【Nuxt x Rails】サンプルTODOアプリ - Docker編
今回検証目的でフロントに Nuxt、バックエンドに Rails、インフラに AWS を使って以下のような TODO アプリを作りました。
この記事では Docker に関する解説を行います 🙋♂️
- 以下の記事で全体の解説を行っています。
- 全ソースコードはこちら
環境
- ローカル(docker)
# docker -v
Docker version 20.10.12, build e91ed57
- インフラ構成図
全体像
コンテナとしては 3 環境立ち上げるようにしていて、それぞれweb
、app
、db
というサービス名となっています。
先にdocker-compose.yml
の解説をしておきます。
version: '3'
services:
db:
image: mysql:5.7
environment:
MYSQL_ROOT_PASSWORD: password
MYSQL_DATABASE: root
ports:
- "3306:3306"
volumes:
- ./tmp/db:/var/lib/mysql
app:
build: docker/app
tty: true
volumes:
- ./api:/api
- ~/.ssh:/root/.ssh
ports:
- "8000:8000"
depends_on:
- db
environment:
AWS_ACCESS_KEY_ID: ${AWS_ACCESS_KEY_ID}
AWS_SECRET_ACCESS_KEY: ${AWS_SECRET_ACCESS_KEY}
AWS_DEFAULT_REGION: ap-northeast-1
web:
build: docker/web
ports:
- "3000:3000"
volumes:
- ./front:/var/www/html
tty: true
web と app は Dockerefile から立ち上げるようにしていますが、db は mysql のイメージをそのまま使っています。
ローカル環境ということもあり、パスワードなどはベタ書きしています。
特筆すべきことはあまりないですが、app
は docker の中から capistrano を使ってデプロイを行いたかったので、AWSCLI の設定を行っています。
また、ssh の設定をローカルの Mac のものと共有させるために~/.ssh:/root/.ssh
というようにそのままマウントしています。
app
Ruby を Docker で立ち上げています。
本番環境は puma と nginx を使っていますが、ここでは単純にrails s
で立ち上げるのみとしています。
起動前にいかの環境変数を定義しておく必要があります。
AWS_ACCESS_KEY_ID
AWS_SECRET_ACCESS_KEY
- Dockerfile
FROM ruby:2.6.6
RUN apt-get update && apt-get install -y \
build-essential \
libpq-dev \
default-mysql-client \
nodejs \
sudo \
vim
RUN curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip" && \
unzip awscliv2.zip && \
sudo ./aws/install
RUN curl "https://s3.amazonaws.com/session-manager-downloads/plugin/latest/ubuntu_64bit/session-manager-plugin.deb" -o "session-manager-plugin.deb" && \
sudo dpkg -i session-manager-plugin.deb
RUN mkdir /api
WORKDIR /api
COPY Gemfile /api/
COPY Gemfile.lock /api/
RUN bundle install
ruby のイメージは suffix をつけない場合 debian になるようです。
bash and apt が使えます。
参考:Ruby - Official Image | Docker Hub
- 起動用の Gemfile
bundle install を行うために、Gemfile が必要だったのでdocker/app/Gemfile
とdocker/app/Gemfile.lock
を配置しています。
.lock の方は空ファイルですが、Gemfile
は rails のみ記載しています。
source 'https://rubygems.org'
gem 'rails', '~> 6.1.4'
web
Nuxt を動かすためのコンテナです。
yarn dev
で動かすため、ただnode
を入れているだけです。
FROM node:16-alpine3.14
WORKDIR /var/www/html
RUN apk update && \
npm install -g npm
EXPOSE 3000
ENV HOST 0.0.0.0
alpine ベースの軽量なものを使っているので bash が使えません
Makefile
による短縮コマンド)
起動方法(この技最近良く使うのですが、Makefile
をコンパイル用ではなく、単なる短縮コマンドの定義用に使用しています。
例えば
make up
make bash
とかでapp
コンテナに入れますし、起動したいときは
make up
make web
make app
と打てば環境が起動します。(make web
とmake app
は別ターミナルで実行)
up:
docker compose up -d
build:
docker compose build --no-cache --force-rm
remake:
@make destroy
@make up
stop:
docker compose stop
down:
docker compose down --remove-orphans
restart:
@make down
@make up
destroy:
docker compose down --rmi all --volumes --remove-orphans
destroy-volumes:
docker compose down --volumes --remove-orphans
ps:
docker compose ps
logs:
docker compose logs
log-app:
docker compose logs app
log-app-watch:
docker compose logs --follow app
ash:
docker compose exec web ash
bash:
docker compose exec app bash
web:
docker compose exec web yarn dev
app:
docker compose exec app bundle install
docker compose exec app bundle exec rails s -p 8000 -b '0.0.0.0'
db:
docker compose exec db mysql -h localhost -ppassword
もちろんMakefile
を使わなくても、上記のコマンドをそのまま打てば全く同じことができます。
私は上からlogs
くらいまでは固定で使いまわしています。
まとめ
割と簡易的な説明になりましたが、このファイル類を置いとくだけで環境構築できるのはありがたいですね。
app
はweb
からでなくてもcurl
コマンドなどで直接実行することもできるので、かなり便利です。
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