🔖

【Cursor不要?】超進化してるGitHub CopilotでCodexCLI(ChatGPT)の週次制限を生き抜く方法

に公開

GitHub CopilotがAIエージェントとして超進化してました!CodexCLIと併用すればコスパ最強!


CodexCLIばっかり触ってる私ですが、ChatGPTのPlusプランなので週次制限に引っかかります。本業がエンジニアならProプランも視野ですが、そこまでゴリゴリコードを書くわけではない…。

サブ垢は規約的にグレーだし、Claudeに課金するのも違うので「Cursor」にしようかな思ってましたが「GitHub Copilot」がコスパ最強すぎて、私はこれだけで十分でした(+月額1,500円程)。

CLIツールが成熟した今、あえて「Cursor VS GitHub Copilot」の比較をしたいなと思ってます。

【前提】CodexCLI(ChatGPT)はマスト!だけどClaudeは…?

CursorとCopilotの比較をする以前の話ですが、CodexCLIは絶対手放せません。GPT-5-Codexが優秀すぎることに加え、ChatGPTのサブスク月3,000円のオマケで使えるという破格な状況です。

そもそもClaudeの場合、ClaudeCodeを使いすぎるとWebからのチャットもできなくなります。しかしCodexCLIのレート制限はチャットとは別枠なので、ChatGPTは問題なく使い続けられる。

ClaudeはOpus4.1が最高のモデルなのですが、ClaudeCodeで使う場合はMaxプラン以上が必須(月1.5万程度)、後述するCopilotCLIで使うとGPT5-Codexの10倍のコスト(月300回→月30回)。

そんなOpusよりも優秀と言われているSonnet4.5とGPT5を、CopilotCLI経由で試しましたが、GPT5がノーミスでちゃんと動いてくれたのに対して、Sonnet4.5の方は凡ミスが目立ちました

もちろんClaudeCode自体の完成度の高さ(サブエージェント、会話履歴の巻き戻しなど)や、UIには強いらしいという話もあるので用途次第でしょうけど、GPT5(Codex)を超えた印象はない。

ClaudeとChatGPTは併用するものであって、ChatGPTの代替にはならないという考え方です。

さらに課金するなら、Cursor VS GitHub Copilotどっちが良い?

「ChatGPTの課金は避けられない」を前提とした場合、PlusプランでCodexCLIを使っていると、私の場合は2〜3日で週次制限に達してしまいます。この制限をどう回避するかが課題ですよね。

さらにClaudeではなくGPT5(-Codex)を使う前提だと、APIは高い&サブ垢は微妙とした場合に、ビジネスプランに変更して2アカウント(月9000円程度)にするほか、Cursorも検討しました。

ところが、GitHub Copilotが超進化を遂げていたので、Cursorを申し込むのはやめました(笑)

Cursor(月額3,000円程度、CodexCLIの1/4程しか使えない?)

一番致命的なのは料金体系です。ちょっと前まではCopilotと大きな違いはなかったのですが、これからはトークン数に応じて制限が加わる仕組みとなっており、私の用途では無理ゲーそうです。

まずは概算を出すために、私がCodexCLIを一週間使ったログ(npx @ccusage/codex@latest)をChatGPTに貼り付けて、「これと同じぐらいCursorで使ったらどうなる?」と聞いてみました。

┌─────────────┬─────────────────────┬────────────┬───────────┬───────────┬─────────────┬──────────────┬────────────┐
│ Date        │ Models              │      Input │    Output │ Reasoning │  Cache Read │ Total Tokens │ Cost (USD) │
├─────────────┼─────────────────────┼────────────┼───────────┼───────────┼─────────────┼──────────────┼────────────┤
│ Oct 09,     │ - gpt-5-codex       │  2,278,280 │   363,616 │   193,600 │  67,103,360 │   69,745,256 │     $14.87 │
│ 2025        │                     │            │           │           │             │              │            │
├─────────────┼─────────────────────┼────────────┼───────────┼───────────┼─────────────┼──────────────┼────────────┤
│ Oct 10,     │ - gpt-5-codex       │    524,389 │    87,303 │    47,552 │  12,972,544 │   13,584,236 │      $3.15 │
│ 2025        │                     │            │           │           │             │              │            │
├─────────────┼─────────────────────┼────────────┼───────────┼───────────┼─────────────┼──────────────┼────────────┤
│ Oct 11,     │ - gpt-5-codex       │  2,880,739 │   601,876 │   307,840 │  67,248,640 │   70,731,255 │     $18.03 │
│ 2025        │                     │            │           │           │             │              │            │
├─────────────┼─────────────────────┼────────────┼───────────┼───────────┼─────────────┼──────────────┼────────────┤
│ Oct 12,     │ - gpt-5-codex       │  2,236,533 │   432,329 │   256,064 │  39,961,472 │   42,630,334 │     $12.11 │
│ 2025        │                     │            │           │           │             │              │            │
├─────────────┼─────────────────────┼────────────┼───────────┼───────────┼─────────────┼──────────────┼────────────┤
│ Oct 13,     │ - gpt-5-codex       │    594,301 │   149,755 │    76,992 │  15,383,168 │   16,127,224 │      $4.16 │
│ 2025        │                     │            │           │           │             │              │            │
├─────────────┼─────────────────────┼────────────┼───────────┼───────────┼─────────────┼──────────────┼────────────┤

あくまでAIの出した結論ですが、「CursorならCodexCLIの1/4しか使えない」という回答でした。

Cursorの使い勝手自体にも不満があり、例えば私は「セカンダリーサイドバー(右側)」にCodexやSFTPなどの拡張を複数表示しているので、優先度の低いCursorチャットは右側に移動したい。

しかし、再起動したら元に戻ったり、チャット消したら右サイドバー自体消えちゃう仕様?です。VSCodeの拡張も一部使えないものやインストールが面倒など、IDEとして少々イマイチでした。

そもそも私はVSCodeではなくJetBrainsのPhpStormを長らく愛用しており、FTPや検索などIDEの完成度はJetBrainsの方が高いと感じてますが、Cursorは別のIDEで利用することはできません。

一応「Cursor CLI」もありますが、後述のCopilotもCLIがリリースされたので差別化はしにくい。Cursorを選ぶ場面は「巨大モノレポを網羅的に操作」する用途などに限定される気がしました。

GitHub Copilot(月額1,500円程度、月300回&無制限モデル)

そんなCursorと比べると人気が無い?GitHub Copilotですが、半額なのに↑を全部解決してます

まず、CopilotはGPT-5 CodexだけでなくSonnet4.5なども使えます。これはCursorも同じですが、制限がトークン数ではなくリクエスト数(月300回)となっているので、重い処理にも使えます。

さらに、GPT4.1など軽いモデルなら無制限で使えます。試しに私のzennリポジトリ(75記事弱)の質問をしたら、記事を探して答えてくれました。社内資料チャットボット程度には十分使える。

> Window 8や Window 10などでタッチ操作時、mousemove などのイベント上手く動かない場合、どうすればいいか記事探して教えて

「Windows 8 や Windows 10 でタッチ操作時に mousemove などのイベントがうまく動かない場合」について解説している記事は 201607030000.md です。

要点は以下の通りです。

該当の要素にCSSで touch-action: none; を指定すると、mousemove などのイベントが正常に動作する場合がある。
これはブラウザ標準のタッチ操作を無効化することで、JavaScriptのイベントが正しく発火するようにするため。
ただし、Firefoxは(記事執筆時点で)touch-action: none; をサポートしていないため、別途工夫が必要。

詳細は 201607030000.md をご参照ください。

Opus4.1も一応使えます。GPT5-Codexの10倍(月300回→月30回)なので常用はできませんが、リクエスト数が余った月などにテストするぐらいは使えるでしょう。大規模リファクタ依頼とか。

本家VSCodeの拡張として動きますし、なんならJetBrains製IDEにも(完璧ではないものの)対応しています。要するに「CursorというIDEに依存する必要がない」という点も魅力なんですよね。

Copilot CLI」もリリースされたのでターミナル操作も可能。無制限モデルやGPT5-Codexが使えない?(GPT5は使える)などの欠点は目立ちますが、最低限の機能は揃っている印象でしたね。

Cursorの強みである巨大モノレポの操作性は比較できませんが、Serena などMCPを使ってカバーできる可能性もあるので、まずはCopilot、ダメならCursor、という順で試すべきかと思います。

CodexCLI&Copilotの使い方のコツ!計画→小分け→リファクタ

最後に、私が色々試して良かったAIエージェント(CodexCLIとCopilot)の使い方をまとめます。

必ずGitなどによるバージョン管理下で操作する

AIエージェントの真価は自動承認(都度OKしないで全自動で作業させる)で発揮します。しかしプロンプトの入力ミス等により、データすべて破壊される可能性もある諸刃の剣 でもあります。

なので、最低でもバージョン管理で戻せるようにしておきましょう。もちろんGITで戻せない処理(MySQLやDocker、SSH接続先で行った作業など)もありますので、バックアップは必須です。

いきなり作業させない!必ず計画を立てさせる

どんなに小さいタスクでも、最初に計画を提案させたほうがいいです。以下はプロンプトの例。

返答は日本語で、AGENTS.mdなど確認してください。
このプロジェクトは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

****.jsの仕様変更したいです。〜〜〜が〜〜〜であることに疑問があり、
〜〜〜から〜〜〜に変更することで、この問題を解決できないでしょうか。

修正するかどうかはあとで判断するので、まずは調査と提案のみお願いします。

GPT5-Codexは超優秀ですが、人間の介入なしで仕様を確定させるのは難しい印象がありました。なので最初は提案のみをお願いし、考えてくれた仕様をチェックしながら詳細を詰めていきます。

なるべく作業は小分けにし、会話履歴は分ける

ある一定のラインを超えると急におバカさんになる問題。これは慣れるまでコツが必要ですが、私の場合はCodexCLIだと下に表示されてるトークン使用率?の数値が80%未満だと危険信号。

  69% context # バージョンによってコロコロ変わりますが、こんな感じのが下に表示されます。

さらに70%未満ともなれば、ほとんど言うこと聞いてくれません。冒頭伝えたルールは無視するわ、「修正しました」と言ってるけど一切やってないなど、当たり前のように嘘をついてきます。

PlusプランとProプランでトークン数の制限も違うようです。Proプランなら全然違うのかなぁ…。

一段落したタイミングでリファクタを依頼する

仕様変更や機能追加後、前のゴミコードやマニュアルが未整備のままになってることが多いです。

返答は日本語で、AGENTS.mdなど確認してください。
このプロジェクトは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現在のコードを見て、不具合チェックやデバッグなどを行って下さい。
あわせてAGENTS.mdやREADME.mdなどの記載と実装に差異があったり、
無意味な実装が混ざっている場合はその提案もお願いします。

過去の名残で無意味な実装や、コードとマニュアルなどの
差異があるかもしれず。それらをまずは把握したいからです。

修正するかどうかはあとで判断するので、まずは調査と提案のみお願いします。

このようなプロンプトを定期的に、かつ必ず新しい会話で実施することでバグを潰してくれます。CopilotでClaude系にもチェックしてもらえば、モデルによる差異も軽減できるので良いですね!

[まとめ] まずはCodexCLI(ChatGPT)+GitHub Copilotを試そう

一昔前までのGitHub Copilotは、自動補完ぐらいしか出来なかったイメージですが、今となってはCursorに負けないぐらい機能が充実してきており、AIエージェントとして十分使えるレベルです。

個人的には、無制限で簡易NotebookLMみたいに使える点も気に入ってます。MCPを経由すればMySQLの簡単な集計ぐらいはできるかもしれません。これから色々試してみたいと考えてます。

なんと言ってもコスパ良すぎるので、CodexCLI両刀遣いの皆様はぜひ一度使ってみてください!

Discussion