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JANOG53 NETCON 「Level1-1」問題解説

2024/01/20に公開

JANOG53 NETCONにて出題した「Level1-1」の問題解説を行います。

問題

トポロジ図

本文

あなたはT社の社員です。T社はローカルAS運用をしています。
T社ではRT1とRT2の2つのルータがあり、RT1は経理部でRT2は人事部のものとして運用されています。
そこで、あなたは上司として部下に「以下のトポロジを使って検証用のPC1とPC2間が疎通する」ように依頼しました。
しかし、部下から

「BGPでネイバー情報を入れてピアを張れたと思ったのですが、通信が通りません!」

と言われました。
そのため、あなたが

  • iBGPのネイバーが張れているかの確認
  • 検証用のPC1とPC2間でiPingが通る

の確認ををしましょう。

制約

  • Routerのみいじって良いこととする。
  • 必ずiBGPを用いで各それぞれのルータがもつ検証用のPCセグメントの経路情報を広報すること

達成条件

PC01とPC02間でPingによる疎通確認が行えること。
以下のコマンドを実行をして、どちらの結果もパケロス率が0%であること。

pc01$ ping 172.30.0.1
pc02$ ping 192.168.1.1

解説

今回は、iBGPのネイバーが張れない問題を解決しなければなりません。そしてiBGPのネイバーはloインターフェイスを使ってピアを張っています。しかし、この時に注意したいこととして、

それぞれのルータは相手のloインターフェイスのIPを知らない

そのため、loインターフェイスを知らせる用に別のルーティング方法を追加する必要があります(OSPFやRIP、static等)。今回は、OSPFでloインターフェイスを知らせる方法を例として以下に記載させていただきます。

RT02
(config)# router ospf 1
(config-ospf)# router-id 10.254.1.1
(config-ospf)# address-family ipv4 unicast
(config-ospf-af)# exit
(config-ospf)# area 0
(config-ospf-ar)# int loopback 0
(config-ospf-ar-if)#exit
(config-ospf-ar)# int gi0/0/0/1
(config-ospf-ar-if)# exit
RT03
(config)# router ospf 1
(config-ospf)# router-id 10.254.1.2
(config-ospf)# address-family ipv4 unicast
(config-ospf-af)# exit
(config-ospf)# area 0
(config-ospf-ar)# int loopback 0
(config-ospf-ar-if)#exit
(config-ospf-ar)# int gi0/0/0/2
(config-ospf-ar-if)# exit

最後に

loインターフェイスでBGPのピアを貼ろうとした時に、つい経路交換を忘れていると一生ピアが張れないままになってしまいます。ちなみに、この問題は自分の経験から出してみました。最後になりますが、本問題にチャレンジしてくださりありがとうございました!!

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