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AZ-104(Microsoft Azure Administrator)を受けてきた

2021/08/29に公開

はじめに

AZ-104: Microsoft Azure Administratorという試験を受けて、Microsoft Certified: Azure Administrator Associateになってきました。
この記事はコレから受ける人のために情報を残すの半分、今回何が出来なかったのか後から思い出せるように自分用のメモを残すの半分で書き残しておきます。

資格体系の話

AZ-104の位置付けについては、資格体系について以前別の記事でまとめているので、こちらをみていただければと思います。
https://zenn.dev/tomot/articles/c60883beaf3c5e
この記事を書いたのは2021/4頃でしたが、最近さらにAZ-700なんていうのが増えているようで…最新情報はご自身でご確認ください。

AZ-104とは

で、AZ-104についてです。
MSの資格試験の情報は、下記のURL体系でまとまっており、末尾の試験名を変えればその試験の情報を確認できます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-104
どの資格試験を受ける時も、このページの中から以下の順で情報を拾っていきます。

問われること概要

まず「評価されるスキル」を見ます。コレによれば、AZ-104で問われるのは下記の通り。

  • Azure アイデンティティおよびガバナンスの管理 (15-20%)
  • ストレージの作成と管理 (15-20%)
  • Azure 計算資源の展開と管理 (20-25%)
  • 仮想ネットワークの構成と管理 (25-30%)
  • Azure 資源の監視とバックアップ (10-15%)

大体この辺りのサービスについて聞かれるんだろうなというのをイメージしつつも、概要だけではピンと来ないので、詳細を見にいきます。

問われること詳細

スキルの次に記載されている試験スキルのアウトラインというというPDFを読み込みます。
「評価されるスキル」にある5項目について、より詳しく説明されているので、自分がその操作をやったことがあるか、できるかどうか、説明できるかどうかをイメージしていきます。例えば先頭の

  • Manage Azure identities and governance (15–20%)

で言えば、3つの中項目とさらに細かい項目で説明されています。

対策内容

勉強の準備

「試験スキルのアウトライン」を眺めて、知らないことを見つけ出すのがまず第一歩です。この説明文を見たときに「このサービスを使ってこういう設定をし、こういう効果が出ることを説明させたいんだな」とわかるようであれば、その項目は大丈夫でしょう。何のこと言ってるのかよくわからないな?と思った項目は勉強していく必要があります。
この「スキルのアウトライン」は、マイクロソフトが重要と考えているスキル・知識ですので(たぶん)、資格試験に関係なく眺めることに意味があると思います。自分が知らない苦手な分野が特定できたら、ついに勉強に着手です。

勉強

以下の3つを見ながら、知らないことを埋めていきます。今のところ、私が今まで受けたことのあるどの試験でも有効な進め方でした。

Microsoft Learn

MS Learnは、公式の学習コンテンツで、テーマごとに解説ドキュメントや確認クイズがまとまっているものです。モジュールによってはサンドボックス環境で実際に操作することもできます。(無料で!)
試験情報のサイトに関連するコンテンツが「ラーニングパス」としてまとまって表示されています。自信がない領域だけでもやっておけば、十分合格ラインに達すると思います。(個人の感想です)

Microsoft Docs

公式ドキュメントのAzureのところから、関連するサービスのドキュメントを読み漁ります。時間が無くて実際に操作できていなくても、クイックスタートを読んで操作の流れを掴んでおくだけでも十分に効果があります。(個人の感想です)

Azure実機を触る

クラウドサービスを実機と呼ぶのかはよくわかりませんが、Azureポータルから実際に関連するサービスを触ってみるのが一番の学習になります。ただし、時間に余裕がないとなかなか厳しいですね。
試験に受かることが目的になってはいけないので、実機を操作して実際にスキルを身につけていくことが重要なのは確かです。できるだけ触っていきましょう。

振り返り

偉そうに書いてきましたが、今回の成績は・・・!

この通りでした。
普段あまり使わないサービスに関しては、知識が曖昧で自信はありませんでした。配点の高い分野が正答率が低い…これは試験攻略的には良くないですね。
特にVNET周りは勉強不足すぎました。Load Balancerなんてほとんど普段触らないのですが、Tierによる機能の違い(PremiumだとこれができるけどStandardだとできない、とか)さっぱりわからず勘で答えてましたし、DNS周りも多分ひどい出来・・・
逆によく使うMonitorやBackup周りのサービスについては良く出来ていたようです。

そういえば、試験結果に「他の受験者との成績比較」なんて項目が出るようになったんですね。入試ではないので、他の人との比較よりあくまで絶対値として自分の理解度を測る方が大事だと思いますのでこれは参考程度に。。

おわりに

今回あまり勉強の時間が取れなかったのですが、無事受かっていてホッとしています。
(対策内容に書いた通り「スキルのアウトライン」を事前に眺めたところ、8割くらいはできそうだな?と思ったので手を抜いた説もあります)
ただ、資格を取ることが最終目標では無く、できなかった領域をちゃんと復習することに意味があると思って、今後に活かすつもりです。

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