Microsoft Copilot for Azureを試してみた(前編)
はじめに
2023年のIgniteで、Microsoft Copilot for Azureというサービスが発表されました。※プレビュー
Azureのポータル操作、すなわちコントロールプレーンでの操作や分析に関わることを、自然言語で処理してくれるようになります。
他のCopilotサービスと同じで、いろいろな操作を手助けしてくれるイメージですね。
現時点(2023年12月)では、Microsoft Copilot for Azureは登録制のプレビューサービスとなっています。(最近、MicrosoftやAzureの新サービスは登録制のものが増えてきましたね。代表例がAzure OpenAIですが…)
ということで今回は前編として、使えるようにしてみるまでに道筋を記録しておきたいと思います。
事前に知っておくこと
料金
冒頭に記載したページによれば、「現時点では」無料とのことです。後日有料になるんでしょうか…。。
登録の制限
によれば、登録が許可されるのは、
とのことです。企業ユースじゃないと難しいということですね。
やれること
実際、どれくらい使い物になるかは見ものです。
- タスクの実行
- 情報の取得
- ナビゲーション
- ポータルの設定を管理する
制限
「やれること」のサイトに書いてある内容ですが、制約として以下の4つが記載されています。
- 現在、各ユーザーの対話は、会話ごとに 10 回の質問、1 日に 5 回の会話に制限されています。
- 一覧を表示する一部の応答は、上位 5 項目に制限されます。
- 一部のタスクとクエリでは、リソースの名前を使用できません。また、Azure リソース ID を指定する必要があります。
- Microsoft Copilot for Azure (プレビュー) は現在、英語でのみ使用できます。
若干の制約があるので、注意が必要です。
登録
では登録フローを確認して見ましょう。
登録先
この手の機能有効化ではいつものように、Formsです。
登録内容
下記の内容を回答します(日本語訳:私かつ省略している部分もあるので、詳しくは原文をご参照ください)
① 性
② 名
③ Entra IDのテナントID
④ Billing Account ID(コストの管理と請求の中のプロパティから参照)
⑤ 企業のEメールアドレス
⑥ Azureポータルにログインする際に使うメールアドレス
⑦ マイクロソフトからの連絡をOKするか
⑧ 会社名
⑨ マイクロソフトのアカウントマネージャーが居るか
⑩ アカウントマネージャーの姓名
⑪ アカウントマネージャーのメールアドレス
⑫ Azureの使い方およびCopilotでやりたいこと
⑬ 申請が自社用であって、他社の代理でないこと
⑭ 国/地域
⑮ Microsoft Copilot for Azureは英語版だけです。OK?
特に回答が難しいような項目は有りませんが、⑫あたりはもしかすると審査されているのかもしれません。(変なことを書くとリジェクトされる?)
私の場合は管理を効率化したい…といったことを書きました。
承認フロー
「登録」の申請をした後、受理された旨のメールが飛んできます。7-14business days必要ということで、しばらく座して待ちます。
私の場合、11/29に申請→12/12に承認メールが来ました。約2週間です。
Microsft Copilot for Azure
申請も通ったので、試してみます。
まず、Azureポータルにログインして見ると「Copilot」というボタンが出現しています。
早速クリックして見ると…そうでした、日本語ではダメなのです。
(いや、この部分だけ英語で出せばいいじゃん、というお気持ち…)
「ポータルの設定」画面からポータルの言語を英語に直して、開きなおしてみると、、、無事表示されました!
利用量制限について、ドキュメントと同じことを改めて言われ
間違ってたらごめんねテヘペロ、ということを言われます
・・・これでついに使えます!
おわりに
今回は前編ということで、Microsoft Copilot for Azureを使えるようにするまで、を記事にしました。次回、後編で、使い勝手やらどんなことに使えたかを検証していきたいと思います。
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