📰

コマンドプロンプトでファイル一覧を表示するコマンド

2024/12/27に公開

コマンドプロンプトでファイル一覧を表示するコマンドをご紹介します。

dirtree

コマンドプロンプトで使用するディレクトリ内容を表示するコマンドとして、dirtree があります。
それぞれ目的や表示方法が異なりますので、以下で解説します。

dir コマンド

概要

  • 指定したディレクトリ下のファイルやフォルダーをリスト形式で表示します

主な特徴

  • 直下のファイルやフォルダーの情報をリスト表示できる
  • ファイルサイズ、作成日時、属性などの詳細情報を表示可能

用途

  • ファイルの詳細情報を確認したいとき
  • ファイル名や種類を簡単に一覧したいとき

使用例

dir /s

パラメーターの詳細はこちらをご覧ください

表示例

C:\Example>
2024/12/27  10:00    <DIR>          Documents
2024/12/27  10:00    <DIR>          Projects
    C:\Example\Documents:
    2024/12/27  10:00    <DIR>          Images
    2024/12/27  10:00    <DIR>          Reports
    C:\Example\Projects:
    2024/12/27  10:00    <DIR>          App
    2024/12/27  10:00    <DIR>          Web

tree コマンド

概要

  • 指定したディレクトリの階層構造(ツリー構造)を表示します

主な特徴

  • サブディレクトリを含めた階層構造を視覚的に表現できる
  • ファイルのリストではなく、フォルダーの構造を把握しやすい

用途

  • ディレクトリ構造全体を俯瞰したいとき
  • サブディレクトリの存在や階層関係を確認したいとき

tree /f

パラメーターの詳細はこちらをご覧ください

表示例

C:.
├───Documents
│   ├───Images
│   │       picture1.jpg
│   │       picture2.jpg
│   └───Reports
│           report1.docx
└───Projects
    ├───App
    │       app.exe
    └───Web
            index.html

主な違い

特徴 dir tree
表示内容 ファイルとフォルダーのリスト(詳細付きも可能) フォルダー構造の視覚的な表示
表示範囲 指定したディレクトリ内 サブディレクトリを含む階層構造
用途 ファイルやフォルダーの情報を確認するため フォルダーの構造を俯瞰するため

補足

コマンドの結果をファイルに保存する方法

  • コマンドの結果をテキストファイルに保存するには、リダイレクト記号(>)を使います。

dir > dir_list.txt
tree > tree_list.txt

これにより、結果が指定したテキストファイルに保存されます。

Discussion