「エンジニアリング思想」とは?
どうも、とがみん(@togamin27)です。
エンジニアとして、機能企画から設計開発、運用等、システム開発に関連する一連のプロセスを経験した後、マネジメントの領域へ足を踏み入れてきました。
そんな中、数々の失敗経験を積み重ね、人と向き合うことに恐れを感じ、キャリアに向き合う中で「コーチング」と出会いました。
そして、自身の内面に深く向き合ってきたのが、ここ1年半の出来事です。
向き合う中で、これから探求していきたい「テーマ」が湧き上がってきたのが2023年も終わりに差し掛かる頃。
「組織エンジニアリング」
では、「組織エンジニアリング」とは何か?
その問いを探求する前に、まずは 「エンジニアリング」 とはそもそも何なのか?
その概念の根本について、自身が紐づけている思想を探求しようと思います。
「エンジニアリング」のイメージ
そもそも「エンジニアリング」とは何なのか?
その言葉を聞いて、どのようなイメージが湧いてくるでしょうか?
- 専門性の高い技術を扱うイメージ
- 一部の専門性の高い人が取り組むイメージ
- 新しい技術を開発し、実用に役立てるイメージ
インターネットを漁る中で、「専門性」「属人性」「実用化」 という3つのキーワードが、浮かび上がってきました。
「エンジニアリング」は、理論や技術を具体的な製品やソリューションに変換する「プロセス」のことで、一般的には高度な専門性を持ち、特定のエンジニアのみが取り組むイメージがあります。
多くの人にとっては、専門家のみがアクセスできる概念と感じ、無関心/または自分とは遠い概念として遠ざける傾向があるのではないでしょうか?
「エンジニアリング」の探求
ざっくり「エンジニアリング」という概念を整理しましたが、それに対してどう感じるでしょうか?
個人的には、まだまだ、本質に辿りついていない表面をさらったような感覚が残っていて、「本当にそうなのか?」という問いが生まれ、探究心が掻き立てられます。
「エンジニアリング」は、単に高度な専門性を持つエンジニアが製品やソリューションを生み出すプロセスではなく、「探究心」 を核に持つ深い思想のように感じています。
では、「エンジニアリング」とは何なのか?
改めて本質に意識を向け、要素分解して整理すると 「探究心」「持続的進化」「創造」 という3つのキーワードが湧いてきました。
また、下記のようなインプット(黄)/プロセス(紫)/アウトプット(橙)の構造があるのではないか?と考えています。
「専門領域」と「専門性」に対して、仮説検証サイクルを回し、「専門性を向上」しながら「新たな価値」をアウトプットする。
ここでいう「専門領域」とは、特定の分野のことで、IT技術に限らず、コーチング、料理など、様々な分野に適用可能で、「専門性」とは知識や経験の専門度合いのこと。
「エンジニアリング」は特定の人やロールに限定される概念ではなく、どの分野にも開かれており、「探究心」を持つことで、誰もがその世界への一歩を踏み出すことができるものだと考えています。
探究心を核とした持続的進化を通して価値を生み出す具体例としては、「市場を探求し、サービスを最適化していく」、「プロダクト開発において、要件の変更に柔軟に対応していく」等が挙げられます。
まとめ
「エンジニアリング」とは何か?
「エンジニアリング」とは、単に専門的な技術や知識に留まらず、「探究心を核とした仮説検証サイクルを通して専門性を進化させ、新たな価値を創造するプロセス」 のことと考えました。
この思想は、特定のエンジニアに限定されず、どんな分野にも適用可能で、誰もが参加し、成長するための普遍的な概念と捉えています。
最後に
今回の記事では、「エンジニアリング」という概念と自身がそれに対して持つ思想について探求しました。
今後は、Zennでこのテーマに関連するさまざまな記事を投稿する予定です。
現在読んでいる書籍に基づいた記事も準備中ですので、引き続き、どうぞよろしくお願いします!
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