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コマンドプロンプトでファイル一覧を表示するコマンド
コマンドプロンプトでファイル一覧を表示するコマンドをご紹介します。
dir
と tree
コマンドプロンプトで使用するディレクトリ内容を表示するコマンドとして、dir
と tree
があります。
それぞれ目的や表示方法が異なりますので、以下で解説します。
dir
コマンド
概要
- 指定したディレクトリ下のファイルやフォルダーをリスト形式で表示します
主な特徴
- 直下のファイルやフォルダーの情報をリスト表示できる
- ファイルサイズ、作成日時、属性などの詳細情報を表示可能
用途
- ファイルの詳細情報を確認したいとき
- ファイル名や種類を簡単に一覧したいとき
使用例
dir /s
表示例
C:\Example>
2024/12/27 10:00 <DIR> Documents
2024/12/27 10:00 <DIR> Projects
C:\Example\Documents:
2024/12/27 10:00 <DIR> Images
2024/12/27 10:00 <DIR> Reports
C:\Example\Projects:
2024/12/27 10:00 <DIR> App
2024/12/27 10:00 <DIR> Web
tree
コマンド
概要
- 指定したディレクトリの階層構造(ツリー構造)を表示します
主な特徴
- サブディレクトリを含めた階層構造を視覚的に表現できる
- ファイルのリストではなく、フォルダーの構造を把握しやすい
用途
- ディレクトリ構造全体を俯瞰したいとき
- サブディレクトリの存在や階層関係を確認したいとき
例
tree /f
表示例
C:.
├───Documents
│ ├───Images
│ │ picture1.jpg
│ │ picture2.jpg
│ └───Reports
│ report1.docx
└───Projects
├───App
│ app.exe
└───Web
index.html
主な違い
特徴 | dir |
tree |
---|---|---|
表示内容 | ファイルとフォルダーのリスト(詳細付きも可能) | フォルダー構造の視覚的な表示 |
表示範囲 | 指定したディレクトリ内 | サブディレクトリを含む階層構造 |
用途 | ファイルやフォルダーの情報を確認するため | フォルダーの構造を俯瞰するため |
補足
コマンドの結果をファイルに保存する方法
- コマンドの結果をテキストファイルに保存するには、リダイレクト記号(
>
)を使います。
例
dir > dir_list.txt
tree > tree_list.txt
これにより、結果が指定したテキストファイルに保存されます。
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