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Windows Defenderで特定の拡張子を除外設定したい(Intune編)

2024/03/11に公開

概要

パスワード付きZIPファイルをダウンロードすると、WindowsDefenderが誤ってウイルスと検知してしまうようです。(定義ファイル早く治らないかな〜)
業務にも支障が出ているようです。

弊社では構成プロファイルでWindowsDefenderの設定を行っています。
ただ、構成プロファイルを変更するとすべての端末で適用してしまう+反映が遅いという問題が起きるで別の方法で行いたいと思います。

利用するツール

1.Intune 管理センター
2.Microsoft Win32 コンテンツ準備ツール
3.お好きなエディタ


利用するコマンド

Set-MpPreference
Windows Defenderを設定するためのPowershellコマンドです

ローカルで試してみる

Powershellを管理者権限起動し、以下コマンドを実行します。
まずは現状設定がされているか確認します。

Get-MpPreference | fl ExclusionExtension

では、次にzipの拡張子を除外するように設定を入れたいと思います。

Set-MpPreference -ExclusionExtension ‘zip’
Get-MpPreference | fl ExclusionExtension


ExclusionExtensionに「zip」と入っていることが確認できましたね!

ちなみに、除外設定を外したいたい場合は以下コマンドを実行します。

Remove-MpPreference -ExclusionExtension ‘zip’
Get-MpPreference | fl ExclusionExtension


実行後、除外する拡張子がないことが確認できました

ユーザーに展開する方法

各自の端末で管理者権限があれば、コマンドを実行すること除外設定ができます。
(管理者権限があれば、そもそもWindowsDefenderの設定から各自でできますが)

今回管理者権限がないユーザーでもできるようにしたい+即座反映されたいので、
ポータルサイトアプリを使い展開してみたいと思います。(弊社はポータルサイト大活用中)

事前準備

  1. Microsoft Win32 コンテンツ準備ツールをダウンロードしておく

  2. 以下2つのファイルを準備します

    1. zipファイルを除外するコマンド
      ファイル名:enable.ps1
      中身:Set-MpPreference -ExclusionExtension ‘zip’

    2. zipファイルを除外させないコマンド(元の設定)
      ファイル名:disalbe.ps1
      中身:Remove-MpPreference -ExclusionExtension ‘zip’

  3. 上記で準備したファイルをMicrosoft Win32 コンテンツ準備ツールでパッケージ化する

Intune管理センターでの設定

  1. Intune 管理センターにアクセスする

  2. [アプリ] > [Windows] > [追加] > [Windowsアプリ(Win32)] を選択する

  3. 先ほど作成したパッケージを選択する

  4. 名前・説明・発行元をいい感じに設定する

  5. 以下設定する

    • インストールコマンド:powershell.exe -executionpolicy bypass -file enable.ps1
    • アンインストールコマンド:powershell.exe -executionpolicy bypass -file disable.ps1
    • インストールの処理:システム
  6. 必要条件を企業に合わせた設定を行う

  7. 検出ルールは以下設定する
    -規則の形式:検出規則を手動で構成する
    -種類:レジストリ
    -キーパス:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows Defender\Exclusions\Extensions
    -値の名前;zip
    -検出方法:値が存在する

  8. 必要なグループを設定し、公開!

公開後は、誰かに実行していただき除外設定を行いダウンロードができるようになったか確認しましょう。

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