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【QA】アジャイル開発でどこまでテストするかについて考える
こちらの記事でテスト観点の作成方法についての記事を書きましたが、テストに慣れてくるといろんな観点や条件を思いついてしまい思った以上にテスト項目が膨れてしまったということが有ると思います。
せっかくアジャイル開発をしているのに、リリースサイクルにブレーキをかけるのは本意ではないと思うので、今回はどこまでテストするか?について考えを書いていきます。
大前提
当たり前ですが、優先度の高い観点・条件からテストを用意・実施していきます。
優先度の高い観点・条件
どんな状況であっても確実に見ておきたいところ。
- チケット(仕様書)に記載されている完了条件(仕様)がすべて満たされているか?
- 機能
- デザイン
- 文言
- 表示する情報は表示して良いものかどうか?
- 法律上問題ないか?
- 取引先の企業や個人情報等の扱いに同意された内容か?
- 上記の他に、公開/非公開の概念のあるもの
- 決算などの金銭に関わるもの
- 上記の内容の既存機能への影響
余裕があれば確認しておきたいもの
- 実装的に問題無いはずだが、改修機能と似た機能・表現をしている箇所
- 特定のログイン方法のみ改修した案件での改修した以外のログイン方法での挙動など
- 通常の使い方ではないがやろうと思えばできてしまう操作
- 特定のページリンクから遷移する前提のページへの直接アクセスなど
まとめ
今後他にも大事なものが有ると思えば優先する項目も変わりますが、いったんは以下の観点を優先して確認でよいかなと考えています。
- チケット(仕様書)に記載されている完了条件(仕様)がすべて満たされているか?
- 表示する情報は表示して良いものかどうか?
- 決算などの金銭に関わるもの
- 上記の内容の既存機能への影響
もちろん、細かいところまでテストできるに越したことはありませんが、細かいところは残しても問題にならないケースも多いため、ある程度割り切って考えるのが重要だと思います。
以前書いたリリース条件の記事と合わせてみてもらうとイメージつきやすいかもしれません。
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