WindowsでKotlinの開発環境構築 at IntelliJ
はじめに
Zennで情報発信をし始めた経緯
会社の研修の一環として、「定期的にZennを用いて情報発信をしていく」ということで始めたものです。
定期的な情報のアウトプットを行うことで、より学び得た内容の理解を深めていき、エンジニアとしてのスキル向上に繋げていこうと思っています。
記念すべき最初の記事のテーマは、「Kotlinの環境構築」 となります。
誤字脱字や知識不足など、つたない点があると思いますが、温かく見守っていただけますと幸いです。
なぜKotlinを選んだのか
学生時代、卒業研究の一環でとある官公庁と合同でiOSアプリケーションを作成したことがありましたが、エンジニアとしての案件を含めAndroidアプリケーションを作成したことがありませんでした。
エンジニアとして働いた時から、Android向けモバイルアプリケーションの制作に興味関心を持っていました。
いい機会だと思い、あまり触ったことのない「Kotlin」を用いて、何かしらのアプリケーションを制作してみようと思い選定しました。
いいアイディアが思いつき、形にできたらストアに公開してみようと思いますので、見かけた際はインストールいただけますと幸いです。
Kotlinの環境構築
JDKの導入
Kotlinは、JVM(Java Virtual Machine)で動作するプログラミング言語です。
その為、JVMをインストールを行っていない場合、インストールが必要となります。
①JDKのダウンロード
以下のOracleの公式サイトにアクセスし、インストールするOSに応じたインストローラをダウンロードします。
今回は、Windowsにインストールしますので、Windowsタブの「x64 Installer」のダウンロードリンクを押下することでダウンロードできます。
②JDKのインストール
ダウンロードした「jdk-xx_windows-x64_bin.exe」を押下することで、インストールウィザードが立ち上がります。
「次」を押下するとインストールフォルダを選択する画面が表示されます。
デフォルトでは、「C:\Program Files\Java\【JDKのバージョン】」にインストールされますので、必要に応じて変更してください。
「次」を押下すると選択したフォルダにJDKがインストールされます。
インストール完了画面が表示されましたら、「JDKの導入」完了です。
IntelliJの導入
続いて、IntelliJというIDE(統合開発環境)を導入します。
IntelliJを開発しているJetBrainsという会社は、Kotlinの開発元となりますので、公式のIDEといっても過言ではありません。
そのことから、IntelliJは無料でJavaやKotlinをサポートしているため、IntelliJを選んどけば安心かと思います。
①IntelliJのダウンロード
以下の公式サイトにアクセスし、ダウンロードボタンを押下します。
Communityのダウンロードボタンを押下します。
Communityは無償で、Ultimateは有償ですが、無償でもKotlinやJavaはサポートされているので問題ありません。
②IntelliJのインストール
ダウンロードしたexeファイルを押下することで、インストールウィザードが立ち上がります。
「Next」を押下するとインストールフォルダを選択する画面が表示されます。
デフォルトでは、「C:\Program Files\JetBrains\IntelliJ IDEA Community Edition 【バージョン日付】」にインストールされますので、必要に応じて変更してください。
それ以外の設定はデフォルトのまま「Next」を押下し、「Install」を押下します。
インストール完了画面が表示されましたら、「IntelliJの導入」完了です。
実際にKotlinを実行してみる
①IntelliJのセットアップ(日本語化)
IntelliJを起動すると以下のWelcome画面が表示されます。
IDEのデフォルト言語が英語の為、日本語化プラグインを導入します。
「Plugins」タブを押下し、「japan」と入力し検索、「Japanese Language Pack / 日本語 言語パック」の「Install」ボタンを押下します。
再起動すると、日本語化されたWelcome画面が表示されていれば日本語化完了です。
②Kotlinのプロジェクトを作成
IntelliJの「新規プロジェクト」より、以下の内容を設定し、「作成」を押下します。
- 任意のプロジェクト名を「名前」のテキストボックスに入力
- 言語を「Kotlin」に設定 (デフォルトは「Java」になっています)
- JDKがインストールしたJDKのバージョンに設定されていることを確認
下記のような画面が表示され、「Main.kt」というファイルが作成されていれば、Kotlinのプロジェクト作成が完了です。
また、「.kt」という拡張子は、Kotlinの拡張子となります。
③実行
さっそく、Kotlinを実行してみましょう。
ファイルを新規に作成して実行するのもいいですが、最初からサンプルプログラムが用意されておりますので、それを実行します。
右上の再生ボタンを押下すると、コンパイルされ、下のコンソールに「Hello World!」が表示されたことが確認できます。
まとめ
今回はWindowsとIntelliJを用いて、Kotlinの開発環境を構築しました。
構築手順はとても簡単ですので、読者の皆様もIntelliJとKotlinを用いたAndroidアプリ開発に挑戦してみてはいかがでしょうか。
それでは、ここまでお読みいただきました読者の皆様、ありがとうございました。
参考サイト
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