。
カットシーンが終わったら元に戻すのが基本のようだ。
ズーム機能はコアスクリプトに存在するので、これは本体機能に欲しかった。
<Up1.5.0>
SetFieldSkillIdMZ
戦闘用スキル・アイテムをマップ上(戦闘以外)で使った場合に別の効果をつける。
『俺の屍を越えてゆけ』方式が可能ということですね!
スキルのメモ欄にタグでマップ用のスキルを指定します。
ShakeOnDamage
サイドビュー戦闘でも、ダメージを受けたときに画面を揺らす。
アクター・敵、通常・クリティカルで調整可能。
揺らしすぎると酔っちゃう人も出るので注意。
揺れてたっけ? ぐらいで十分だと思います。
ShakingChange
揺れ方向の縦横の設定。
標準では横揺れだけど縦にも変えられる、と言うべきか。
設定は全体に適用されるので、戻さないとフロントビュー戦闘でも縦揺れする。
ON/OFFはスイッチで制御。
SimpleMsgSideViewMZ
戦闘シーンのログを詳しく出さずに、スキル・アイテムの名前のみ表示。
特にサイドビュー戦闘ではキャラが画面に出ていて状況はわかるので、標準の表示は過剰なところがある。
アイコン付きで表示するモードもあって見やすい。
<Up1.5.0>
SimplePassiveSkillMZ
パッシブスキル(持ってるだけで能力が変化するスキル)を使えるようにする。
スキルのメモ欄のタグで武器・防具を指定することで、その能力が付加される。
なので、スキルに加えて武器・防具データベースが必要になる。
ちょっと管理が大変なので、本体機能にパッシブスキルデータベースが欲しかった。
あとスキルポイントを消費してON/OFFできるUIも。
<Up1.5.0>
SmartAutoBattle
自動戦闘の行動を調整する。
AddAutoToActorCommand と一緒に使うといいかもしれない。
SmoothTouchMove
”従来のタッチ移動では、プレイヤーの足元にイベントが存在した場合、そこで移動を打ち切ります。”
ってプラグインの説明にあるけど、止まらないよね。
と書いてたら、神無月サスケさん本人から正確な条件を教えてもらいました。
MX標準の挙動だとトリガーが[プレイヤーから接触]で実行内容がある時に止まるので、ウエイト時間が設定してあったり[文章の表示]のように入力を求めたりするものや場所移動するもの以外は止まらないようにするのがこのプラグイン。
なるほど!! 確かに標準だと[スイッチの操作]でも止まる。
StartTPBactorcommand
タイムプログレス戦闘でアクターコマンドから開始する。
つまりパーティーコマンドの[戦う][逃げる]をとばす。
StateAutoBattle
戦闘のパーティーコマンドに[オート]を追加する。
AddAutoToActorCommandはアクターコマンド。
SubMembersAttendBattle
メニューには現れないが、戦闘に参加する同行者を作る。
『桃太郎伝説』の犬・猿・雉みたいな、お供的な。
MenuSubMembersMZと併用することで色々な運用バリエーションが可能。
<Up1.5.0>
SVActorPositionMZ
サイドビュー先頭のアクターの位置を調整する。
サイズの違うアクター画像を採用したときに位置調節は必須。
<Up1.5.0>
リード君を最前線に出してみました(笑)
TemplateEvent
専用のマップに用意したイベントをテンプレートとして、コモンイベントのように使い回す。
めちゃめちゃ便利で愛用者も多いプラグインだが、使い方がなかなかピンとこないプラグインの筆頭でもある。
作者本人の解説ページ(MV版の解説)を読んで、実際に試してみないと身につかないだろう。
その価値は十分ある。というか本体機能に欲しい。
TinyGetInfoWndMZ
アイテム入手・消失時に簡易メッセージを表示する。
特にアクションゲームでは、いちいち入手のたびに動作が止まって入力待ちになると煩わしい。
表示しても進行が止まらず、しばらくすると消えるこのプラグインがありがたい。
<Up1.5.0>
TouchMoveForSymbolEncount
タッチ操作で移動すると[イベント]をスイスイ避けちゃうので、シンボルエンカウントのシステムの場合都合が悪い。
これを使うと、そこそこぶつかってくれるようになる。
wasdKeyMZ
WASDキーを移動に対応させる。
キーボード移動のスタンダードなので、とりあえず対応しておくと喜ばれる。
と言うかむしろ、本体機能で対応しておいて欲しい。
WeatherOnBattle
戦闘シーンにも天候を適用する。
これ本体機能のオプション、かつ規定値ONでいいんじゃないかと思う。
<Up1.5.0>
Yami_8DirEx
8方向移動に対応する。
これも本体機能のオプション、かつ規定値ONでいいと思う。
たしか『RPGツクールMV Trinity』の機能にあったよね。
サンプルゲーム
最後に、おまけとしてサンプルゲームについて簡単に紹介しておきます。
公式の RPGツクールMZ サンプルゲーム紹介ページ からダウンロードページに行くと、サンプルゲームの実行アプリがダウンロードできます。
ツクールストアで購入した場合は、購入者マイページからプロジェクトがダウンロードできるらしいです。
Steam版は、サンプルゲームも他の投稿作も区別なく並んでいるので、少々探すのが手間です。
またSteamは用語も操作方法もレイアウトも何もかも分かりにくいので、軽い気持ちでやると挫折します。
Steam言語設定は日本語なのに、ゲームタイトルが英語で表示されたり日本語で表示されたり、ボタンからラベルが大幅にはみ出したりと、不安になる挙動をします。
そんな逆風に負けないように、一通り手順を書いてみました。
- Steamクライアントの[ライブラリ]から『RPGツクールMZ』を選ぶ
- 右側[STEAMワークショップ]のエリアの[ワークショップを開く]ボタンを押す
- 右側の[TYPE]から[Game]を選択してファイルを絞り込む
- 上の[並べ替え 条件]を[もっともサブスクライブ]に変更
- これでサンプルゲームがだいたい画面に出ているはず(『Wolf's Gang』 と 『Winds Rhapsody』は英語版のサンプルらしい)
- ゲームのサムネイル右下の[+]ボタンを押してサブスクライブ(ページを移動して[サブスクライブ]ボタンでも可)
- サブスクライブすると下に「ダウンロード中」と出てゲームがダウンロードされる
- ダウンロードが完了されるまで待つ
- 『RPGツクールMZ』の[ファイル]-[Steamワークショップ…] メニューでサンプルゲームを開く
具体的なサンプルゲームのダウンロード場所は以下のパスです。
Mac版: /Users/ユーザ名/Library/Application Support/Steam/steamapps/workshop/content/1096900/
Win版: C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\workshop\content\1096900\
(らしい)
このフォルダは[Steamワークショップ…] ファイルからプロジェクトを開き、[ゲーム]-[フォルダを開く]メニューで開くほうが手っ取り早いかと思います。
個人的にはSteamでサブスクライブとダウンロードが終わっているのに、[Steamワークショップ…] にゲームが表示されませんでした。
- 『RPGツクールMZ』 および『Steam』を終了
- アプリケーション設定ファイル /Users/ユーザ名/Library/Preferences/jp.co.kadokawa.RPGMZ.plist を削除
- Steamクライアントを起動して、別のゲームをサブスクライブ・ダウンロード
- 『RPGツクールMZ』を起動し直す
という手順で表示されました。もしMac版でサブスクライブ・ダウンロードが終わっているのに『RPGツクールMZ』にサンプルゲームが表示されないことがあれば、参考にしてみてください。
以下、サンプルゲームのタイトルとファイルに関する情報と、official や lounch に入ってないプラグインを書いておきます。
このへんのプラグインは詳しく調べてないので、名前からなんとなく機能を感じ取ってください。
9歳からはじめる婚活のススメ!
フォルダ: 9saikarahazimeru_konkatsuno_susume
steamID: 2196885795
バトル戦記 3D乙女ウォーズ
フォルダ: BattleSenki3DMaidenWars
SteamID: 2196887404
ルイーゼと秘密の地下室
フォルダ: Luise
SteamID: 2196891582
プラグイン: BrittleFloor, KnightMoveEvent, LuiseItemList, LuiseLib, NumberPuzzle, ProcessAllSameTileID, SkillTypeLib, SymbolEncountLibMZ
Souls Lore
フォルダ: SoulsLore
SteamID: 2196893538
プラグイン: app, dsJobChangeMZ, dsJobLevelMZ, dsMoveRouteExMZ, dsSVActorForMenuMZ
トラッシュカンダンジョン 怪奇!秘密結社編
フォルダ: TrashcanDungeon
SteamID: 2196896939
プラグイン: BattleParallelEventMZ, MZKP_ButtonPicture, MZKP_TextPicture, NoBattleCutinMZ, Nostep, SideEffectSkill, StopStatusWindow, VeryFastBattle
ウェスプラウ戦記
フォルダ: wpbhistory
SteamID: 2196898845
プラグイン: ___, frameVisible_true, NoGameover3, Nostep, StopStatusWindow
おわりに
本体およびサンプルゲーム付属のプラグインはこれだけですが、現在(2021-03-30)既にトリアコンタンさんのRPGツクールMV MZ 公開プラグイン一覧のMZ対応プラグインだけで100近く、#ツクプラMZの登録数は750近いですね。
あと蒼竜さんも積極的に作られていてRPGツクールMZ用プラグインを見ると50はすでに超えているのかな。
僕が作ったやつはまだαかβ版しかなくて #ツクプラMZには登録してないので、そういうプラグインも考えると少なくとも1000個は余裕で越えていると思います。
とはいえ同じような機能のものも多いでしょうし、一番大事なのは自分が欲しいやつが作られているかどうかですけどね。
あまり本体付属であることを意識する必要はないでしょうが、自作ブラグインの前提プラグインとして使用する場合の安心感はありますね。
単に使うだけであれば、すでにより高機能のプラグインも多く出ているので、本体付属にこだわる必要はないと思います。
エンジョイ! ツクールライフ!
Discussion