PC歴約30年にしてWindowsからMacに乗り換えて感じたこと
まえがき
会社でも自宅でもWindows PCを使っていたのですが、2023年の年末に自宅用のPCとして Mac Book Pro を購入しました。Windowsから乗り換えた時に感じたことを書いていきたいと思います。
PC 使用遍歴
- 1990年頃〜: MSX turbo R
- 1993年頃〜: PC9821 (MS-DOS)
- 1996年頃〜: PC9821 (Windows) + Workstation (FreeBSD/Linux)
- 2002年頃〜: Windows PC
基本的に今までMacを使ったことはないです。
Macに乗り換えた背景
2023年の年末に妻が急遽PCを必要としていて、とりあえず今まで使っていたWindows note PC を渡しました。その後自分用のPCも探すことになったのが直接のきっかけです。
以前よりiPhoneアプリを作ってみたいなんて思っていたのと、家でヘビーにPCを使うこともなかったので、Macでも問題ないのでは?と半ば思いつきで中古のMacbook Proをヤフオクでポチってしまいました。
乗り換えた機種
こんな時代に Intel Mac です。
- Macbook Pro (2018)
- CPU Core i7 2.7GHz Quad core
- メモリ 16GB
- SSD 1TB
- Sonoma
メモリとSSDは大容量のものを選びましたが、予算5万円に抑えました。
本題
Windows との違いに戸惑った部分
- キー配列の違い
これはなんとなくわかっていたので覚悟はしていたのですが、単にWindowsのCtrlキーがCommandキーに変わるわけではなく、別途Ctrlキーもあることを知りませんでした。
一番迷うのはCtrl+Cで、WindowsだとコピーとShellでのプログラム中断が同じCtrl+C なのですが、Macでは Command+C と Ctrl+C に分かれているということですね。
慣れるしかないんですが、キーの配列を変えてもWindowsと全く同じにならないということがわかりました。
ちなみに、漢字と英数の切り替えは専用キーもありますが、Ctrl+Space が昔のUnixぽくて好きです。 - \ (バックスラッシュ) と ¥ (Yen) が区別されている
Windowsだとこれらの文字コードが同一コードに割り当てられていたりして、フォントの違いが問題になったりしますが、Macの場合、Unicode採用で別の文字として認識されるんですね。正規表現を使うプログラムで'¥' を使ってもメタ文字として認識されなくて1週間以上悩みました。検索すれば解決策は見つかるのですが、OSの設定で '¥' キーのデフォルトを '' に変更しました。 - フォルダを別のフォルダにドラッグ&ドロップした時の動作が違う
Windowsの場合フォルダの中身をマージしてくれるイメージなんですが、Macの場合は置き換える動作がデフォルトですね。何回か間違えてドロップ先のフォルダの中身を消しちゃいました。
Mac 最高! な部分
- 色々アプリを起動したまま何日も使える
これ基本だと思っているのですが、前に使っていたWindows PCだと何日に一回か落ちて再起動ということが多かったです。多分ダメPCだったとは思うのですが・・・ - OSの再起動後にそれまで起動していた状態を復元してくれる
OSを再起動すること自体あまりないものの、やはりなんか不安定になったというときには再起動します。
それまで使っていたWindowの位置までちゃんと再現されて、特にShellではscreen を使ったの如く再起動前の作業が再現されるので非常に助かります。 - iPhone (iOS) との親和性
Macは初めてなんですが、実はiPhoneは4の頃から使っていまして、OSの設定画面などがまんまiOSなのでスッと入っていけた気がします。iCloud によりパスワードのキーチェーンが共有されるとか、Air Dropでいろんなものをやり取りできるので良いです。GarageBandだと録音用のマイクとしてiPhoneを使えたりもします。もっと早くMacにしておけば良かったと思う部分です。
やっぱりWindowsじゃないとダメだった部分
- Macにはないソフトがある
これは仕方ないですね。使っていた年賀状ソフトとかSteamのゲームがWindowsにしかありませんでした。
Windowsの休眠ライセンスがあったので、VMWare fusion player に Windows 11 を入れて起動したところ問題なく使えました。Steamのゲームは3Dバリバリのだと遅かったりするのかもしれません。
その他音楽系ソフトなどでいくつか動かないのはあるのですが、常時使わないのでそこはもう断捨離で。 - Air printだと細かい設定が効かない
使っているCanonの安いプリンタ (TS3330)はMacのAir printの未対応で独自ドライバはないのですが、ハガキの紙質設定ができなかったり、ちょっとずれたり、また(手動)両面印刷ができなかったりします。これも上記のWindowsに専用ドライバを入れてWindowsからプリントすることで回避しています。
総じて解決はできているのでMacを使わない理由にはなりませんでした。
困っているメインが年賀状の印刷で年1回だから我慢できるのかもしれません。
まとめ
戸惑った部分やダメな部分を多く書いたものの、全体的にはMacに乗り換えて良かったと思います。
なんだか触りたくなります。明らかに自宅でPCに触る時間が増えました。プログラミンやオンライン学習など自分のスキル向上の時間が増えています。
これは色々なアプリやらを起動したまま何日も使えるため、すぐに作業が再開できる心理的安心感が大きく影響していると思います。そんなのWindowsでもできるよと言われればそうなんですが、今まで使っていたWindows PCはそうではなかったので。
もちろん、Windowsがダメと言っているわけではなく、たまたま持っていたPCがよくなかったのでしょう。仕事ではこれからもWindowsに付き合っていく必要があり、仕事用のPCはそこそこ快適に使えています。
なお、最初に妻に渡したWindows PCですがバッテリの持ちが悪いなど余りにもへぼく、結局新品のMacbook Air (M1,2020)を購入しました。妻は仕事ではWindowsを使っているのですが、特に問題なく使えているようです。やっぱりMacっていいのかも。
Discussion
こんにちは。
御記事中で、Mac の command キーのことだろうと思いました(option キーではなく)。
kkddさん、
こんにちは。ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りです。記事を修正しました。