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Podman v4.1.1 リリースノート
Podman v4.1.1がアップストリームでリリースされました。
リリースノートを日本語に翻訳したものを公開します。どんな内容があるのか把握するのにお役立てください。
以下、リリースノート日本語翻訳
4.1.1
特徴
- Podman マシンイベントが Windows でサポートされました。
変更点
-
podman loadコマンドの出力はdocker loadの出力と同じになりました。
バグフィックス
-
podman play kubeコマンドが--log-optオプションを使用するとパニックになるバグを修正しました (#13356)。 - Podman がある状況下でコンテナ cgroup パスのパースに失敗するバグを修正しました (#14146)。
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--sdnotify=conmonオプションで作成されたコンテナがMAINPIDを2回送信してしまうバグを修正しました。 - LXC コンテナ内で
podman infoコマンドを実行すると、失敗することがあるバグを修正しました。 - カスタム ID マッピングを持つ Pod の pause イメージをビルドできないバグを修正しました (BZ 2083997).
- Windows 上の
podman machineVM において、API forwarding が実行されていない状態でコンテナが早期に終了することがあるバグを修正しました (#13965)。 - zombie exec セッションを持つコンテナの削除が、初回のみ失敗し、それ以降は成功するバグを修正しました (#14252)。
- データベース内のダングリングIDによってPodmanが使用不能になるバグを修正しました。
- Podman を root cgroup で実行すると、メモリ制限のあるコンテナを作成できないバグを修正しました (#14236)。
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podman runとpodman createの--security-optオプションがno-new-privileges:trueとno-new-privileges:falseオプションをサポートしていないバグを修正しました(唯一サポートしている区切り文字は=で、:ではない) (#14133). - ネットワークネームスペースを作成しないコンテナ(例:
--network noneや--network ns:/path/to/nsで作成したコンテナ)がチェックポイントからリストアできないバグを修正しました (#14389)。 -
podman-restart.serviceが有効になっていると、システムのシャットダウンが90秒間ハングするバグを修正しました (#14434)。 - コンテナ上で
podman network disconnectコマンドを実行したり、カスタムネットワークインターフェース名を設定したコンテナ上でpodman statsコマンドを root 権限で実行すると、エラーを返すというバグを修正しました (#13824)。 - リモート Podman クライアントの
podman pod createコマンドで--uidmapオプションを使用するとエラーになるバグを修正しました (#14233). - healthchecks に関連する systemd のユニットとタイマーのクリーンアップがレースコンディションを引き起こし、失敗することがあるバグを修正しました。
- リモート Podman クライアントによって作成されたコンテナのデフォルトのネットワークモードが、サーバーではなくクライアントによって割り当てられるというバグを修正しました (#14368)。
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--network=hostで作成されたポッドに参加するコンテナがプライベートネットワークの名前空間を受け取るというバグを修正しました (#13763)。 -
podman machine rm --forceが VM を停止する前に関連するファイルを削除してしまい、削除が中断された場合に問題が発生するバグを修正しました。 - コンテナのログが改行で終わっていない場合、
podman logsが最終行を省略してしまうバグを修正しました (#14458)。 - カスタムのユーザーネーム空間を使用し API 経由で初期化されたコンテナでネットワークのクリーンアップが機能しないバグを修正しました (#14465)。
- ポッドに参加するコンテナの一部のオプション(ボリュームを含む)が infra コンテナによって上書きされるバグを修正しました (#14454)。
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podman container restoreの--file-locksオプションが無視され、podman container checkpoint --file-locksによってチェックポイントされたファイルロックがリストアされないというバグを修正しました。 -
sig-proxyを有効にした Podman attach セッションに、アタッチされたコンテナが終了する瞬間にシグナルを送ると、エラーメッセージが表示されることがあるバグを修正しました。 -
podman machine startコマンドを同じマシンで複数回(同時に)実行すると、エラーが発生するバグを修正しました。 - 実行されていないコンテナに対して
podman statsコマンドを実行できないバグを修正しました (Docker との互換性のために all-0s 統計を報告するようになりました) (#14498).
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