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Visual StudioでMCPサーバーを立てる際の注意点

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Visual Studio
Model Context Protocol
GitHub Copilot
tech

概要

本記事では、Visual Studio 2022 (Community 17.14.2) 環境において、MCP (Model Context Protocol) サーバーをセットアップする際の注意点について解説します。特に、mcp.json の設定におけるトラブルシューティングと解決策に焦点を当てます。

環境

  • OS: Windows 11
  • IDE: Visual Studio 2022 (Community) 17.14.2

ドキュメント

MSDNに公式ドキュメントがある。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/ide/mcp-servers?view=vs-2022

MCPサーバー設定のポイント

1. mcp.json の配置場所

Visual Studio は、以下のパスから自動的に mcp.json を検出します。

  1. %USERPROFILE%\.mcp.json
  2. <SOLUTIONDIR>\.vs\mcp.json
  3. <SOLUTIONDIR>\.mcp.json
  4. <SOLUTIONDIR>\.vscode\mcp.json
  5. <SOLUTIONDIR>\.cursor\mcp.json

本記事では、VSCode との連携を考慮し、<SOLUTIONDIR>\.vscode\mcp.json を選択しました。

2. GitHub Copilot の指示書

VSCode は分割ファイルに対応していますが、Visual Studio は現時点では未対応です。そのため、Copilot の指示書は .github/copilot-instructions.md で一元的に管理することをおすすめします。

3. mcp.json 設定におけるトラブルシューティング

SequentialThinking サーバーを mcp.json に設定する際、以下の内容では Visual Studio で認識されませんでした。

{
  "inputs": [],
  "servers": {
    "sequential-thinking": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-sequential-thinking"]
    }
  }
}

VSCode ではこの設定で正常に動作していたため、Visual Studio の問題と推測されました。再起動など試みましたが、解決には至りませんでした。

Visual Studio
見えない

VSCode
VSCode見える

解決策:

サーバー名にハイフン (-) を含むことが原因で、Visual Studio が認識しない可能性が浮上しました。試しに context7 というハイフンを含まないサーバー名で設定したところ、正常に認識されることを確認しました。

{
  "inputs": [],
  "servers": {
    "context7": {
      "command": "c7-mcp-server",
      "args": []
    }
  }
}

context7

この結果に基づき、sequential-thinking のサーバー名を sequentialthinking に変更したところ、Visual Studio でも無事に MCP サーバーが認識され、起動を確認できました。

修正後の mcp.json:

{
  "inputs": [],
  "servers": {
    "sequentialthinking": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-sequential-thinking"]
    }
  }
}

見えた

Visual Studio 上での確認:

mcp.json をソリューションエクスプローラーに追加することで、Visual Studio 上から設定内容を確認できます。
エラー出る

結論

Visual Studio で MCP サーバーを設定する際は、サーバー名にハイフン (-) を使用しない ことが重要です。この点に注意することで、スムーズな環境構築が可能です。

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