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リスキリング超入門の備忘録 #1
日本の大まかな現状と問題点
- 欧米に追いつけ追い越せをしていた1980年代。バブル景気を後半に経験した日本は世界でも注目された結果「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とおごるようになってしまった
- そこから景気は後退してそのまま
- 現状の問題の1つは社会人の学習意欲の低下
- アジア諸国の就業実態調査の一環で、社外学習や自己啓発活動を行っていない人の割合を2019年に確認した結果、韓国やオーストラリアやベトナムなどは高くても20%だったのに対し、日本は45%と半数近くの社会人が学びを継続していないという結果に
- だからこそ、リスキリングという言葉を用いつつ日本政府が改革を推し進めている
リスキリングに関する誤解
- リスキリングという言葉が生まれた理由は、日本が世界と比較して学習習慣がない傾向にあることが発端
- だが、デジタル化するDX(デジタルトランスフォーメーション)ばかりが注目されている
- 昨今注目されているChat-GPTなどの対話型AIやプログラミングなどデジタル化やPCを使った〇〇みたいなのが想像しやすいからなのかな?
- 本筋は、世界に対して日本が台頭するためのアクションをすること
- 私達は、デジタル化=リスキリングというのが本質ではないことを知っておく必要がある
著者の経歴となぜこの書籍が有益なのか?
- 徳岡晃一郎
- 株式会社ライフシフトの代表取締役兼CEOとして、人生100年時代のキャリア構築を軸に、30歳以上のミドル層やシニア層に対して「ライフシフト」や「イノベーターシップ」の学習の機会を提供している
- 個人の知識創造が日本の地力を底上げしてくれると考えている
- 房広治
- ベンチャーキャピタリストとして自分の資本を企業に投資したり、株式会社GVEにて新興国の法定通貨のデジタル化を推し進めている
- オックスフォード大学では小児学部の戦略アドバイザーを担っており教育分野にも携わっている
この書籍が有益な理由
- 実際にミドル層以上の社会人に教育事業を展開し最善線で日本の現状の学習姿勢を体感している徳岡さんと、世界の中の日本の立ち位置を理解し他の新興国のDXを通してその国の学習姿勢を体感している房さんが、今日本人に不足しているスキルを体系化してまとめ、なぜそれが必要なのか、どのようなビジョンの元そのスキルが必要になるのか、そもそもそのビジョンを自分自身で作り上げる方法をわかりやすく解説してくれている
- スキルを身に着けた後や日本の状態が変わったとしても自らアップデートできるようになる力をつけることができるのでこの書籍は有益
今後も当著書におけるアウトプットを配信していく。
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