.NET Conf 2024 .NETラボ 勉強会 2024年12月ふりかえり
前提
備考
Microsoft系のコミュニティにおいて「品川」というと日本マイクロソフト品川オフィス特に31Fセミナールームのことを指します。
5年ぶりの品川開催
コロナ前の2019年12月21日ぶりの品川開催となりました。
ここまで、.NETラボ勉強会運営としては「なんとか品川へつなげ!!」を合い言葉に運営を続けてきました。そして、2024年12月21日念願の品川開催となりました。
日本のMicrosoft系のコミュニティにとって品川の日本マイクロソフトのセミナールームで行うイベントというのは特別な意味があります。コロナ以降さまざまな制約がありなかなか実現ができませんでした。
しかし、このたびなんとか実現することができました。
これもここまで活動を続けてきたスタッフの皆様、登壇者の皆様、そして聴講者の皆さんのおかげであるわけですが特に苦しかったCOVID-19時代をなんとかオンラインでつないできた木澤さんが一番の功労者だったように思います。
どのコミュニティもこのオンサイトでやっていたときから突然オンラインでやらざるを得なくなったこの変化が一番大変だったときだと思います。ここを乗り越えたというのが一番のポイントだったと思います。
会場のみのオープニングトークを計画
オンラインの配信が始まる直前12:50頃このことをたたえるためにちょっとしたイベントを行いました。
ちょうど5年前.NETラボ勉強会は品川で勉強会をやっていたこと。
2020年2月突然のCOVID-19によって勉強会中止に追い込まれたこと。
そして、勉強会の火を消してはならぬと2020年4月からオンライン勉強会を開始したこと。
2023年12月からオフラインでの勉強会をなんとか復活させたこと。
そして、2024年12月の今日やっと品川で勉強会を開催することができたということ。
そしてここに至るまでのスタッフ全員みなさん大変な役割を果たしてますが特にオンライン勉強会に変化した局面で主導的な役割を果たした木澤さんに代表して挨拶をしていただきました。やはり、彼がいなくては本日は迎えることはなかったと感じています。コミュニティの存続という観点でみてとても感謝しています。
第一部 .NET Confの部
What's New C# 13 / .NET 9 / Visual Studio
ご存じ、岩永さんのYouTubeをそのまま生でやってもらおうという企画です。
想定通り、C#の濃い話ができてよかったかなと思います。
反面、C#13ってぶっちゃけ一般的なプログラマーが使うような文法はないのでそれはちょっととっつきにくいところだったのかな?っておもいました。
.NET 9 のパフォーマンス改善
また、脳汁が溶けそうなねのさんのパフォーマンス改善話。
この話を20分でするのは無茶な話なのでまた機会をもうけてやってもらうことにしましょう。
冒頭でありましたが、まあ.NET 9ってめっちゃパフォーマンスがよくなっているんだよっていう雰囲気を感じられたらOKです!
C#13とあわせてパフォーマンス大事ってことです。
本気でパフォーマンスの話について知りたい方はこちらをどうぞ。
各クラウドサービスにおける.NETの対応と見解
.NETはAzureにデプロイできることはまあ分かっているしそんなのはここにいる人はできるでしょ(前提)
じゃあ、AWSとかGoogle GloudとかOCIだとどうなってるんだろう?っていうお話し。
まあ、AWSはそこそこ頑張ってるけどもIaaSやらコンテナなら当然どこでもできるけどもPaaSとなると対応が厳しくなるよねって言う印象でした。
.NETのメジャーバージョンリリースから即日対応しているのはやっぱりAzureですね!(それはそう)
ここまでのセッションアサインの理由
でここまでC#界を代表するような岩永さんじんぐるさんかずきさんのセッションに引き続き.NETラボから今年誕生したnewMVPのうちの二人ねのさんと山田さんに登壇していただきました。
実は、.NETラボ勉強会から今年はあと二人佐竹さんと高丘さんのもう二人のMVPが誕生しています。うち佐竹さんは専門分野の問題からこのあとの.NETラボ勉強会の部でお願いすることにしました。
高丘さんはこの企画の時点ではMVP決まっていませんでしたので入れることを計画しませんでした。また結果として他のイベントと日時がかぶっていてむずかしそうでした。
.NET Confイベントということでやはり.NETラボ勉強会の顔としてどなたを出そうかなと考えたとき若い次の世代の方に頑張ってもらおうと思いました。こんな理由でねのさんと山田さんに単独セッションを持ってもらいました。
.NET Conf 2024 の振り返りテーブルトーク
テーブルトークということで大人数登壇できます。
.NET系のなにかをしゃべれるスタッフおよび登壇者に手を上げた方をテーブルトークの方にお願いしてアサインしました。
まあ、皆さんさすがで若干のネタ合わせ程度でだいたい時間ぴったりで終わります。
時間管理バッチリでした。
特に大川さんのファシリテーターはいつも素晴らしいです。またお願いします。
第二部 .NET ラボ勉強会の部
マルチエージェント入門 AutoGenを完全に理解する会
とタイトルにあったはずですがスライドのタイトルからは「完全」の文字がなぜか外れていたセッションです。
AutoGenのプロジェクトそのものが迷走していてなかなか何を信じていいのか分からない側面がありますが実現したいことは理解できなくはないというところで「ドラえもん」が何時の日が実現できる日がくればいいなという夢を見せてくれたセッションでした。
開発者のためのWindows 11情報
今回は、開発者ばかりが来る想定なのでそういった客層に合わせて開発者に向けたWindows Tipsを事前にリクエストしていました。
実際、開発者だからってWindowsの機能をすべて知っているかというとNoです。
やはりそこはWindowsのMVPとしての知見を語っていただくということは価値があるように思いました。一般のビジネスユーザーも開発者もWindowsというOSの上で作業することには何ら変わりません。使用するTipsは差があるかもですがこんなこと知らなかったというのはいろいろとあるものです。
一つでも二つでも日々の開発作業効率の向上にお役に立てるセッションであったらよかったと思います。
(完全なる仕込み役)
言語モデルはどこまで賢くなるのか - o1 (strawberry) 登場で注目を集める高度な CoT 能力の獲得について
松崎さんのAIセッションということで通常AIといえば製品の使い方とかがメインの話になってくるかと思いますが、本当の原理原則的なところを知れる数少ないセッションかと思います。
とちゅう、ファインチューニングのスライドに触れているところもあります。こちらについて詳しく知りたい方はこちらを参照してください。
AIはとても変化が激しい分野の一つです。製品レベルで見ると本当に日々いろいろと変わっています。
しかし、原理原則の部分で見ていけば実はそんなに突然沸いてくるというものではないです。こういった仕組み的なものを知る部分においてはよいセッションだったと思います。
まとめ
いろいろ計画して登壇者を集めてきた分聴講者の皆さんにおかれましては今回は内容が高度になってしまったかなと思います。
ただ、2回、3回と聞いてみればだんだん理解できる内容もあるかと思いますので諦めずにチャレンジしていただければと思います。
また全体的にはかなり質の高いセッションがそろっているかと思います。本当にやってよかったそんな回でした。
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