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FreeBSDのインストール:インストールメディアの準備

2024/07/24に公開

USBメモリーでインストールする方法

インストールメディアは、DVD、メモリースティック(USBメモリー)、SDカードなどが選べる。SDカードはRaspberryPiなどで使うようだ。
今回はDVDドライブが付いてないサーバーなので、USBメモリー(メモリースティック)を使ってインストールする。

インストーラーのイメージをダウンロード

USBメモリー(スティック)に、インストーラーを書き込む。インストーラーをFreeBSDのサイトからダウンロードしてくる。
Arm64用やRISC-V(64bit)用などもあって面白い。今回はFreeBSD-14.1-RELEASE-amd64-mini-memstick.imgをダウンロードした。
https://download.freebsd.org/releases/amd64/amd64/ISO-IMAGES/14.1/

USBメモリーにイメージを書き込む

この記事の以下の方法より、Ventryを使った方が楽で便利である。
Ventryは、一つのUSBメモリーに複数のインストールイメージを保存して、起動画面で選択して切り替えてブートすることができる。詳しくは以下の記事を参照のこと。
https://zenn.dev/tomoakinagahara/articles/3afbb6739f84b5

ddコマンドの使い方

定番のddコマンドを使う。コマンドの意味は次の通り。

  • if: 入力するファイルのパス (input file)
  • of: 出力先のデバイス(output file)
  • bs: データを転送するブロックのサイズ。指定しないと512byte(block size)
dd if=入力するファイルのパス of=出力先のデバイス bs=1m

入力するファイルはFreeBSD-14.1-RELEASE-amd64-mini-memstick.imgなのはすぐ分かるが、出力先のUSBメモリーのデバイス名は、次の章のように調べる必要がある。

デバイス名を調べる

  1. USBメモリーをMacに挿入する
  2. ターミナルから diskutil list と入力する
  3. 以下のように表示される。/dev/disk2 がUSBメモリーのデバイス名になる
mbp13r-2012:Downloads tomoaki$ diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *251.0 GB   disk0
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk0s1
   2:                 Apple_APFS Container disk1         250.8 GB   disk0s2

/dev/disk1 (synthesized):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      APFS Container Scheme -                      +250.8 GB   disk1
                                 Physical Store disk0s2
   1:                APFS Volume Macintosh HD            226.6 GB   disk1s1
   2:                APFS Volume Preboot                 55.1 MB    disk1s2
   3:                APFS Volume Recovery                1.0 GB     disk1s3
   4:                APFS Volume VM                      2.1 GB     disk1s4

/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *8.0 GB     disk2
   1:                       0xEF                         819.2 KB   disk2s1
   2:             Windows_FAT_32                         8.0 GB     disk2s2

ddコマンドでUSBメモリーにインストーラーを書き込む

デバイスに書き込むには、sudo権限が必要だ。今回はブロックサイズは1Mにした。

sudo dd if=FreeBSD-14.1-RELEASE-amd64-mini-memstick.img of=/dev/disk2 bs=1m

dd: /dev/disk2 Resource busy

dd: /dev/disk2 Resource busy とエラーが返るかもしれない。
これは、指定したデバイスが使用中だからだ。

デバイスのアンマウント

以下のコマンドでアンマウントしてみよう。

diskutil unmountDisk /dev/disk2

パーティションのアンマウント

もしパーティションがマウントされていたら、個別にアンマウントしてみる。

diskutil unmount /dev/disk2s1
diskutil unmount /dev/disk2s2

デバイスを使用しているプロセスを調べる

デバイスが使用中のままになっている場合があります。lsofコマンドでデバイスを使用しているプロセスを確認し、それを終了させてみる。

sudo lsof /dev/disk2

ddコマンドを使ってバックアップする方法

ifofを逆にすると、ddコマンドを使って簡単にバックアップできます。
以下のコマンドは、/dev/disk2の内容をイメージファイルにバックアップしています。

sudo dd if=/dev/disk2 of=/path/to/output/backup.img bs=4m

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