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Podman v4.2.1 リリースノート
Podman v4.2.1がアップストリームでリリースされました。
リリースノートを日本語に翻訳したものを公開します。どんな内容があるのか把握するのにお役立てください。
以下、リリースノート日本語翻訳
4.2.1
機能
-
podman image trust set
とpodman image trust show
コマンドに Sigstore signatures (sigstoreSigned
) のサポートを追加した 。 -
podman image trust show
コマンドは新しいlookaside
フィールド名を認識するようになりました。 -
podman image trust show
コマンドはsignedBy
エントリー中のkeyPaths
を認識するようになりました。
変更点
- 重大な変更点:
podman image trust show
は同じスコープに複数のエントリーを表示できるようになり、別々の要件をより良く表現できるようになりました。1行の GPG ID は常に代替キーを表すようになり、そのうち1つだけが必要です。 -
podman generate kube
コマンドは、生成されたサービス YAML にbind-mount-options
アノテーションを追加しなくなりました (#15208).
バグフィックス
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podman kill
を使ってコンテナにシグナルを送ると Podman がデッドロックすることがあるバグを修正しました (#15492)。 -
podman image trust set
コマンドが未知のフィールドを黙って破棄してしまうバグを修正しました。 -
podman image trust show
コマンドがデフォルトスコープのシグネチャエンフォースメント設定を表示しないバグを修正しました。 -
podman image trust show
コマンドが、1つのスコープで複数の種類の要求を黙って無視するバグを修正しました。 -
podman-kube@.service
ユニットファイルのタイプミスが、そのユニット上でsystemctl status
を実行した際に警告を発生させるバグを修正しました。 -
podman image save
の--compress
オプションがoci-dir
フォーマットで誤って許可されていたバグを修正しました。 -
podman container clone
コマンドが環境変数を正しくクローンできないバグを修正しました (#15242)。 - Podman がキーに空白を含む環境変数を受け付けないというバグを修正しました (#15251)。
- Podman が
:
文字を含むファイルパスを受け付けないバグを修正しました。Windows でpodman machine
を使って一部のコマンドを実行できないようにしました (#15247)。 -
podman top
コマンドが新しい機能を unknown と報告するバグを修正しました。 - コンテナ内で Podman を実行すると、cgroup を作成できないという致命的なエラーが発生するバグを修正しました (#15498)。
-
bind-mount-options
を使用すると、podman generate kube
コマンドが不正な YAML を生成するバグを修正しました (#15170). - 生成されるコンテナ名がランダムではなく、決定論的であるバグを修正しました (#15569)。
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podman events
コマンドがカスタム--format
指定子を持つ場合に動作しないバグを修正しました (#15648).
API
- コンテナ用の Compat List エンドポイントが、Docker が行うように
HostConfig.Binds
フィールドをソートしないバグを修正しました。 - Compat List for Containers のエンドポイントが、コンテナのベースとなるイメージの名前(ID の代わりに)を送信していたバグを修正しました。
- ネットワーク用のエンドポイント「Compat Connect」が、すでに接続されているネットワークにコンテナを接続しようとすると、(200ではなく)エラーを返すバグを修正しました(#15499)。
- Compat Events エンドポイントがイメージ削除イベントのステータスを正しく設定しない(
delete
ではなくremove
)というバグを修正しました (#15485)。
Discussion