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3. 万博自動化検証 ― Chrome + Tampermonkey での実装方法
3. 万博自動化検証 ― Chrome + Tampermonkey での実装方法
📌 前回の記事:2. 万博自動化検証 ― JavaScript の特徴と自動化に向く理由
Tampermonkey とは
Tampermonkey は、Chrome などのモダンブラウザで利用できる拡張機能です。
ユーザースクリプトを登録しておくことで、特定のサイトを開いたときに自動的にスクリプトを実行できます。
この仕組みを利用することで、自分のブラウザに任意の自動化処理を差し込めるようになります。
@match で対象サイトを限定
Tampermonkey スクリプトの冒頭では、対象とするサイトを指定します。
例えば Expo 2025 の予約ページだけで実行したい場合は以下のように書けます。
// ==UserScript==
// @name Expo2025 Auto Test
// @namespace http://tampermonkey.net/
// @version 0.1
// @description Expo 2025 サイト用 自動化テストスクリプト
// @match https://ticket.expo2025.or.jp/ticket_visiting_reservation/*
// @grant none
// ==/UserScript==
こうしておけば、他のサイトではスクリプトが動作しないため安全に検証できます。
console.log で挙動確認
自動化スクリプトは「動いたつもりで動いていない」ことも多いです。
そのため、随所に console.log
を入れて挙動を確認するのが重要です。
例:
console.log("✅ ボタン検出: ", btn);
console.log("⏸ ボタンはまだ無効です");
console.log("⚠ 再試行します");
Chrome の開発者ツールの Console タブを開けば、これらの出力がリアルタイムに確認できます。
これにより、
- 監視対象の要素が正しく取得できているか
- 条件分岐が期待通りに動いているか
を素早く検証できます。
学びのポイント
- Tampermonkey を使えば、ブラウザ上で直接スクリプトを動かせる。
-
@match
指定で対象サイトを限定できるので安心。 -
console.log
を活用することでデバッグ効率が大きく上がる。
小さな仕組みですが、これだけで 「ブラウザでの自動化実験環境」 を手に入れられます。
免責事項
本記事は Web 自動化の学習記録をまとめたものであり、Expo 2025 チケット予約システムの不正利用を助長する意図は一切ありません。
実際にスクリプトを利用する場合は、万博公式の規定や利用規約に従うことが必須です。
本記事を参考にしたことによって生じたいかなる不利益・損害についても、筆者は責任を負いません。
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