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さくらインターネットのVPSでL2スイッチの接続
さくらインターネットで、VPS同士をL2スイッチで接続する
さくらインターネットのVPSにはNICが3つ付属する。
1つ目のNICは、インターネットに接続され、グローバルIPアドレスが割り当てられている。
2つ目と、3つ目のNICは、IPアドレスが空で、Downしている。
今回は、2つ目のNIC同士をL2スイッチで接続する。
おそらく、2つ目と、3つ目のNICには、グローバルIPアドレスも割り当てることができて、3つ外向き(インターネット側)の設定も可能なはず。
IPアドレスの割り当てについて
IPアドレスの割り当ては、一時的な割り当てと、恒久的な割り当ての2種類の方法がある。
- 一時的な割り当てとは、揮発的な割り当てで、何かのタイミングで消える。(再起動かな?)
- 恒久的な割り当てとは、設定ファイルに記述する方法。再起動しても同じIPアドレスが割り当てられ、自動的にUpさせることができる。
ハマりポイント1
NICに、一時的なIPアドレスを割り当てたまま、恒久的な割り当てをしようとするとエラーになる。
NICに割り当てた一時的なIPアドレスを削除する必要がある。
ハマりポイント2
設定ファイルは、先頭のスペースの数や、タブかどうかを厳密に判断するらしい。スペース8が無難。
具体的な設定方法
一時的な割り当て方法
sudo ip address add 192.168.1.10/24 dev ens4
一時的に割り当てたIPアドレスをクリアする方法
sudo ip addr flush dev ens4
NICをUpする
sudo ipup ens4
NICをDownする
sudo ipdown ens4
恒久的な割り当て方法
/etc/network/interfaces
に以下を追記する。
auto ens4
iface ens4 inet static
address 192.168.1.4
netmask 255.255.255.0
設定を確認する
以下のコマンドで全てのNICの設定を確認できる。
ip address show
state
が Up
だと起動中 Down
だと停止中。
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
2: ens3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000
link/ether 9c:a3:ba:07:07:52 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
altname enp0s3
inet 93.184.215.14/23 brd 93.184.215.14 scope global ens3
valid_lft forever preferred_lft forever
3: ens4: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
link/ether 9c:a3:ba:08:8d:f2 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
altname enp0s4
4: ens5: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
link/ether 9c:a3:ba:0a:14:92 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
altname enp0s5
NICをUpして、状態を確認する。
sudo ipup ens4
ip addr show ens4
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