Microsoft EdgeのCopilot Modeで登壇概要を考えてみた
前提
Copilot Modeは個人用プロファイルを使用している場合に使用できます。
組織用アカウントでは利用できないようです。
やってみたこと
今回の登壇内容
.NET開発者のためのAzureの概要ということで内容が多岐にわたります。
これを30分で話せというのは無理があります。
というわけで、取捨選択は必須です。
登壇のネタとしてのソースは以下の通りです。
つまり、このMicrosoft Learnをもとにしてどの部分が特に必要で強調したいのかが登壇者である私の一存で決まりそれが聴講者の満足度にかかってくるわけです。この中からどの部分をピックアップして話すかで誰に刺さるかが決まるわけですね。
とはいえ、一旦はこのサマリーというのが見たいわけです。
というわけでこれをソースにしてCopilot Modeで聞いてみます。Edgeで開いた状態でCopilot Modeで聞いてみるとよいようです。
ポイントとしては今回はThink Deeperで聞いてみました。これによってCopilotが30秒ほどかけてより良い回答をしてくれるようになります。
Take1
以下のように質問してみました
Web開発者にとって必要なAzureの知識についてまとめてください
すると回答は以下のようでした
Azure を活用してモダンな Web アプリケーションを設計・構築・運用するには、以下の領域に関する理解と実践スキルが求められます。
1. クラウド基盤の理解
Azure の サブスクリプション、リソース グループ、リージョン、コスト管理といった基礎概念を把握し、
クラウド ネイティブなアーキテクチャ設計の土台を固めることが重要です。
- リソースの階層構造(管理グループ、サブスクリプション、リソース グループ)
- 課金モデルとコスト最適化の基本
- Azure 入門には「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」受験が推奨されます
2. コンピュートサービス
Web API やバックエンド ロジック実装の選択肢として、以下を使い分けられるスキルが必要です。
- Azure App Service:フルマネージドの Web アプリ/API ホスティング
- Azure Functions:イベント駆動型のサーバーレス実行環境
- コンテナを活用する場合は Azure Kubernetes Service(AKS)や Azure Container Instances
3. ストレージとデータ管理
アプリケーションの状態管理や大規模データ処理のため、各種ストレージサービスを理解します。
- Azure Blob Storage:静的ファイルや大容量バイナリ保存
- Azure SQL Database/MySQL/PostgreSQL:リレーショナル データ管理
- Azure Cosmos DB:グローバル分散 NoSQL データベース
4. ネットワークとセキュリティ
アプリの可用性とデータ保護を両立させるための基本設定とサービスを習得します。
- 仮想ネットワーク(VNet)、サブネット、ネットワーク セキュリティ グループ
- Azure DNS、ロード バランサー、アプリゲートウェイ
- Azure Identity (Microsoft Entra ID)を用いた認証・認可の構築
5. CI/CD と DevOps
継続的インテグレーション/デリバリーを自動化し、品質を担保するワークフローを整備します。
- Azure DevOps Pipelines、GitHub Actions などのビルド/リリース パイプライン
- ARM テンプレート、Bicep、Terraform によるインフラストラクチャーのコード化
- テスト自動化とステージング環境展開
6. 監視と運用
稼働中アプリケーションの健全性とパフォーマンスを可視化し、迅速な問題対応を可能にします。
- Azure Monitor/Log Analytics:メトリック収集とクエリ分析
- Application Insights:アプリケーション レベルのトレーシングと例外検知
- アラートの設定と運用手順のドキュメント化
これらを体系的に学ぶには、Microsoft Learn の「開発者向け Azure の概要」や「Microsoft Azure 開発者になるためのトレーニング」モジュールを活用すると効率的です。
さらに、実プロジェクトで手を動かしながら各サービスを試すことで、知識は確実に定着します。
次は、これらのテーマを踏まえたサンプル構成例や演習環境の立ち上げ手順をまとめてみましょうか?
なるほど
これはこれで網羅性は高い。すごく参考になりそうです。
これをスライドに落とし込むとどうなるだろう??
Take2
Web開発者にとって必要なAzureの知識についてまとめてください。 この内容は、Azureコミュニティの登壇に使用するもので登壇時間は25分です。 それぞれ、スライドのタイトルとそのスライドの内容を簡単に書いてください。
今度は、時間制限と登壇スライドであるということを意識して出力してもらった。
結果は以下のようである。
Slide 1: タイトルスライド
- 発表タイトル:Web開発者のためのAzure基礎
- スピーカー:ともみつ
- 日付:2025年8月3日
- Azure コミュニティ登壇(25分)
Slide 2: アジェンダ
- Azureクラウド基盤の基礎
- 主要サービスの概要
- DevOpsと運用のポイント
- サンプルアーキテクチャ
- 学習リソース&コミュニティ情報
Slide 3: クラウド基盤の理解
- サブスクリプションとリソースグループの階層構造
- リージョン選択と可用性領域
- コスト管理の基本(Billing/コストアラート)
Slide 4: コンピュートサービス
- Azure App Service:マネージドWebアプリホスティング
- Azure Functions:サーバーレスでイベント駆動型コード
- Azure Container Instances:単一コンテナの軽量実行
Slide 5: コンテナとマイクロサービス
- Azure Kubernetes Service (AKS):フルマネージドK8s環境
- Azure Container Registry:プライベートDockerレジストリ
- マイクロサービス設計のポイント
Slide 6: ストレージ&データベース
- Azure Blob Storage:静的ファイル・大容量データ
- Azure SQL Database / MySQL / PostgreSQL:リレーショナルDB
- Azure Cosmos DB:グローバル分散NoSQL
Slide 7: ネットワーク&セキュリティ
- Azure Virtual Network/サブネット設計
- ネットワークセキュリティグループ (NSG)
- Microsoft Entra ID を使った認証・認可
Slide 8: CI/CD と Infrastructure as Code
- Azure DevOps Pipelines / GitHub Actions
- ARM テンプレート、Bicep、Terraform
- ブランチ戦略とステージング環境
Slide 9: モニタリング&トラブルシューティング
- Azure Monitor と Log Analytics
- Application Insights:アプリケーション診断
- アラート設定と自動復旧パターン
Slide 10: サーバーレス拡張とAPI管理
- Azure Logic Apps:ローコードのワークフロー
- Azure API Management:APIゲートウェイとスキーマ管理
- フロントドア / CDN 連携による高速化
Slide 11: サンプルアーキテクチャ
レイヤー | Azure サービス例 |
---|---|
フロントエンド | Static Web Apps / CDN |
バックエンド API | App Service / Azure Functions |
データ層 | Azure SQL Database / Cosmos DB |
認証・認可 | Microsoft Entra ID |
CI/CD | GitHub Actions |
モニタリング | Application Insights / Log Analytics |
Slide 12: 学習リソース&コミュニティ
- Microsoft Learn:開発者向けモジュール
- ドキュメント&サンプルコード(GitHub)
- Meetups/User Groups:JAZUG、Global Azure
- MVP コミュニティでのナレッジ共有
Slide 13: Q&A と次のステップ
- 質疑応答タイム
- ハンズオン環境の案内(Azure無料枠)
- フィードバック・フォローアップ方法
25分間で要点を押さえつつ、実践イメージを持ち帰っていただく構成です。次回はハンズオンデモにも挑戦しましょう!
なるほど、ただしハンズオンとかそういうのは用意するつもりないし。。。
ただ、話の流れというのは参考になるし今作っているスライドがそんなに踏み外したものでないことは確認できました。
結果
結果としてはMicrosoft Learnをもとによくまとまった感じになっていると思います。
しかしながら、最終的にジャッジするのはやっぱり人間です。最終的にこれをもとにどうなったのか?
2025年8月の.NETラボ勉強会の登壇で答え合わせです。
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