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『新人プログラマーのためのエラーが怖くなくなる本』をお勧めしたい

2024/05/02に公開

はじめに

コードが動かないので帰れません! 新人プログラマーのためのエラーが怖くなくなる本という本が、初学者から新人エンジニアの方にとってもおすすめという話をします。
特に「コードを書き始めたけど、エラーに引っかかった。そのエラーをなんとかしたいけど何にもわからない」みたいなレベル感の人におすすめです。
突然大量の英語が出てきて動揺している状態から、その英語のエラー文が何を指しているのか理解できるようになります。
この記事を書いている人も未経験でエンジニア転職したばっかりです。

おすすめポイント

読みやすい見た目

初学者におすすめされる本の中でも、特にとっつきやすい見た目と内容だと思います。
イラストが適度に使用されており、理解しにくい用語もほとんど出てきません。
そして、初学者が最初に読む技術書がとっつきやすいということは、その人のやる気を削がないという点でとても大切だと思っています。
確かにエンジニアとして成長するには、英語のドキュメントをなんとか読んだり、めちゃくちゃ分厚い技術書を読むことを求められます。でもエンジニアを目指す人全員が、最初からそれができないとダメなんだ!ということはないと思います。もちろんどんどん高度な知識を身につけられる人は身につけていくべきだとも思いますが。
自分で一冊本を読んで問題を解決できたという経験は、自信にも繋がると思います。

エラーに対する基本的な内容を網羅している

エラーを解決するための本なので、基本的なエラーの読み方(A is not defined.の意味するところなどから教えてくれます)、デバッグの方法などを、エラーを解消する基本的な方法が掲載されています。
個人的に良かった内容は『第5章 どうしても解決できないときは?』です。この章には、砕けた言い方をするとエラーのググり方が書いてあります。githubの検索方法も教えてくれます。こういうことは意外と誰にも教えてもらえなかったりするので、知っておけば自分で問題を解決するということにグッと近づく気がしています。

また『第6章 デバッグしやすいコードを書こう』では、初学者が読むべき本頻出の「リーダブルコード」の基礎のような内容が記載されており(例えば、変数の再代入は控えるとかスコープは狭くするとか)、この本を読んでコードを記載するときの基礎的な部分を理解&実践する→より改善したくなったら「リーダブルコード」を読むというような進み方もできそうだなと思いました。

最後の方に本当に少しですが、テストコードの話も出てきます。たださすがに紹介レベルに留まっているので、テストコードを書きたい方は別の初学者向けの本を読んだり、ネットにある知見を集めたりするなどの学習が必要そうです。
(ちなみに私はフロントエンド開発のためのテスト入門 今からでも知っておきたい自動テスト戦略の必須知識という本を持っていますが、フロントエンドの初学者にはおすすめです)

みんな読もう

エラーの解消は、プログラミングをする上で常に付きまとう問題だと思います。
特に初学者の方におすすめですが、もう一度基礎に立ち返りたいという方もすぐ読むことができる内容とボリュームなので、気になった方はぜひ読んでみてください。

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