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# Geminiストーリーブックでチームの理解を揃える:ユーザー体験を可視化するためにデザイナーのつくるストーリーボードを簡単作成
1. はじめに
チーム開発では「ユーザーがどうアプリを使うのか」を全員で共通認識にすることが重要です。
でも、ユーザーの体験の流れやその仮説をゼロから作るのは時間もコストもかかります。時間があってもデザイナーに依頼する心理的なコストもあります。
そんなときに役立つのが Geminiの「ストーリーブック」機能 です。
文章だけでなく、ストーリー構造とビジュアルを同時に生成し、ユーザー体験を絵本のように可視化できます。
2. Geminiストーリーブック機能とは
- テキストで書いたストーリーを、見開きのビジュアル付き絵本に変換
- ユーザー体験を「シナリオ」+「挿絵」で同時表現
- プロダクト仕様や体験設計を数分で共有可能に
出力イメージ例(口座・会計アプリのケース)
3. 実例:口座・会計アプリでの活用
今回のケースは、「口座や買い物情報を共有しない不便さ」から「アプリ利用で解決」 までの体験をストーリー化したものです。
Geminiに以下のプロンプトを入力しました。
口座や買い物情報を共有するアプリを使わない不便さ、その不便さをそのアプリを使った際に解決して喜んでいる結末までをストーリーブックにしてみて
上記程度でも以下のような構成で生成されました。
- 主人公の現状:日常の不便さを描写
- 課題の顕在化:具体的な場面(スーパー、家計管理など)
- アプリとの出会い:友人や広告で知る
- 解決後の生活:利便性を実感して笑顔に
4. 便利な点
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即時性
数分で完成するため、会議前の急な準備にも対応可能 -
共有性
非エンジニアやデザイナーでも感覚的に理解できる -
感情伝達
ユーザーの表情や行動まで描写されるため、議論が深まりやすい
5. 実務でのTips
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ユーザーインタビューの課題をそのまま反映
実際の行動データや発言をセリフに入れるとリアルさUP -
プロトタイプやワイヤーフレームと組み合わせ
ストーリーの後に具体UIを見せると説得力が増す -
社内外プレゼン資料に流用
導入背景や解決価値を視覚で伝える資料として活躍
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