新卒・新社会人がITエンジニアになったらやった方が良いこと7選
概要
社会人になって、会社員として IT エンジニアになった場合、個人的にやっていた方が良いと思うことを7つ紹介。
先に大まかな結論を述べると、「常に情報のアンテナを張ること」「コツコツと社会人価値を積み上げること」 です。
勿論やらなくても問題ないが、やっておくと、時が経つ程に大きな差が生まれると思われる内容です。ご参考までに🙌
対象者
- 新卒社会人として IT エンジニアになった方
- IT エンジニアになることを考えている方
❶ 転職サイトに登録をしておく
「え、いきなり転職!?」と驚くことなかれ。転職するためではなく、世の中で求められているスキル・経験に簡単に把握できるようにするため。
ただし、所属企業関係者は心配するので、必ず 「会社の閲覧ブロック」「企業ブロック」 等の設定を有効にして、自社から見えない様にしておくこと。それができない転職サイトは登録しないこと💁♂️
勿論、いつか使う可能性もゼロではないので、キャリアパスの保険の意味も含めて登録・更新しておく。
所属企業が、「求められる技術やスキルを把握するため」という理由が通らなそうな厳しい会社の場合は、アカウント登録をせずにブックマークだけして、検索しやすくしておくこと。
転職サイトの例
- DODA(デューダ)
- ビズリーチ
- グリーン
- ギークリー
- レバテックキャリア
- paiza(パイザ) ※ 翌年以降に、スキルチェック診断でランクを C 以上にしておくと良い
- マイナビ転職 ※「マイナビ IT エージェント」は今のところ様子見が良いかも
- ウィルオブテック(WILLOF TECH)※ 派遣会社「ウィルオブ」の別事業、IT転職向けサービス
※ 登録は1〜2サイトで良い
※ サイトの会社から連絡が来てしまうこともあるが、その時は 「情報収集のため」 に留めて断ること。対応がかなり面倒くさいことが多いので、実際に話をする機会はしばらく作らない方が良い。
注意:フリーランス向けの IT エージェントには登録しないこと
個人の副業やフリーランスを営業支援する傾向が強い IT エージェントは、ある程度の実績を求められる上、参画案件で失敗が続くと、エージェント企業内で、悪印象を持たれたり、ブラックリスト入りする可能性もあるので、後々を考えると 未熟なうちは登録をオススメしない🙅♂️
経験が乏しい状態で関わると、慣れない本業にも支障が出る上、自分が苦労するだけでなく、後で成長した時に活動のハードルが上がってしまう。
IT エージェント例
- レバテック(レバテックキャリアではない、本サービスの方)
- クラウドテック
- ココナラエージェント
❷ クラウドソーシングサイトに登録しておく
これも「転職サイトに登録しておく」理由と同じ。
会社が副業禁止の場合で、「求められる技術やスキルを把握するため」という理由が通らなそうな厳しい会社の場合は、アカウント登録をせずにブックマークだけして、検索しやすくしておくこと。
転職サイトとの違いは、募集内容が「人材」ではなく「仕事の問題解決」なので、人材というより「技術」寄りのニーズがわかりやすい。
ただし、企業案件レベルではなく、個人案件・小規模案件レベルが圧倒的に多いので、社会全体のニーズだとは思わないこと🤫("個人レベルでもできる仕事" がどんなものかを把握するのに丁度良い)
❸ スキルシート(職務経歴書)を作成する
IT エンジニアとして(もしくは、社内SE、情シス部門などの仕事)の実務経歴をまとめた書類。
「Google スプレッドシート」等、いつでもどこでもすぐに編集可能な状態で作成するのがおすすめ。具体的な書類のテンプレートは、各種転職サービスや Web 上に無料でたくさん転がっている。
スキルシートは、転職/副業/フリーランス、全て場面で自分のスキルを知ってもらうために必ず提出するものだが、そもそも 自分のスペックを可視化したり、キャリアパスや将来の参考にしたり、自分を顧みたりするため に作るべき。
作成したら、3ヶ月〜半年に1回のペースで更新 することをおすすめする。
スキルシートを更新することでわかりやすくなる情報は内容は以下。
- 現在経験している、言語/フレームワーク/ミドルウェア/ツール など
- 自分が経験しているポジション(上流工程〜下流工程)
- どんな規模の案件を、どれくらいの期間経験しているのか
- どんな業界での経験が多いのか
- 今後どんなスキルを身につけた方が良いか
- 今の仕事は自分に合っているだろうか
❹ 技術系ブログサービスに登録しておく
IT エンジニアがよく利用するブログサービスに登録しておく。
-
技術について調べ、インプットするため
- よく見る記事や著者は、フォローやブックマークしておく
-
自分の学んだことをアウトプットするため
- 現場で自分自身が使うことができて便利
- ゆくゆく、自分のポートフォリオの1つもになる
- 技術ブログから、ヘッドハンティングやスカウトが来ることもある(経験談)
-
自分で書く場合、社外秘や機密情報にあたる内容を書かないように注意
- NGな内容例 👉 アカウント情報、実際のアプリやサービスの仕組み、漏洩につながる商品名や固有名詞
具体的に登録しておくべきサービス
- Qiita
- Zenn (このサイト)
技術ブログ以外でおすすめのプラットフォーム
動画配信系の技術サービスも、余裕があればおすすめです
❺ GitHub アカウントの作成
とりあえずアカウントだけでも作成しておき、後々利用できるようにしておくのがおすすめ。
日本語版と英語版(本家)があるが、入り口が違うだけで結局アカウントも利用メインページも同じサイトなので、どちらから登録しても良い。
これも、ゆくゆくポートフォリオの1つになる 上、GitHub をスキルシートがわりに利用するエンジニアも結構いる。
尚、現在は「二要素認証」でのアカウント作成が強く推奨されている(これから義務付けられる流れになっていきそう)。
余裕があれば、Pages を作る
アカウントがあれば、無料で静的なWebサイトを簡単に作成できる、GitHub Pages(ギットハブ・ページズ)という機能がある。ゆくゆくは、これも余裕があれば作成すると良い。
❻ connpass に登録する
「connpass(コンパス)」とは、エンジニア向けのオープンな勉強会やイベントを検索できる Web サービス。
エンジニアに特化した、勉強会やイベントを探すことができ、同じレベルの人や、業界のベテランエンジニアとリアルに繋がることができる。企業が採用募集をする目的でカジュアルなイベントを開催しているケースも結構ある。
実際にイベントに参加しなくても、どんなものが勉強会で多いのかなど傾向を把握するだけでもちょっと参考になるので、登録しておくことをオススメする。特に、狭い世界に閉じてしまいがちな業種や会社の場合は、活用するとよい。
❼ 専用の Gmail の新規アカウントを作る
これまで紹介した内容は全て、新しい1つの Gmail アカウントを作成して、それを利用する。理由は以下。
- 既存アカウントと混在すると、見づらくなって活用しなくなる
- スプレッドシートやスライドなど、無料で簡単に利用できる資料系サービスが整っている
- 動画ミーティングも Meet を使えば Zoom を利用する必要がない(無料通話時間も長い)
- プロフィールも詳細設定しなくて良いため、転職サイトやクラウドソーシングサイトの登録も気軽になる
- YouTube 等のサービスで、個人的な趣味やお気に入りチャンネルと区別することができる
- 万が一、転職や副業、フリーランスとして活動することになったら、すぐに行動できる
- 何かあったときは、最悪、そのアカウントを捨てれば生活に影響ない
まとめ
- 常にアンテナを張っておくための自動情報収集装置を用意する
- 特に最低限すべきは、「求人サイト登録」と「スキルシートの作成」
- 技術系専用の新しい Gmail を1つ作って、それを利用する
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