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一からデータサイエンスを学び直す 〜ターミナル?シェルとは?〜
はじめに
私はIT企業の営業職からデータサイエンティストに転職しました。
独学やスクールでPythonを使った分析・開発を学んできましたが、実務で扱うようになってから「基礎をきちんと理解しておきたい」と感じ、一から学び直すことにしました。
このシリーズでは、学びの整理やアウトプット、そしてモチベーション維持を目的にZennで記事を書いていきます。
ターミナル?シェルとは?
きっかけ
これまでの学習では、主に Google Colab や JupyterLab を使ってPythonを書いており、ターミナルはほとんど使っていませんでした。
しかし、業務でチーム開発を行うようになると、
- GitHub を使った共同開発
-
AWSやAzure 上での実装
など、環境構築やコマンド操作の必要性が増えてきました。
「なんとなく分かっている」では通用しない――そう感じたため、ここでターミナルとシェルについて整理します。
ざっくり全体像

ターミナル・コマンドライン・シェルの関係イメージ
-
ターミナル:コマンドを入力してパソコンに命令できるアプリ
-
コマンドライン:文字で命令を入力する場所
-
シェル:入力されたコマンドを解釈し、OSに伝える翻訳者のような存在
-
bash:Linuxで長年使われている定番シェル -
zsh:bashをベースに機能強化されたシェル(macOSの標準)
-
📝 ポイント
マウス操作でも同じ作業はできますが、開発や自動化ではコマンドラインの方が「速くて正確」です。
よく使う基本コマンド
| コマンド | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
pwd |
今いるディレクトリを表示 | /Users/yourname |
ls |
ファイル・フォルダの一覧を表示 | ls |
cd |
ディレクトリを移動 | cd Desktop |
mkdir |
新しいフォルダを作成 | mkdir test |
touch |
空のファイルを作成 | touch memo.txt |
rm |
ファイルを削除 | rm memo.txt |
rmdir |
空のフォルダを削除 | rmdir test |
rm -r |
フォルダと中身をまとめて削除 | rm -r test |
rm -ri |
削除時に確認を求める | rm -ri test |
exit |
ターミナルを終了 | exit |
コマンド実行のイメージ
# デスクトップに移動
cd ~/Desktop
# フォルダを作成
mkdir practice
# フォルダ内に移動して空のファイルを作成
cd practice
touch hello.py
終わりに
今さらながら、ターミナルやシェルの仕組みを学び直して本当によかったと思います。
データサイエンスの業務では、分析だけでなく「環境構築」や「チーム開発」も重要なスキルです。
今後はコマンド操作も武器にして、よりスムーズに業務を進めていきたいと思います。
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