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フロントエンドロードマップの覚書② ~Browsers~
インターネット > Browsers and how they work?
Webブラウザーは、ユーザーがグラフィカルユーザーインターフェイスを介してWebページやその他のオンラインコンテンツにアクセスして表示できるようにするソフトウェアアプリケーションです。
Browsers > Populating the Page: How Browsers Work
概要
2つの主要な課題
- レインテシ
- データ転送における指標のひとつ
- 要求してから返ってくるまでにかかる時間
- シングルスレッド
- メインスレッドへの責務を最小限に抑えてウェブ性能を改善する
ナビゲーション
DNS ルックアップ → TCP ハンドシェイク → TLS ネゴシエーション
- ナビゲーションはウェブページを読み込むための最初の一歩
- ユーザーがなにかするたびにナビゲーションが発生
- レイテンシと帯域幅が遅延を引き起こす
- 帯域幅
- 周波数帯域幅
- ≒データ伝送速度
- 速度は bps (bit per second)
- 太いほうが早い
- 帯域幅
DNS ルックアップ
- ブラウザからDNSルックアップをリクエスト → ネームサーバが IP アドレスを返す
- キャッシュされたらキャッシュから取得
- そのサイトに一度もアクセスしたことがない場合DNSルックアップが必要になる
TCP ハンドシェイク
- トランスポート層におけるホスト間プロトコル
- 3ウェイハンドシェイク
- サーバーとのコネクションを確立(仮想回線を使って通信)
- SYN(確立要求)
- SYN と ACK(確率応答)
- ACK
- UDP はコネクションこの手間を省く
TLSネゴシエーション
安全なコネクションを実現するためのもう1つのハンドシェイク
認証方式を決定 → 認証 → 鍵交換
- 最新のブラウザはTLSプロトコルに対応
- 認証フェーズ
- 一般的にはサーバ証明書によるサーバ認証のみ
- よりセキュリティが求められるサイトでは
- クライアント認証, 証明書チェーンでルート証明書がPCにインストールされているか確認
- 鍵交換フェーズ
- 昔はRSA
- 8回のラウンドトリップを経てようやくリクエストを送ることができる
レスポンス
- コネクション確立後ブラウザはHTTP GET リクエストを送信しレスポンスを返す
- レスポンスヘッダーとHTMLコンテンツを返す
- 最初のリクエストのレスポンスは First Byte を含んでいる
TCPスロースタート/14kB ルール
パケット送信に使用可能な帯域幅を検出するために仕様されるアルゴリズム
- ネットワークソフトのバランスを取る
-
輻輳を防ぐ
- 輻輳とは
- 回線にアクセスが集中して通信速度が遅延したりすること
- 例えば災害時の電話回線とか
- バッファ(データを一時保存できる領域)から漏れたりする(?)
- 効率化のために 一般的、インターネット設計的に回線を共有している
- = 統計多重効果
サーバの状態がわからない → 14kB 送る → 輻輳がおこらない → もっと送ってみよう 28kB → 輻輳を検知するまでサイズを増やす
- = 統計多重効果
- 輻輳とは
パース処理
受信したデータを DOM と CSSOM に変換
DOM ツリーの構築
- Critical rendering path (CRP)
- ブラウザがHTML、CSS、JSをレンダリングする一連の手順
DOM → CSSOM →スタイル → レイアウト → 描画
CRP① DOM
- ツリー構造
- HTML パース処理 ( トークン化とツリーの構築に分かれる )
- トークンは開始終了タグ、属性の名前と値
- パーサーはトークン化された情報をドキュメントツリーを構成するドキュメントに変換
- パーサーがノンブロッキングリソース(画像等)やCSSファイルに遭遇してもパース処理を継続
-
async``defer
のないscript
はレンダリングをブロックしパース処理を停止
(プリロードスキャナー)
- CSSやJS、ウェブフォントのような優先度の高いリソースをリクエスト
- バックグラウンドでリースを取得する
CRP② CSSOM
- ツリー構造
- JS に CSS の操作を許可するAPIセット
その他の処理
JS のコンパイル
- JS等のアセットが プリロードスキャナーによってダウンロードされる
- インタープリターによって処理され、コンパイル、パース処理を経て実行される
アクセシビリティツリーの構築
- AOM
- 補助機器向けのDOMのようなもの
レンダリング
スタイル → レイアウト → 描画 → 合成
CRP③スタイル
- DOM と CSSOM を組み合わせること。
- DOM 城の目に見えるノードとマッチングしCSSカスケードに基づいてスタイリング
CRP④ レイアウト
- ノードの幅、高さ、位置を決定する処理のこと
- 画像等のサイズがわかれば再計算(再フロー)が発生
CRP⑤ 描画
ノードをスクリーンに描画すること
- 最初に発生する描画を
first meaninghul paint
と呼ぶ - 描画は 一般的に複数のレイヤーに分解される
- 一部のレイヤーをGPUに昇格させる
- video
- canvas
- opacity
- 3D tranform
- will-change
- これらはメモリー管理の面ではコストがかかる処理のため濫用は避ける
- 一部のレイヤーをGPUに昇格させる
合成
レイヤーが重なる場合正しい順番で描画する必要がある
その他
- TTI ( Time to interactive ) : DNS ルックアップ と SSL コネクション を始める最初のリクエストからページが操作可能( First Contentful Paint: 50ms )になるまでの時間
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